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一般社団法人Woolly×シビックAI総合研究所が中野区立中央図書館でAI司書が来館者を案内する実証実験を実施

一般社団法人Woolly×シビックAI総合研究所が中野区立中央図書館でAI司書が来館者を案内する実証実験を実施

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一般社団法人Woolly株式会社シビックAI総合研究所は、中野区立中央図書館において、3Dアバター型AI司書「SHIORI」を活用した図書館案内支援の実証実験を開始する。期間は2026年1月24日から2月23日まで。従来は「本を選ぶAI司書」として活用されてきたSHIORIが、今回は来館者向けの案内スタッフとして機能を拡張し、図書館体験の質向上と司書業務の効率化を目指す。

背景にあるのは“定型質問”の多さ 司書の負担軽減と利用者満足度の両立へ

図書館では日常的に、「何冊まで借りられるのか」「本はどこに置いてあるのか」「利用登録の方法を教えてほしい」といった、フロア案内や利用方法に関する質問が多く寄せられている。これらは利用者にとっては重要な情報である一方、司書にとっては対応に一定の時間を要する定型業務でもある。

本実証では、こうした質問への一次対応をAIが担うことで、司書がより専門性の高いレファレンス業務や企画業務に集中できる環境づくりを検証する。同時に、初めて訪れる人でも迷わず利用できる図書館体験の実現を狙う。

よくある質問に対話形式で対応

AI司書SHIORIは、図書館入口付近に設置され、来館者からの質問に対し対話形式で回答する。対応内容は、開館・閉館時間、貸出・返却方法、予約本の受け取り方、館内ルール、CD・DVDの利用可否、駐車場や授乳室の有無、アクセス方法、館内イベント情報など多岐にわたる。

回答内容はすべて、事前に図書館側が確認・監修した情報をもとに構成されており、公共施設としての正確性と信頼性を確保している点も特徴だ。

人とAIが共存する公共空間へ

今回の取り組みは、単なる省人化ではなく、「人とAIの役割分担」を前提とした図書館DXの試みである。AIが定型的な案内を担い、人である司書が専門性や対話力を生かした支援に注力する——。その理想的な分業モデルを、実際の運用を通じて検証する。

企画・コンセプト設計を担う一般社団法人Woollyは、教育・図書館領域を中心に地域コミュニティや情報リテラシー育成に取り組んできた団体だ。一方、AI司書SHIORIを開発したシビックAI総合研究所は、AI・ICTを活用した地域活性化支援を手がけている。両者の知見を生かした今回の実証は、今後の公共施設におけるAI活用のモデルケースとなる可能性もある。

実証実験の概要

  • 期間:2026年1月24日(土)〜2月23日(月)

  • 場所:中野区立中央図書館 B1入口前

  • 内容:よくある質問への回答、館内フロア案内ほか

  • 主催:中野区立中央図書館

(指定管理者:ヴィアックス・紀伊國屋書店共同事業体)

図書館という知のインフラに、AIがどのように寄り添うのか。SHIORIの実証実験は、公共空間におけるAI活用の次の姿を示す試みとして注目される。

▲画像はイメージ

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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