「瀬戸内エリアにこだわったスタートアップ投資を」瀬戸内VCより1号案件として5社へ出資
Setouchi Startups1号投資事業有限責任組合(以下「瀬戸内VC」)は1号投資案件として、株式会社ABABA、株式会社ウィズレイ、株式会社CONNECT、株式会社paintory、株式会社リブルの5社に出資を実行した。
投資背景
瀬戸内VCからのコメント
瀬戸内VCは、「瀬戸内エリアにこだわったスタートアップ投資」を行っています。
「地方にはスタートアップがないからVCは成り立たない」
「地方にはVCがないからスタートアップは成り立たない」
どっちも正解だし、どっちも不正解な気がしています。
だから僕たちはまず、自分たちが心の底から信じられるスタートアップのみなさまに投資させていただくことで「地方のスタートアップっていいよね」という生態系を醸成していきます。
今回、素晴らしいスタートアップのみなさまとこれからご一緒できること、チームに迎えて頂けたことを心より嬉しく思っております。引き続きLPをはじめとする地域の皆様と一緒に投資先企業の成長を全力で支援していく所存です。
投資先スタートアップ企業の紹介
株式会社ABABA
ABABAは、最終面接でカルチャーフィットや人員削減などの理由により、やむを得ず採用できなかった学生を企業間で推薦しあい、同時に他社が推薦する学生を採用できるプラットフォーム。
最終面接で落ちてしまったとしても、それまでの頑張りを評価してもらえた特別なスカウトが届く体験を通して、就活生の心理的なストレスを軽減し、就活鬱・自殺者を減らす。同時に、不採用後も企業と学生の関係性を良好で、継続的なものに変えていく。
一人の先輩社会人として就活生を最後まで応援できる新卒対象のHRtech。
株式会社ウィズレイ
ウィズレイは、分光分析により医薬品を識別できる装置を開発し社会実装することで、薬剤師が対人業務に集中できる環境を構築することを目的として2019年に設立されたスタートアップ企業。薬剤師は本来、高度な薬学的知識や技能だけでなく、コミュニケーション力や予防医学、衛生学等に関する高いスキルを有している。薬剤師が対物業務から解放され対人業務に集中することで、薬剤師が地域住民の健康向上の中心的役割を果たすことができると考えられている。株式会社ウィズレイは、分光分析を応用した画期的な調剤支援装置を開発し社会実装することで、このような世界の実現を目指している。
株式会社CONNECT
医療者不足という社会的課題の解決に向けて、医療従事者向けスポットバイトのマッチングアプリ「Partee(パルティ―)」を運営している。2025年に不足すると言われている看護師27万人に対し、様々な事情で現場を離れている潜在看護師は推定71万人と言われており、これは看護師資格保有者の1/3にもなるという。コロナ禍で経験した「救えるはずの命が救えなくなってしまう」ような医療崩壊を看護師不足によって起こさないためにも、スポットバイトという形で潜在看護師層が医療現場に戻ることができる環境を作り、持続可能な医療の実現に貢献していく。
株式会社paintory
paintoryは、ユーザーのDtoC支援をメーカーとしてものづくりの面から実現するプラットフォーム「paintory.com」「WORK.PAINTORY」を運営している。
paintory.comについて
アパレルブランドの立ち上げとD2Cの運営をワンストップで支援するサービス。初期費用や月額費用が不要で、すべての商品は受注生産で製造されるため在庫のリスクもない。スマートフォン一台で、今すぐにD2Cビジネスをスタートできる。
WORK.PAINTORYについて
アパレル・サプライチェーンにおけるあらゆるニーズに応えるサービス。オリジナルの生地やパターンでの生産、特殊な箇所やインクでの商品の加工、下げ札・ネーム・段ボールといった副資材のカスタマイズ、高機能なネットストアの構築運用、倉庫保管や出荷業務の委託など、あらゆるニーズに対応が可能。
株式会社リブル
リブルは牡蠣養殖から日本の水産業の改革に取り組む水産ベンチャー。
創業期より自社漁場を持って養殖に取り組んできたことから、養殖事業者目線でのニーズを熟知しており、種苗生産から成品生産販売・スマート漁業化(養殖技術の見える化や省力化、効率化)まで一気通貫で取り組む、国内でも稀有な水産事業体。
「最高品質の種苗の提供」と「牡蠣のスマート養殖化」を通して、かつて世界一を誇った日本の水産業に今一度誇りを取り戻すと共に、「世界一おもしろい水産業へ」をコンセプトにチャレンジし続けるという。
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