No.58/100【第3,672号】《 試食権付きギフト券 〜 有料なら気兼ねなく 〜》
小島の企画“生”ノート*2021年の妄想*
〜1年後の“きょう”を発想する〜
[発行:2020_05_31]
No.58/100【第3,672号】《 試食権付きギフト券 〜 有料なら気兼ねなく 〜》
緊急事態宣言が解除後、スーパーや百貨店など小売業の業界団体のガイドラインを発表。例えばスーパーやコンビニのガイドラインは以下の通り。
・惣菜やパンなどは個別包装
・試食販売は原則中止
・レジではコイントレーで現金受渡を励行
売り場で調理してその場で食べてもらう「試食販売」はできなくても、こんな試食はどうだろう?
※試食の商品は個別包装された商品
<試食権付きギフト券>
例えば、デパ地下で大切な得意先へ手土産を買おうとした時。
◆サービスの流れ◆
(1)デパ地下内に設けられた「サービスカウンター」でお客様が《ギフト券》を購入。この《ギフト券》は金額に応じて試食が可能。
《3千円ギフト券》…3回試食できる
《5千円ギフト券》…5回試食できる
《1万円ギフト券》…10回試食できる
(2)購入者はデパ地下内の店舗を回り、購入したい手土産候補が見つかると《ギフト券》を店員に見せ、「試食したい」と伝えると試食できる
(3)《ギフト券》の裏面にはスタンプを押す欄があり、試食ごとに店員にスタンプを押す。(試食回数はこれで判断)
(4)金額に応じた試食回数が終わり、買いたい手土産が見つかればそのお店で《ギフト券》を使い、商品が購入
※試食には時間制限があり、《ギフト券》購入後1時間以内
※《ギフト券》で商品購入する際の時間制限なし
※《ギフト券》の額面を超える商品の購入は超過分を足せば購入可
こんな試食サービスは「失敗は許されない」お客様にはありがたいサービス。決して損はなく、試食も気兼ねなくできる。試食ができると手土産を手渡す際に「このお菓子は…」と相手と会話ができ、より得意先との距離が縮まる。
また、《ギフト券》の試食スタンプは販売側はマーケティングに使え、
「どの商品と競合しているのか?」
「購入した商品と試食の相関関係は?」
「店内をどのように回ったか?」
「試食の多いディスプレイは?」
などがわかる。
店舗にとっては試食用の商品を用意したり、店舗間競争が高まる可能性がありますが、緊張感があってより売り場が活気づく。
◆◆◆発想の起点◆◆◆
『無料はやめる』
小島:答え合わせは1年後
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▼執筆者の小島とは?
私は「起業家」として新規事業の立ち上げ・収益化を実業としていますが、「企画参謀」として経営者を対象に新規事業の企画提案も行っています。
しかし、多くの経営者の相談を受けて社員の「提案力向上」の要望が多いため、社員向け「アイデア発想力トレーニング研修」を開発しました。
上場企業やグローバル企業など研修実績があり、手前味噌ですが、満足度も高いのですが、予算が少ない中小企業向けには、「通信教育版」も開発いたしました。
社員が自ら運営できるプログラムで自主性も育ち、発想力だけでなく、社員間のコミュニケーションが活発になるため、会社が活性化すると評判です。
▼あるものを活かして、ないものを創る専門家
『企画が欲しい』が全部叶う有限会社ウィッテム
https://iiidea.jp/
代表取締役