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秋田の観光にどのような未来を見出せるか?4自治体×スタートアップの共創の成果を発表!オーディエンス賞は「タクシーのライドシェアによる2次交通の課題解決」が受賞

秋田の観光にどのような未来を見出せるか?4自治体×スタートアップの共創の成果を発表!オーディエンス賞は「タクシーのライドシェアによる2次交通の課題解決」が受賞

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秋田県内の4つのエリアにフォーカスし、「地域の観光資源」と「全国の企業の斬新なアイデア・テクノロジー」を掛け合わせ、“自立した稼ぐ観光エリアの形成実現”を目指す共創プロジェクト『AKITA TOURISM INNOVATION BUSINESS BUILD 2022』(以下、ビジネスビルド)。

2022年9月、秋田県の大館市・にかほ市・美郷町・湯沢市という4自治体が参画して、事業アイデアの募集がスタートした。同年12月に行われた2日間のビジネスビルドの最終プレゼンテーションにて4社の共創アイデアが採択。約3カ月間のインキュベーション・実証実験を進めていた。

その共創成果を発表するデモデイが、去る3月3日、秋田市文化創造館にて開催された。当日は、4つの共創プロジェクトについての成果発表のほか、地域発イノベーションの最前線で活躍するメンターによるスペシャルセッション、今回参画した4自治体の担当者によるイノベーターズトークも実施。自治体関係者や観光関連の事業者などで埋め尽くされた会場内は、秋田発のイノベーションへの期待と熱気に包まれた。本記事では、デモデイ当日の様子をレポートする。

自立した稼ぐ観光エリアの形成に向けて

デモデイのオープニングでは、秋田県 観光文化スポーツ部 観光振興課 政策監 小笠原晋氏が開会のあいさつを行った。小笠原氏は「この支援事業は、自立した稼ぐ観光エリアの形成をテーマとしている。デモデイは、ひとつの節目。4つの共創は大きな可能性を秘めている。ぜひ本日の発表を聞いて、この事業やエリアに注目し、応援をいただきたい」と、会場の来場者に呼びかけた。

続いて、「地域にこそ有効な手段であるオープンイノベーションとは」というテーマで、eiicon company 野田慎介がオープンイノベーションの有効性や、秋田県の課題、地域発のオープンイノベーション事例などについて話した。また、終盤には秋田県 観光文化スポーツ部 観光振興課 調整・観光地育成班 主事 齊藤零氏が登壇。齊藤氏は「起業や創業の活性化により、支援や補助が充実化している」ことに触れ、支援金・補助金やクラウドファンディング、秋田県内で行われているイベント・コミュニティについて紹介した。さらに齊藤氏は、秋田県の支援金と観光庁の補助金について、詳細な条件等を示した。

秋田県に縁のあるイノベーターのセッション

次に、「スペシャルセッション 秋田から生まれる、地方から生まれる、イノベーション創出を紐解く」と銘打ったトークセッションが行われた。登壇したのは、秋田県出身者でありイノベーションの最前線で活躍する3名だ。

<登壇者>

■株式会社MTG Ventures 代表取締役 藤田豪 氏

■JR東日本スタートアップ株式会社 代表取締役社長 柴田裕 氏

■テルイアンドパートナーズ株式会社 取締役副社長 照井翔登 氏

まず、「秋田県出身のイノベーターからみる秋田県の可能性」という問いに対して、藤田氏は「秋田県内でイノベーターとして頑張っている人の7~8割は県外出身者。五城目町(ごじょうめまち)は、面白い人がたくさん集まってきて盛り上がっている。”周囲に起業家がいる環境”が、起業家が増える理由のひとつ。そういう街づくりを秋田の色んな所でできれば面白くなりそうだ」と口火を切った。

また、柴田氏は「秋田は、人口減少や高齢化といった課題が全国でみてもトップレベルで深刻で、心配をしている。しかし、ピンチはチャンス。“課題先進県”として、日本全国がこれから直面する課題に早い段階からチャレンジできる。男鹿には『稲とアガベ醸造所』という、酒造りからまちづくりにチャレンジしている他県出身の若者がいる。彼の目標は、酒を売って儲けるというよりも、男鹿に雇用を生むこと。そういう地域貢献の想いを一緒に盛り上げていきたい」と、具体例を交えて話した。

10年以上秋田県で活動をしている照井氏は、「僕が活動を開始した2011年頃は、まだ若者が秋田で新しいことを始めることは難しく、苦い思いをした。その経験をした人たちが今、クッションのような役割をして若手が活動しやすい環境をつくっている。その成果もあり、変化が受け入れられるような風土が醸成されていると感じる」と語った。

