サッポロ不動産開発×AWL | AIカメラを活用した店舗混雑状況の見える化と施設案内表示の最適化の実証実験を実施
サッポロ不動産開発株式会社(以下「同社」)は、同社が北海道札幌市で運営する複合商業施設サッポロファクトリーにおいて、AIカメラソリューション「AWL Lite(アウルライト)」を活用し、商業施設内の利用者の分析と施設内飲食店のリアルタイム混雑状況の可視化による、商業施設内の店舗回遊促進技術の実証実験を2021年3月12日(金)~4月9日(金)に実施する。
同実証実験は、北大発ベンチャーのAWL株式会社と共同で実施し、商業施設利用者に対して最適な広告を表示する「AI広告表示」技術を活用した事業創出を目指す。
同実証実験では、AWL株式会社のAIカメラソリューション「AWL Lite」をサッポロファクトリーに導入する。施設内飲食店入口にAI搭載カメラ「AWL Lite」10インチタブレットを設置。店舗の混雑状況を取得し、サッポロファクトリー内の通路に設置したデジタルサイネージ上に表示する。また、デジタルサイネージに設置したAI搭載カメラ「AWL Lite」STB型端末を用いてデジタルサイネージの視聴者分析を行い、視聴者に対して最適な店舗提供メニューを表示し、飲食店舗への自発的な回遊行動の効果測定を行う。これにより視聴者は、自身に適した施設内の情報を、リアルタイムの混雑状況とともに把握することが可能になるという。
この「AI広告表示」技術を活用することで、商業施設や店舗内における人の密集の回避を実現することに加え、利用者の属性に合わせた最適な広告表示による集客効果の拡大や顧客満足度向上が期待でき、施設利用者にとってさらに安全・安心に、便利で快適に楽しめる新しいカタチの商業施設の実現を目指すという。
同社では、時間や場所に縛られない“個”のライフスタイルの広がりやデジタル化の進展に合わせ、“ひとりひとり”に寄り添った新たな価値を不動産事業の枠にとらわれず創り、育むことで、まちに住む人・働く人・訪れる人々に利便性や快適さを提供し、周辺エリアも含めたまちの魅力向上と笑顔の絶えない空間の創造に挑んでいくという。
実証実験概要
■内容
・サッポロファクトリー内にAIカメラソリューション「AWL Lite」を設置する。
飲食店:4店舗 「AWL Lite」10インチタブレット
サッポロファクトリー内:通路4ヵ所 デジタルサイネージに「AWL Lite」STB型端末を設置
・「AWL Lite」10インチタブレットより店舗内の混雑状況を取得し、デジタルサイネージ上に表示するとともに、デジタルサイネージに設置した「AWL Lite」STB型端末よりデジタルサイネージの視聴者の属性分析を行い、視聴者に対してAI判定した最適な広告コンテンツを表示する。
・視聴者および店舗来店者の分析を行い、サイネージの視聴状況および各店舗への来店者数数の効果測定を行う。
■実施期間
2021年3月12日(金)~4月9日(金)
■実施場所
北海道札幌市中央区北2条東4丁目 サッポロファクトリー内
<飲食店舗>
・風月(3条館B1F)
・エスプーマ(3条館B1F)
・とんよし(アトリウム1F)
・アウトドアカフェ ミールラウンジ(アトリウム1F)
<サイネージ設置箇所>
・1条館スカイウォーク(ユナイテッドシネマ出入口付近)
・1条館2F 共用通路柱
・アトリウム2F シースルーエレベータ横
・アトリウムB1 中央階段横
■情報取得及び取扱いについて
AIカメラソリューション「AWL Lite」で取得した画像データから加工・抽出した属性データやカウントデータ、統計データは、事業創出等のデータ活用方法の検討の目的でのみ使用し、法令に基づく場合を除き、第三者への提供はしない。また、AIカメラソリューション「AWL Lite」で取得した画像データは、属性データやカウントデータ、統計データに加工後、速やかかつ確実に消去する。なお、加工・抽出後のデータには、個人の特定に繋がる情報は含まれない。
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