TOYOROBO×HelloWorld Robotics、自律走行ロボットの共同開発に向けたパートナーシップ契約を締結 ラストワンマイル配送の社会課題解決へ
物流・製造・清掃領域向けロボティクス導入支援を手がけるTOYOROBO株式会社は、マレーシアでラストワンマイル配送ソリューションを展開するHelloWorld Roboticsと、自律走行ロボットの共同開発に向けたパートナーシップ契約を締結した。人手不足、再配達、配送コスト増大といった物流課題が深刻化するなか、ロボティクスを活用した持続可能な配送インフラの構築を目指す。
海外で実績を重ねた自律走行技術を日本市場へ
HelloWorld Roboticsは、自律走行ロボット分野で国際的な評価を受け、マレーシアを中心に屋外ラストワンマイル配送の実証・実装を進めてきた。多様な環境下での運用実績は、日本国内におけるイベント出展や実証実験でも成果を上げており、同社技術の安定性と拡張性を示している。
本提携により、TOYOROBOはHelloWorld Roboticsの先進技術を日本市場に導入。国内企業、自治体、商業施設を対象に、自律走行ロボットの実証から本格導入までを一貫して支援する。
EC拡大と人手不足が迫る「ラストワンマイル」の変革
EC市場の成長と労働力不足を背景に、ラストワンマイル配送の効率化は社会的要請となっている。特に日本では、都市部・商業施設・物流拠点といった複雑な環境での安全かつ安定した自律走行の実現が、物流の持続性と都市機能の強化に直結する。
両社は、HelloWorld Roboticsの高精度な自律走行技術と、TOYOROBOが有する国内ネットワークや導入・運用支援ノウハウを融合。安全性と信頼性の高いロボット展開、日本の配送課題に即したカスタマイズ開発、商業施設や自治体での実証推進などを通じ、持続可能な物流インフラの構築を後押しする。
屋外×屋内をつなぐ「一気通貫」の自動配送へ
今後は、屋外配送で培われた知見と、インドアAMR(自律移動ロボット)技術の融合により、屋外から屋内までをカバーする自動配送ソリューションの実現を目指す。製造現場、物流倉庫、商業施設など多様なユースケースへの展開に加え、将来的なグローバル展開も視野に入れたAMR開発を進める構えだ。
両社のトップが語る狙い
TOYOROBOの代表取締役社長 新井守氏は、「日本市場特有のニーズに対応したAMRの共同開発に着手し、多様な環境での課題解決を通じて日本の産業競争力強化に貢献する」とコメント。一方、HelloWorld Robotics KENNEDY WAI CEOは、「屋外配送で蓄積した知見をインドア領域へ展開し、屋外から屋内まで一気通貫の自動配送を実現したい」と語る。
技術と知見を掛け合わせた本提携は、ラストワンマイル配送の次なるスタンダードを示す一歩となりそうだ。
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(TOMORUBA編集部)