トヨタ系のウーブン・キャピタル、第一号案件として自動配送ロボティクス企業のNuroに出資
グローバル投資ファンド、ウーブン・キャピタル(Woven Capital)は、自動配送に特化したロボティクス企業、Nuro, Inc.に出資を行ったと発表した。Woven Capitalは、ウーブン・プラネット・グループ(Woven Planet Group)のコーポレート・ベンチャー・キャピタルであり、本出資はNuroが無人自動配送車の開発を加速し、自動運転を実装した新しい配送を実現していくことを目的とした、シリーズCラウンドの資金調達の一部となる。
本出資は、Woven Capitalの第一号投資案件になる。Woven Capitalは、モビリティ分野にてグロース・ステージの企業を支援する8億米ドル規模の投資ファンドとして2021年1月に設立された。今後、モビリティ、自動化、人工知能、データアナリティクス、コネクティビティ、スマートシティ分野におけるイノベーションやビジネスモデルを生み出す企業に出資していく方針だ。
Woven Capital マネージング・ディレクター ジョージ・ケラマン氏のコメント
『Nuroは、自動運転を用いた地域配送の分野におけるリーダーです。同社は、最先端の技術および米国の大手ブランドとの強固なパートナーシップにより、日常の買い物体験を、より安全で効率的な形で、全く新しい革新的なものに変えようとしています。
Nuroが提供する安全でユーザーフレンドリーな配送は、ポストコロナにおいても消費者に評価されると確信しています。NuroのビジネスはWoven Planet Groupが目指す「Safe Mobility for All」にも合致しており、Woven Capitalの第一号投資案件として今後の成長を支援できることを嬉しく思います。』
Nuro 共同創業者・President デイヴ・ファーガソン氏のコメント
『安全なモビリティと先端テクノロジーにフォーカスし、トヨタグループとしてのルーツを持つWoven Capitalは、Nuroにとって理想的なパートナーです。Woven Capitalのチームは、実社会で自動配送サービスを実現するという私たちの仕事を深く理解し、評価してくれています。彼らと一緒にモビリティの未来を創り、人々の生活を豊かにしていくことを楽しみにしています。』
Woven Planet Groupについて
Woven Planet Groupは、トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社の事業をさらに拡大、発展させるために、2021年1月、「ウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社」「ウーブン・コア株式会社」「ウーブン・アルファ株式会社」「ウーブン・キャピタル」の新体制のもと、事業を開始した。
Woven Planet Group4社は、自動運転技術、ロボティクス、スマートシティなどの分野において、新しいイノベーションの創出とパートナーシップの拡充を通して、人々の働き方や暮らしを変えていく考えだ。安全でつながったモビリティにより、私たちの地球(プラネット)をより幸せな場所にし、ビジョンとして掲げる「Mobility to Love, Safety to Live」の実現を目指すという。
Nuro(ニューロ)について
Nuroは、ロボティクスを活用して日々の生活を豊かにする自動配送のリーディングカンパニー。Nuroの無人自動運転車は、生鮮品やピザから調剤に至るまで、様々な日用品を、早く、安価に、そして何より安全に宅配できるようデザインされている。
Nuroは、ロボティクスを社会全体に活用し、地域配送におけるラストワンマイルを根本的に変革していくミッションを担っている。Nuroはすでに、クローガー、ドミノ・ピザ、ウォルマート、CVS等、代表的な企業とのパートナーシップを発表している。
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