心理的安全性を担保。テレワークと動画コミュニケーションが好相性な3つの理由
チームメンバーと良好な関係を築くことで、仕事がより楽しくなり、成果を出しやすくなります。しかし、一朝一夕で信頼を築き、共通の理解を深めることはできません。同僚との間に信頼関係を築くには時間がかかり、特にテレワークなどオフィスで顔を合わせて仕事をしていない場合には、関係構築に更に時間・コストがかかります。
テレワークではない場合でも、拠点が複数あったり、副業の方が多かったり、また時差があるなど働く人の間に物理・時間的な距離がある場合には、関係構築にも努力と工夫が必要です。
この記事では、同僚間・部署間の関係構築にあたっての、動画活用のメリットについて紹介しています。
目次
- 動画活用のメリット
- 動画は人間関係の強化につながる
動画活用のメリット
動画でコミュニケーションを取ることには、次の3つのメリットがあります。
1. 限られた時間で多くの情報を伝えられる
2. エンゲージメントが高まりやすい
3. 同僚を理解し、信頼しやすくなる
1. 限られた時間で多くの情報を伝えられる
動画はテキストの5,000倍の情報量を持つと言われており、伝達したい内容を短時間で効率よく共有できます。その上動画に声・表情が加わることで、説明はされない非言語的な情報も共有されます。例えば報告を動画にする場合、報告者の声や顔が入っていることで、話者の声のトーン・表情から感情を読み取ることができます。
なお、声の調子からだけでは正確な感情伝達が難しいとの研究もあります。そのため、より単なる情報共有だけでなく感情的な理解・共有をを求める場合は、顔が写っている動画が推奨されます。実際、報告を動画で受けた際に懸念点の有無が分かりやすくなった、と言う事例もあります。
2. エンゲージメントが高まりやすい
1. で述べた情報量に紐づきますが、社内での情報共有を動画にすることが、より社員のエンゲージメントを高めるとの話があります。
動画は情報量が多いだけでなく、記憶に定着しやすいという特徴もあるため、例えばトップメッセージで伝わった感情や、それに対しての共感が持続し、結果的に働くにあたってのエンゲージメントが高まりやすくなります。
3. お互いを理解でき、パフォーマンスが上がる
雑談などのコミュニケーションが多いチームは、生産性が高いとの研究結果があります。しかしながら、テレワークをしていたり、拠点間で協力して働いたりする場合、チームメンバーと共通点を見つけ、話をして関係を築くのは難しいものです。そのため、仕事以外のコミュニケーションが取れず働きづらい、といった声が聞かれることがあります。
そうした状況であっても、動画で「普段の様子」が分かりやすく伝わることで、より互いの理解が深まり、パフォーマンスが上がりやすくなります。
例えばエン・ジャパン様はYouTubeで社員の普段の働き方、考えを公開しています。また、JAL様は社内向けに部署間のインタビューを収録して共有することで、部署間のコミュニケーションを取りやすい仕組みを作っています。
動画は人間関係の強化につながる
人間は社会的な生き物で、孤独を感じると苦しくなります。ある調査では、リモートワーカーの30%が、コミュニティに所属していないことが、自分の幸福度を最も低下させると報告しています。また、ギャラップ社の報告では「リモートワークでパフォーマンスに悪影響を与える特徴の1つは、「孤立」が生まれることである。(...)職場で孤独を感じると生産性が21%も落ちる可能性がある」とされています。
上に述べたような動画の活用方法で、テレワークの孤独感を払拭し、人間関係を築くことで、より生産性の高い働き方ができるようになっていきます。
角田 勝美hachidori株式会社
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