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循環型ビジネスの提案を行うアクポニ、江ノ島電鉄との連携協定を締結

循環型ビジネスの提案を行うアクポニ、江ノ島電鉄との連携協定を締結

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「アクアポニックスで人と地球をHAPPYに」をビジョンに掲げ、循環型ビジネスの提案を行う株式会社アクポニは2023年1月26日、江ノ島電鉄株式会社とアクアポニックス事業に関する連携協定を締結した。

同協定は、循環型農業・アクアポニックスの普及および事業化に向けた実験等に関して両社が相互に協力し、江ノ電沿線地域の課題解決および循環型社会の推進を行うことを目的としている。

連携協定に至る背景と目的/移・食・住をテーマにした新事業を創出し、地域産業の活性化を目指す

2020年以降、新型コロナウイルスの流行により人々の行動や生活様式が変化し、鉄道・バス・観光業界は大きな打撃を受けた。現在もなお、観光客の減少等の影響により地域で事業を営む方々の疲弊が長期化しており、このままでは地域産業が衰退しかねないという懸念がある。湘南藤沢鎌倉地域におけるこうした地域課題を解決するため、江ノ島電鉄が「移」「食」「住」をテーマとした新規事業の可能性を模索していたところ、アクポニが手がけるアクアポニックスの強みである「地域に循環をつくり、地産地消を促進する」「環境負荷が低く、SDGsの11項目のゴール実現につながる」等が地域課題の解決に向けたニーズに合致したため、今回連携協定を締結するに至った。

アクポニは2014年にアクアポニックス専門企業として創業し、環境負荷の少ない循環型農業・アクアポニックスを普及促進する事業を行ってきた。現在は神奈川県藤沢市で2つの直営農場を運営し、研究開発や導入・生産支援、教育事業等を行っている。

アクポニと江ノ島電鉄は同協定および新規に立ち上げるアクアポニックス事業を通じて、湘南藤沢鎌倉地域に新しい価値を創造し、地域課題の解決および循環型社会の推進につなげていくという。

連携協定の内容

・アクアポニックスの普及に関する協力

・アクアポニックスに関する共同調査・研究に関する協力

・アクアポニックスのビジネスモデル・事業化に関する実践の場の提供協力


▲江ノ島電鉄がアクアポニックスで目指すイメージ

今後の予定/江ノ島駅構内にてアクアポニックス施設を設置、2023年3月本稼働予定

連携に伴う具体的施策の第一弾として、乗降客の多い江ノ島駅構内において、アクポニが監修したアクアポニックス施設を設置。魚(ティラピア)と葉物野菜(レタス)を育てながら、アクアポニックスの認知拡大を主眼としたプロモーションを行うとともに、生産物を地域に提供するなどの事業可能性を検証する。同施設の本稼働は2023年3月を予定している。

今後については、生産できる魚や野菜の品目を増やしていくとともに、加工品等の6次化や海水を活用したアクアポニックスにも挑戦する予定だという。


▲アクアポニックス イメージ

株式会社アクポニ 代表取締役 濱田健吾氏のコメント

アクアポニックスは単なる生産手段ではなく、「関わる人が嬉しくなる」「場づくりができる」ことが最大の魅力です。地域の観光や地産地消、資源やエネルギーの効率的利用に組み入れることで大きな価値を生み出します。神奈川県藤沢市には弊社農園もありますので、地域活性化につながるよう、一緒に盛り上げていきたいと思います。

江ノ島電鉄株式会社 代表取締役 楢井進氏のコメント

コロナ禍で当社も地域も打撃を受けましたが、SDGsの達成に寄与できるアクアポニックスに対して新たな可能性を感じています。既に藤沢市で農場を展開している株式会社アクポニと連携して事業化を目指し、当社沿線である湘南藤沢鎌倉の地域価値の向上を目指して取り組んでまいります。

循環型農業「アクアポニックス」について

アクアポニックスとは、水耕栽培と水産養殖を掛け合わせた無農薬・無化学肥料・無除草剤の循環型農業のことだ。魚・微生物・植物の三者が生態系をつくりバランスよく循環する、生産性と環境配慮の両立ができる農業として、その可能性に世界が注目している。

土耕農法と比較して同面積で約7倍の収量となる高い生産性と、約80%以上の節水、ライフサイクルアセスメントによる環境負荷の低さが特徴。アクアポニックスの生産物にはUSDA(アメリカの有機認証)取得が認められており、少ない手間で安心・安全な野菜と魚を育成することができるという。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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  • 場矢崇文

    場矢崇文

    • アキシオン・トーキョー株式会社
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  • 山崎健

    山崎健

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