次に「イノベーション事例から紐解く課題解決のtips」というテーマで、具体的なイノベーションが例示された。柴田氏は、無人駅を活用した事例として、新潟県三条市の帯織駅に設置された「無人駅ものづくり工房」や、群馬県みなかみ町の「無人駅グランピング」をあげ、若者たちを中心に地元の人たちを巻き込んでいる取り組みを紹介した。また、藤田氏が冒頭で例示した五城目町や、照井氏が横手市で実施したプロジェクトについても語った。

セッションの終わりには、3名から「一歩踏み出すためのメッセージ」が発信された。照井氏は「仲間、チームづくりをしながら攻めていくことが大事。近しい人に相談して、『いいね』といわれたらどんどん巻き込んでいって欲しい」と話し、柴田氏は「秋田には仲間が増えやすい環境がある。職住近接で当事者意識が起こりやすいので、ぜひ一歩踏み出しましょう」と呼びかけ、藤田氏は「志の高い人が1人いれば変えられることがたくさんある。ぜひ、秋田県の課題解決に取り組んで欲しい」と締めくくった。

秋田の観光イノベーションに取り組んだ挑戦者たちの言葉

続いてのセッションでは、今回参画した4つの自治体の担当者が登壇した。

<登壇者>

■大館市 観光交流スポーツ部 観光課 観光振興係 田村知香子 氏

■にかほ市 商工観光部 観光課 観光振興班 須田拓也 氏

■美郷町 商工観光交流課 観光班 主査 出口真吾 氏

■湯沢市 産業振興部 観光・ジオパーク推進課 観光物産班 主査 冨田雅哉 氏

豊富な観光資源を擁する秋田県だが、実は観光産業の課題が山積している。そうした中で、秋田の観光を変えていきたいと立ち上がり、3カ月のインキュベーション期間を走りきった4人に、「共創に挑戦してよかったことは?」という問いが投げかけられた。

大館市・田村氏は「3ついいことがあった。1つ目は、定例ミーティングを重ねることで、事業の課題や目的をすり合わせて自分ゴト化できたこと。2つ目は、SNSを活用したプロモーションなど、効果的な施策が生まれたこと。3つ目は、お互いのリソースを掛け合わせることで、大館を満喫してもらえる体験を創出できたこと」と述べた。

にかほ市・須田氏は「最初のうちはお互いに受け身になっており、なかなか進まなかった。しかし、プロトタイプをつくってもらったことからスムーズに話が進み、PoCをしっかりと進めることができた。双方が同じ目線で動いていくことが、共創の醍醐味」と振り返った。

美郷町・出口氏は「従来は『発注』というスタイルだったが、今回初めて共創にチャレンジしたことにより、ゴールに向けての考え方が変わった。正直、町単体で進めていたら、どこかで手詰まりになっていたと思う。まだ課題はあるが、そこを打開することで新しいサービスを一緒に展開していきたい」と、共創への想いを語った。

湯沢市・冨田氏は「自分たちで課題を把握していたつもりだったが、今回外部の視点を取り入れたことで、新たな課題の認識につながった。地域の人と話をするにも、私たち市役所の人間が話すのと、外部の人が話すのでは捉え方が違う。地域の人の意識改革にもつながっている」と、外部と組むことの意義を話した。

【共創ピッチ】 4プロジェクトの中からオーディエンス賞を受賞したのは、美郷町×NearMe!

ここからは、4つの自治体と採択企業が3ヶ月間にわたる共創の成果をプレゼンテーションした「共創ピッチ」の内容について紹介していく。

■美郷町×株式会社NearMe(※オーディエンス賞を獲得)

「『ミズモシャトル』のご提案~美郷町への移動をもっと自由に~」

4つの共創プロジェクトの中でオーディエンス賞を受賞したのは、美郷町と株式会社NearMe(以下、ニアミー)の共創プロジェクトだ。美郷町は、白いラベンダーがみられるラベンダー園、六郷湧水群、道の駅美郷といった魅力的な観光スポットがありながらも、主要駅からの移動手段が整備されていないことに課題を抱えている。新幹線が停車するJR大曲駅から六郷湧水群行きのバスは2時間に1本、ラベンダー園まではタクシーで約7,000円かかる。特に運転免許を持たない観光客にとっては行ってみたいけど交通手段がなく、訪問を躊躇う理由となっている。

観光地へのスムーズなアクセスを実現するために、ニアミーはAIを使ったタクシーのライドシェア『ミズモシャトル』(美郷町のキャラクター『ミズモ』を冠したプロジェクト名)を提案。もっと気軽に訪れることができる観光地にしていくことを目指す。そのためにも、まずはコンセプトをしっかりとつくり込み、全体サービス設計、タクシー事業者の巻き込み、システム構築といったステップで進めている。

