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緊急事態宣言下で、私たちが意識すること

緊急事態宣言下で、私たちが意識すること

山本 教夫

緊急事態宣言発令

 先週の4月7日、新型コロナウィルス蔓延のの状況に対応して、政府から緊急事態宣言が出されました。

 その3日後の10日には注目の中、東京都の指針が小池知事から発表されました。

 小池知事の会見内容がとても印象強いのですが、私の住んでいるのは緊急事態宣言影響下でありながら横浜なので、よくよく考えないと混乱しそうです。

 しかし、あたりまえですが、ウィルスに県境は関係ありません。

 しっかりと、緊急事態宣言や東京都の指針の目的を意識して、自身の行動を考えていきたいと思います。

この危機を糧に

 私自身、これほど急激に自分が置かれる状況の変化が、今までに無かったかと言えばそうでもありません。

 大小たくさんのピンチを経験してきました。

 それらの経験から学んだこともありましたが、その後に知ることになった『認知科学からの視点による脳と心の使い方』によって、今ではそれを自信を持って明確に表現できるようになりました。

 このような時期をきっかけに、ぜひ習慣づけて欲しい考え方があります。

 それは、

前を向く

こと。

 レーシングドライバーは、コースアウトしそうなライバルやクラッシュしたライバルがいるコースの外には、眼を向けません。

 常に、自分の進みたい方を見ています。

 その理由は、人は意識した方に向かってしまう特性があるからです。

 なので、自分の行きたい方以外に意識を向けると、そちらに引き寄せられ、同じような目に遭ってしまうのです。

 私自身、レース中に身を以て体験しています。

 不安なことばかり考えているために、自身を不安にする情報にばかり敏感になり、それに触れ続けることで、端からは自ら不安源に寄って行ってしまっている、ように見えます。

 ですからあなたには、どんな状況に陥っても、未来に、望むゴールのある先を見つめる習慣を着けて欲しいのです。

 今を機会に、このことを習慣化してください。

 急に始めようとしても上手くいきません。
 特に、今のような緊急時には、後ろ向きのことを考えたり、視点が近すぎたりしてしまいます。

 ですが、今だけはぐっと心に力を入れて、意識をコントロールしてください。

 私はこれが習慣化されたときのパワーを誰よりも知っているので、お薦めするのです。

心は本来、自由なもの

 あなたが何を想い、どのように心を形成していくのか、本来は最も自由にできるはず、誰にも邪魔をされない領域なのです。
(無防備では介入されてしまうので、ある程度、脳と心の仕組みを知ることは必要)

 新型コロナウィルスによる私たちの生活への影響は、まだしばらく続きそうです。
 それに乗じてか、今の世の中は残念ながら、前向きな意志の力を削ぐような話題の方が多数を占めます。

 それらに負けない、強い心を育ててください。

 心を強くすることは、今からいくらでも可能です。

 永年に亘る認知科学の研究と、それを元に実践してきてくれた先人達のおかげで、逆境に立ち向かえる強い心を持つ方法は、あなたの近くにあります。

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山本 教夫アーク合同会社

横浜生まれ横浜育ち

地元工業高校から短期大学を経て、ソニー株式会社に入社

数十の商品設計リーダーとして実績を残しつつ、人の心や脳機能について興味を持つ。

ルー・タイス氏と苫米地英人氏に師事し、最も歴史がありかつ最新のコーチング技術・スキルを修得。

ソニー株式会社を退社後、個人事業を経てアーク合同会社を設立。

個人セッションの他、平均満足度89%のセミナーを年間100回以上開催するマインドコーチとして活動中。

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