No.15/100【第3,629号】《文通便 〜優しい安否確認〜》
小島の企画“生”ノート*2021年の妄想*
〜1年後の“きょう”を発想する〜
[発行:2020_05_15]
No.15/100【第3,629号】《文通便 〜優しい安否確認〜》
自宅から少し離れたところに両親が住んでいる。ともに70代で父は80歳手前。父は今も週2、3回は登山を楽しむほど元気で、母も10年以上朝のウォーキングは欠かさない。しかし、元気な人ほど体調を崩した時に一気に老化が進むという。だから努めて電話して“安否確認”している。
今の時代ならメールやネットで両親の様子を知ることは簡単だが、知る方は安心感があるが見られる方はどうなんだろう? 子としても監視的な見守りは望まない。そのため、緊急性を必要としない場合はこんな「見守りサービス」はいかがでしょう。安価で心がこもって親孝行にもなりそう。
<文通便>
郵便局が新しいサービスで「文通便」を作ります。その名の通り、「文通」専用のサービスで専用封筒に市販ノートを入れて「交換日記」を楽しむサービス。
専用封筒:レターパックのような厚紙の封筒で中には大学ノート1冊が入るサイズと厚み(1cm)
郵送料:一回の郵送料は100円(仮)
封筒の宛名面は2つに区切られており、それぞれ住所を書く欄があります。また、切手を貼るスペースもそれぞれあります。
ーーーーーーーーーーーー
A様
〒000ー0000
住所
・・・・・・・・・・・・
切手
ーーーーーーーーーーーー
B様
〒000ー0000
住所
・・・・・・・・・・・・
切手
ーーーーーーーーーーーー
<「文通便」の送り方 A→B>
(1)AさんがBさんに送る時は、Aさんの宛名の下に100円切手を貼ります
(2)郵便ポストに投函します
(3)郵便局が切手に消印を押してBさんへ届けます
Aさんが書いた「日記(手紙)」をBさんが読んで同じノートに返事を書きます。書き終わると同じ封筒に入れます。
<「文通便」の送り方 B→A>
(1)BさんがAさんに送る時は、Bさんの宛名の下に100円切手を貼ります
(2)郵便ポストに投函します
(3)郵便局が切手に消印を押してAさんへ届けます
これで往復できます。封筒は再利用できるタイプで10回程度往復できる強度。片道1週間で2週間で往復するのもいいし、1ヶ月で往復するのもいい。デジタルの時代だからこそ、手書きの文章は心に沁みます。ノートには子供の写真を貼ったり、健康情報の記事や料理レシピを挟んだり。「交換日記」は後で見返す時、特にいいですよね。
また、封筒に貼る切手も記念切手や季節の切手を使ったら、より思い出が残ります。封筒も毎年変わるといいですね。
「文通便」は親子間だけでなく、友人間、恩師と卒業生なども楽しめそう。きっと「文通便」を送ったら、翌日からポストを見るのが楽しみになりそう。このゆるいドキドキ感は癖になりそう。
◆◆◆発想の起点◆◆◆
『郵便のゆるさを活かす』
小島:答え合わせは1年後
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▼執筆者の小島とは?
私は「起業家」として新規事業の立ち上げ・収益化を実業としていますが、「企画参謀」として経営者を対象に新規事業の企画提案も行っています。
しかし、多くの経営者の相談を受けて社員の「提案力向上」の要望が多いため、社員向け「アイデア発想力トレーニング研修」を開発しました。
上場企業やグローバル企業など研修実績があり、手前味噌ですが、満足度も高いのですが、予算が少ない中小企業向けには、「通信教育版」も開発いたしました。
社員が自ら運営できるプログラムで自主性も育ち、発想力だけでなく、社員間のコミュニケーションが活発になるため、会社が活性化すると評判です。
▼あるものを活かして、ないものを創る専門家
『企画が欲しい』が全部叶う有限会社ウィッテム
https://iiidea.jp/
代表取締役