ピンチ! と思ったその時は、
緊急事態発生! その時に…
人は、緊急事態に陥ると、知能指数 (IQ) が下がります。
平たく言えば、愚かな行動を取ってしまいがちになるということ。
まずは、IQを戻しましょう。
今回のこのコロナ禍や九州地方の水害だけでなく、私たちは生きていると様々な『想定外』に遭遇します。
いろいろな場面や状況により、対応策も様々ですが、IQを引き戻す対策として『前を向く』ことを心掛けましょう、とお伝えしています。
今回は、どのくらい先を見れば良いか、というお話をしましょう。
例えば…
アスリートやスポーツ選手の方々は、日々記録を出すため試合に勝つために鍛錬されているわけですが、それでもスランプに陥ることがあります。
大会等に目標を置いて自己記録を上げるべく強くなるべく努力をしているにもかかわらず、成績が伸びないどころか下がることもありますので、それは慌てることでしょう。
そこで犯してしまいがちな間違いが、「まずは、元に戻ろう」とする考えです。
戻りたい『元の状態』とは、過去に経験のある状態です。
その認識下では、生物全てが備えている生命維持装置が昨日と同じ状態を保とうと、つまり自身が変わることを拒否します。
変われないのです。
スランプから、抜け出せません。
さて、間違った考えを持つ前に、遡ってみましょう。
そもそも、元に戻る必要があるでしょうか?
次の記録会で、元の記録を大きく超えてしまうことの方が望ましいはずです。
そうです。目標は、大会で記録を出すことや試合に勝つことでした。
『元の状態』なんて、どうでもいいことです。
どんな情報を受け取りたいですか?
ピンチの時にその事ばかり考えていると、ますますピンチになる情報ばかり拾ってしまいます。
前を向き、先を見ることで、初めてそうなるための情報が入ってくるのです。
アスリートやスポーツ選手で例えましたが、日常や仕事についても一緒。
「元の生活を」とは、新型コロナウィルスに脅かされない日々という意味では、私も賛成です。
ですが、『元』に戻ることはありません。
今回の経験を踏まえた、新しい生活様式が取り入れられていくでしょう。
新型コロナウィルスのみならず、似たようなピンチには今回の経験を活かせる、あなたにとって理想的な新しい生活様式とは仕事のスタイルとは、どんなものでしょうか。
ぜひ、あなたにとって、楽しいライフスタイルをイメージしてください。
ちなみに、アスリートやスポーツ選手にとって、大会で記録を出したり勝ったりすることは、目標としては不十分ですよ。
ではまた。
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山本 教夫アーク合同会社
横浜生まれ横浜育ち 地元工業高校から短期大学を経て、ソニー株式会社に入社 数十の商品設計リーダーとして実績を残しつつ、人の心や脳機能について興味を持つ。 ルー・タイス氏と苫米地英人氏に師事し、最も歴史がありかつ最新のコーチング技術・スキルを修得。 ソニー株式会社を退社後、個人事業を経てアーク合同会社を設立。 個人セッションの他、平均満足度89%のセミナーを年間100回以上開催するマインドコーチとして活動中。
アーク合同会社