まず、コンセプト策定については、観光客向けに補助金に頼らない持続可能な仕組みとする。町民利用を前提に置かず、あくまでも観光客向けのサービスを構築する。ターゲットとしては、自家用車を持たない層や運転免許を持たない層、そしてインバウンドも視野に入れる。大曲駅を起点とした主要観光スポットをしっかりと結ぶ運行ルートで実証実験を行うことを想定。まずは6月の見頃に開催を予定するラベンダーまつりの時期の実施を見据えてサービス設計を行い、利用料金はタクシー利用時の1/3ほどを実現した。大曲駅からラベンダー園まで通常のタクシーで約7,000円のところ、ミズモシャトルでは利用者同士がタクシーをシェアすることで1,980円/人となる。

そして、デモデイ直前の3月1日、美郷町内のタクシー運航会社2社と合意でき、6月の実証実験の実施が決まったという。これからは、マーケティング施策も急ピッチで進めていく。「美郷町に行きたい」という観光客のニーズを100%実現すること、「美郷町に行ってみたい」を増やすための魅力発信を継続していく。そして様々な利用シーンでミズモシャトルのようなシェアによるドアツードアの移動サービスを、美郷町2万人から秋田県全域90万人へと拡大すること目指す。

■大館市×りべる株式会社

「リアル×バーチャル大館謎解き宝箱」

秋田県北部に位置する大館市は、秋田犬発祥の地であり、「忠犬ハチ公の故郷」として知られる。その大館市は、ハチ公と縁の深い渋谷に拠点を構えるPR・マーケティング支援会社、りべる株式会社と共創プロジェクトを進めている。

観光客の滞在時間と、新たな消費体験の創出という課題に対して、りべるは「Web・VRによる情報拡散」「謎解きによる新規観光客流入」「クーポン発行による新規消費シーン創出」という解決策を提案。名所「秋田犬の里」を舞台とした、体験型謎解きエンターテインメントのPoCを実施した。ターゲットとなるのは、大館市内や周辺地域在住、あるいは市外・近隣県在住のファミリー層だ。

PoCは、秋田犬の里館内で1人2,000円という料金設定で実施した。結果としては、来館者が昨年比427%となる1,305人となり、設定したKPIを大きく上回った。また、謎解き体験数やクーポン利用者数もほぼKPIに近い数字となり、クーポン発行による消費創出もみられた。大館市内・秋田県内のファミリー層の他にも、青森県や東京都など県外からの参加もあり、、Twitterで口コミの拡散もみられた。

今後は、常設展開による集客や、クーポン発行による消費シーンの拡大を目指す。また、レベル分けやWebコンテンツの拡充によるリピーター獲得、他の観光施設への展開や周遊の仕掛けづくりを行っていくという。

■にかほ市×合同会社ダイスコネクティング

「GPS学びクイズラリー」

雄大な鳥海山をはじめ豊かな自然を擁する、にかほ市。そのにかほ市と共創したのは、500本のミニゲームを保有する合同会社ダイスコネクティングだ。アプリではなくWebゲームのため、ダウンロードの手間なくすぐに楽しむことができる。

両者の共創ビジネスは、にかほ市を探検しながらクイズを解いていく「ぐるぐるにかほ!探検クイズスタンプラリー」だ。GPSとクイズとスタンプラリーを組み合わせた新たなコンテンツとして構成される。手軽に参加でき、チェックポイントに関するクイズを出題することで、にかほ市について学びながら楽しむことができる。さらにスタンプラリーで集める楽しみができ、周遊ルートの確立と人的誘導も可能となる。

PoCは、2月の9日間実施。市内から1時間程度の県内未就学児・小学生の子供がいるファミリーをターゲットとした。その結果、ファミリー層からの反響もよく、賑わいが見られたという。また、想定外だったのがシニア層の利用が一定数あったことだ。50代以上の利用が21%で、なかには70代の利用者もみられた。

一方で、工夫すべき課題も見つかった。今後は課題をクリアしながら、人が集まる時期に複数回実施、複数コースの設定を検討している。また、シニア層を想定して平日の開催も予定。イベントの同時開催で人が動くような仕組みをつくりながら、安定した稼ぐ仕組みを構築していく見込みだ。

■湯沢市×dot button company株式会社

「第二のふるさと、小安峡温泉プロジェクト」

江戸時代初期から続く小安峡(おやすきょう)温泉を擁する湯沢市。歴史ある名湯だが、ポータルサイトがなく情報発信ができていないことが課題だ。そこで、湯沢市は小安峡温泉の魅力化をテーマに掲げている。今回のパートナー企業であるdot button company株式会社は、60の市町村とともにこれまで100を超える体験型イベントを開発してきたスタートアップだ。

