社員エンゲージメントを向上!動画社内報の始め方
コロナ禍で社内のコミュニケーションは減少しており、社員のエンゲージメントは低下していると言われています。この状況を受け、社内報をはじめとしたインターナルコミュニケーション(社内コミュニケーション)での動画・ライブ配信が注目されています。
この記事では、動画を使った社内報の始め方をご紹介いたします。
目次
- 動画社内報と一般的な社内報の違い
- 動画で社内報を作るまで
- 企画・構成時の注意点
動画社内報と一般的な社内報の違い
動画社内報をする際の注意点は、「伝えたいこと」と「社員に起こして欲しい行動」に対して動画という手段がマッチするかどうか、です。動画社内報と、WEB・印刷物など一般的な社内報との違いは、以下のようにまとめられます。
動画が勝る点
・ビジュアル、音があることで情報量が多い
・登場人物や作り手の熱量や、現場の温度感・臨場感が伝わる
一般的な社内報が勝る点
・制作がカンタン
・読む時間が短く、見てもらいやすい
また、WEB上での配信に限られる場合は公開範囲、セキュリティ設定が重要です。動画配信・共有サービスの多くは公開範囲の設定、限定公開・セキュリティ機能がデフォルトでついているため、サービス導入時にはセキュリティの厳しさ、操作の簡単さが選ぶポイントになります。
動画で社内報を作るまで
動画で社内報を作るステップは5つに分かれます。
企画▶構成▶撮影▶編集▶公開
特に時間をかけ、考えて決める部分は最初の「企画」と「構成」の2ステップです。
企画時に考えること
1. 目的・ゴールを固める
動画社内報を作成・配信して、「誰に」「どう感じてもらって」「何が起きると良いのか」を具体的に定めます。
2. 見てもらいたい人、どこで見てもらうかを決める
「誰に」「どの経路で」配信すると、見てもらいやすく、かつ効果的に動画が伝わるかを定めます。
3. コンセプトを決める
目的・ゴールを実現するのに、どのようなコンセプトの動画が良いかを洗い出し、また固めていきます。
構成時に行うこと
1. 動画の流れを決める
どのようなストーリーだと、コンセプトが一番伝わりやすいかを決めていきます。起承転結などのよくある流れから、個々人のパーソナルな面に光を当てたものまで、ストーリーの作り方は様々です。
2. 絵コンテを作り、撮影準備をする
ストーリーを表現するために、写したいシーン・表情は何かを、4コマ漫画のように書き起こしていきます。
企画・構成時の注意点
コンセプトの作り方
コンセプトは、最初に決めた目的・ゴールと関連している必要があります。そのため、コンセプトは大まかなテーマ(新入社員が会社になじめる、など)ではなく、より具体的な行動に結びつくもの(新入社員が、先輩社員に話しかけやすい会社であると伝わる)として作りこみます。
起こして欲しい具体的な行動が固まっていない場合は、一度目的・ゴールまで立ち返って考えると良いでしょう。
動画の流れ、絵コンテの作り方
ストーリーや、それをどう伝えるかは、どれくらい動画や文章を作ってきたかという経験に大きく依存します。
そのため、「絵コンテに起こすのが難しい」「どんな表現がいいか、さっぱりわからない」となったら、YouTubeなどで社内報動画を検索・閲覧すると良いでしょう。
特に社内報動画に力を入れている企業にはエン・ジャパン様があり、その取り組みは多くのメディアに取り上げられています。
角田 勝美hachidori株式会社
hachidori株式会社