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センシンロボティクスと中部電力パワーグリッドが業務提携 ドローン×AIで送配電を再設計へ

センシンロボティクスと中部電力パワーグリッドが業務提携 ドローン×AIで送配電を再設計へ

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株式会社センシンロボティクスと中部電力パワーグリッド株式会社は2月9日、革新的な技術開発およびコンサルティングサービスを通じた社会実装を推進する業務提携に合意したと発表した。ドローンとAIを活用した送配電設備の高度化が、新たな段階に入る。

現場運用から始まった協業の深化

両社の連携は今回が初めてではない。これまで共同で、ドローンによる架空送電設備の自動点検技術を開発。その成果を業務アプリケーション「POWER GRID Check」に実装し、2021年から実際の保守現場で運用してきた。

運用開始後も進化は続き、設備の異常をリアルタイムで検出するAIを追加実装。点検の精度向上と効率化を両立させてきた。さらに2025年9月からは、同アプリを活用した点検・保全コンサルティングを外部の設備保有者向けに共同提供するなど、技術の外販フェーズにも踏み込んでいる。今回の提携は、こうした実績を土台に協業を一段と拡張するものだ。

点検から「送配電業務の全体最適」へ

本業務提携により、両社はPOWER GRID Checkの対象設備をさらに広げるとともに、先進技術を組み合わせることで、送配電設備全体を自律的かつ一貫して点検できる体制の構築を目指す。

加えて、点検以外の領域にも踏み込み、ドローンなどのデバイスとAIを掛け合わせた新たな技術開発を推進。将来的には、点検で取得した膨大なデータを高度に分析・利活用し、保全計画の最適化や業務プロセスの再設計につなげていく構想だ。

目標は単なる効率化ではない。データ起点で送配電業務そのものを再構築し、インフラ運営の高度化を図る「全体最適」である。

社会実装を加速させる共同体制

今後は、POWER GRID Checkの導入拡大に向けた協力体制をさらに強化するとともに、新たに生まれた技術群をコンサルティングサービスとして共同展開する。開発から現場定着までを一体で担うことで、技術を“使われる仕組み”へと昇華させる狙いだ。

電力インフラの現場では、設備の老朽化、熟練人材の減少、災害リスクの高まりなど、複合的な課題が顕在化している。両社は本提携を通じ、テクノロジーの力でこれらの課題解決に挑む。

POWER GRID Checkとは

POWER GRID Checkは、両社の共同研究成果をベースに開発された、ドローンによる送電設備点検アプリケーションだ。鉄塔と送電線をまとめて自動点検できる点が大きな特徴で、安全な離隔距離を保ちながら自動航行し、均一なデータを取得する。

専門的なドローン操縦スキルがなくても扱える設計となっており、誰もが再現性高く点検業務を遂行できる環境を実現している。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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