NTT西日本×日本ハンドボール協会 | 山鹿市総合体育館にAIカメラを常設、映像配信事業の実証実験を実施
西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)と公益財団法人日本ハンドボール協会(以下、JHA)は、AIを用いてスポーツの自動映像配信を実現するカメラシステムを手がける「Pixellot Ltd.(ピクセロット)」(本社:イスラエル)のAIカメラを、「山鹿市総合体育館(熊本県)」に常設し、AIカメラを活用したスポーツ映像配信事業に関する共同実証実験を実施する。
実証実験の背景
近年、インターネットの普及やスマートフォン、タブレット、VRゴーグル等の様々なデバイスの登場により、時間や場所を選ぶことなくライブやオンデマンドで楽しめる「スポーツ観戦の多様化」が進んでいる。
5G時代の到来で動画視聴環境がさらに進展する中、観戦スタイルに合ったスポーツ映像コンテンツを供給するために、2019年7月9日よりNTT西日本は、朝日放送グループホールディングス株式会社、株式会社朝日新聞社、株式会社電通および株式会社日宣と、「AIカメラを活用したスポーツ映像配信事業の実証実験」を実施している。
その実証実験の中で、ハンドボールの成長産業化をめざすJHAと、「スポーツ観戦×ICT」で競技者やファン等の人々への新たな価値の創出を検討することとなったという。
実証実験の実施概要と目的
同実証実験は、「2019女子ハンドボール世界選手権大会」の会場にもなった熊本県の山鹿市総合体育館にAIカメラを常設し、体育館で行われるハンドボール試合映像の自動撮影および配信をおこない、AIカメラを用いたスポーツ映像配信事業の有効性を確認する。
なお、撮影された映像は、JHA公式ホームページ内(※)に設置する専用ページにて、生中継映像や、過去試合のアーカイブ映像等を見ることができる。
実証実験の協力体制
<NTT西日本>
・AIカメラを活用した映像配信事業の検討(共通)
・動画配信システムの構築及びAIカメラ設置に関する検証
<JHA>
・AIカメラを活用した映像配信事業の検討(共通)
・実証実験に関する施設及び大会運営者、選手等への許諾獲得や利用規約等の整理
※関連リンク:プレスリリース
(eiicon編集部)