両者のリソースを掛け合わせて挑む共創が、「テレワーカーやフリーランスに寄り添う、小安峡温泉滞在体験」。コロナ禍で市場が拡大しているテレワーカーやフリーランスをターゲットに小安峡温泉の環境や食を提供し、リトリート(心身をリラックスさせることを目的とした時間の過ごし方)と仕事の作業効率向上をはかる。そして、彼らが集う聖地にしていこうというコンセプトだ。

実際に、首都圏の20代~30代の女性4名を対象に2泊3日で実証実験を行ったところ、「リフレッシュできた」「楽しかった」という声がある一方で、「都内からだと移動に6時間かかるため、温泉以外にもう1つ目的となる何かが欲しい」という声もあったという。温泉・景色・食に加え、遠方でも足を運んでみたいと思わせる+αの魅力の掘り起こしが求められる。

そこで世界観をつくりこんで訴求すべく、「わたしの、秘湯りーと。」をキャッチコピーとしたビジュアルを制作。時代に合わせたサービスや受け入れ態勢を整えながら、足腰の強い地域観光づくりを進めていく。

【表彰・講評】 スタートアップと共に挑戦を続け、秋田の未来をつくってほしい

オーディエンス賞の発表が行われ、美郷町とNearMeのプロジェクトが受賞した。美郷町の出口氏は、「6月の観光繁忙期に向け、実証実験の準備をしっかりと進め、さきにつなげられるようにしたい」とコメント。また、NearMeの高原氏は「まずは美郷町2万人でしっかり取り組んでいき、秋田県90万人に展開することを目指したい」と、受賞の喜びと決意を話した。

表彰の後は、メンター3名から総評が行われた。

照井氏は「今回の実証で分かったことはもちろん、ここから他の産業や会社なども巻き込んで、地域全体に広げてシナジー創出を期待する。そしてお客様の声を聞いていくなど、お客様とも一緒に何かをつくっていく観点も必要。現場意識をぜひ大切にしてほしい」と、期待を語った。

柴田氏は「地域の課題を解決したいという皆さんの熱い想いが、今回の実証実験の成果につながったと思う。できれば、そこにローカルコミュニティをつくれるよう、皆さんがハブになってチャレンジャーが増えるような取り組みを進めて欲しい」と、大きな拍手を送った。

藤田氏は4つの共創すべてにフィードバックを行った後、「思った以上の結果が出た。日本にはまだまだたくさんのスタートアップがある。そういう人たちと一緒に新しいことにチャレンジすることが、秋田の未来をつくるはず。マインドセットと、一緒にやっていくこと、ぜひ実現してもらいたい」と、今後の展開を心待ちにするメッセージを発した。

最後に、秋田県 観光文化スポーツ部 観光振興課 政策監 小笠原晋氏が閉会の言葉を述べた。「観光のオープンイノベーションは、秋田県にとって初めての機会だったが、これだけのことができたことは、大きな自信となった。4つの取り組みが今後どんどん広がっていくことを期待している」と小笠原氏は話し、デモデイを締めくくった。

――その後、懇親会が行われた。県や各自治体の担当者、メンター、サポーター企業、参加スタートアップなど、様々な立場の人々が交流し、秋田の今後について語り合った。

取材後記

いずれの共創プロジェクトもインキュベーション期間の成果から手応えを得、今後の展望を明確に描いていることが見て取れる充実したデモデイだった。また、湯沢市の冨田氏が「外部の視点を取り入れたことで、新たな課題の認識につながった」と話していたように、受発注ではなく「共創」として新たなものを生み出そうとしている姿が印象的だった。

「課題先進県」である秋田。観光という切り口で各自治体が抱えている「滞在時間を伸ばしたい」「周遊ルートをつくりたい」「観光地を魅力化したい」といった課題は、秋田県内だけのものではない。日本国内の多くの地域がまさに今直面している、あるいは近い将来直面する課題だ。今回の共創プログラムで得られた成果をもとに、秋田発のソリューションとして全国に展開する未来はそう遠くはないだろう。

(編集・取材:眞田幸剛、文:佐藤瑞恵、撮影:齊木恵太)

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シリーズ

AKITA_TOURISM_INNOVATION_BUSINESS_BUILD_2022

秋田県内4市町がホストとなって「デジタルの力で自立した稼ぐ観光エリアの形成」を目指す共創プロジェクト『AKITA TOURISM INNOVATION BUSINESS BUILD 2022』。 ホスト自治体が抱える地方ならではの課題や目指したい新しい観光の姿について迫ります。