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共創パートナー募集が、実は形だけという場合もあると知ると…

共創パートナー募集が、実は形だけという場合もあると知ると…

鯉沼寿慈

共創パートナー募集って、いろんなところで募集しているけども、これくらい自社でなんとかなるんじゃないのかってものを採用していたりするケースがある。

そもそも協力して生み出すサービスの規模感が?って場合もある。たかだか数千万円しか売上の上がらないサービスをわざわざ進める意味あるのと思ってしまう。

そういうものを見てると、これデキレースだと感じてしまう時があるのだが、おそらくその勘が間違いではないこともあるだろう。

オープンに募集していて、その中で決まったように見せかければ、その後スムーズに進められるだろうと思う人間がいるだろうから。

弊社は零細だけども、占いの総合企業だ。チャット占いといえば、マリーシェルという名をこの業界の人間なら知っているし、IT企業で占いを始める会社の目にもよくとまる。でも、eiiconのような共創関連では占いはなかなか難しい。そもそも色眼鏡で見られるものであるし、もうかる画を描いても、それがほんとにそうなるのかなかなか思ってもらえないから。だからある意味、共創がダメでもいいやくらいで弊社は割り切って考えている。

弊社は世界占いプラットフォーム構想を現在進めている。

実際に構想をスタートさせたのは、スマホのリアル鑑定が始まる前の今から7年前くらいだ。

占いに関しては、言語の問題さえクリアできれば、世界を相手に商売できる。

日本でもアメリカでもイギリスでもフランスでも中国でもどこでも占いは一緒で、共通言語みたいなものだ。

タロット占いの意味が異なるなんてことはないし、ホロスコープは世界どこでも同じ見方をする。

だから、言語の壁がなければ、世界を相手に商売が可能だ。

そこで掲げたのが"世界占いプラットフォーム構想"

弊社が所有するUranow(ウラナーウ)を世界中で利用できる占いプラットフォームに変貌させる計画。

アメリカ人が英語で質問すると、日本人占い師が日本語でそれを受け取り、それに対し日本語で返答すると、自動翻訳されて英語で伝わる。

中国人が中国語で質問すると、ドイツ人占い師がドイツ語でそれを受け取り、それに対しドイツ語で返答すると、自動翻訳され中国語で伝わる。

つまりは、翻訳機能が備わった占いサービスプラットフォーム、これを弊社が提供していく構想だ。

別に占いじゃなくても、それは利用できるだろうという声もあるだろうし、たしかにそうだ。

そもそも弊社の持つシステムは、家庭教師アプリと同じ機能を有しており、教育向けに展開しようとすればそれはできる。でも弊社は占い会社なので、占いで勝負したい。

占いの世界プラットフォーム。

おそらくこのジャンルなら、世界でも強力な競争相手はいないはずで、日本初でこのジャンルのTOPを狙える。

占いは世界で7億人の市場であり、ネット利用者はその中の3.5億人と推測される。

仮に1000円利用してくれれば、毎月3500億円の売上が生じる。(参考:マリーシェルの事業計画書)

世界で勝負できるのに、わざわざ日本人だけを相手にするのはバカバカしい。

目先の数億ではなく、弊社はその3500億を取りに行く。

3500億円という数字を提示するとそんなの無理だと思う人間もいるが、そもそも数億円のビジネスも3500億円のビジネスも成功するかどうかの角度はそれほど違わないと考えている。

なぜなら、たまたま狙っているところが3500億円の売上の可能性を秘めているだけで、難しいものを要求されているわけではない。コンビニのない地域にコンビニを出店させるようなもので、ニーズもあるが、そもそもコンビニとはどんなところかを知ってもらうというところから始めるのと同じようなもの。

それに弊社マリーシェルにはリアル店舗がある。

ネットで3500億円を取りに行くには、リアル店舗が不可欠で、ネットで収益の源泉を生む人材を育てる仕組みがかかせない。リアル店舗であるマリーシェル占い館は、松戸で1号店を出した際に半年で都内で老舗と言われる店の売上を一気に抜いた。2019年現在は吉祥寺でテスト展開しているが、これが成功すれば、リアル店舗はエステ店と同じように全国にチェーン展開させる。そして、同じモデルでネットで展開する世界各地に出店を進めていく。

占い店舗は、他業種の店と違って一度数字を作れば崩れない。

ジリジリと積み上げ型のビジネスモデルで、ドカンと大当たりすることはないが、ジリジリ積み上がる。

そして、SALEなどの値引きにも影響はされない。

これは世界どこで展開しても同じ状況で、占いとはそんなものだ。

世界占いネットワークの構築がうまく進むと、公的機関とのつながりも生まれるだろう。占いネットワークの中で活動するにはある種の基準やルールが必要で、どこかでライセンス導入ということを考えることになるだろう。

ここでライセンスを敷くということは、世界で展開しているわけだから、世界でのルールを作るということになる。

たいていの国際的な認証やライセンスはアメリカが握っているように個人的には思いますが、このライセンスは弊社がつながる国が握れるようになる。国の認可とかが与えられるようになるのはこちらとしてもありがたいし、そんな展開が理想だと考えている。

弊社マリーシェルは、特に日本にはこだわりはない。日本にいるバカと手を組むくらいなら、海外のかしこと組みたい。必要であれば成功のタイミングで上場を計画してもいいし、それが日本である必要はないと考えている。

弊社マリーシェルでは、2019年からこの計画をひとつずつ実行に移しているが、弊社は3500億円を狙っているのではなく、世界中からTOPの占い師を集めることができれば、その占い師でチームを組んで何か面白いことができるんじゃないかと考えているからだ。

たとえば、ブラジルの森林火災を止める方法を一瞬で見つけ実行できるかもしれないし、不治の病と呼ばれるものをそうではなくさせるものを発見できるかもしれない。

占いの世界でTOPと呼ばれる人間は決して金になびくことはない。だから、未だかつてまとまることはなかったが、彼らの考えは結構似たもので、世界占いプラットフォームを通じてそこがまとまる可能性があると感じている。

共創パートナー募集の中には、そもそもヤラセのデキレースもある。

そう割り切ってしまって、本来の自分のビジネスと向き合うと、おそらく共創パートナー先への提案の中で、パートナーなしに進められるアイデアが生まれるなど、進む道を見つけることができるのではないかと思う。

鯉沼寿慈Mari-Ciel株式会社

チャット占いアプリ市場のパイオニア。占いにおける新事業の創出を行っており、アプリ向け占いサービスとリアル店舗を展開し、国内で唯一ネットとリアルで占い事業を成立させています。チャット占いでは、提携先企業の裏切りに遭い、創業2年目で1億円以上の売上げを失う窮地に立つが、そこから復活させ、新たなアプリサービスの創出、占い店舗をコピス吉祥寺、アトレ秋葉原に次々に展開。

Mari-Ciel株式会社

代表取締役社長

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