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【地域版SOIPに迫る<北海道編>】2年目の開催となる「北海道」からはフットサル、サッカー、バレーボールが参戦!共創に取り組む背景・狙いをキーマンたちに聞く

【地域版SOIPに迫る<北海道編>】2年目の開催となる「北海道」からはフットサル、サッカー、バレーボールが参戦!共創に取り組む背景・狙いをキーマンたちに聞く

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「スポーツの成長産業化」を目的として、スポーツ庁が手がける「スポーツオープンイノベーション推進事業」。スポーツ界と他産業が連携して、新たな財・サービスを創出するプラットフォームが「Sports Open Innovation Platform(SOIP)」だ。

スポーツ庁は、国内各地域におけるSOIP(地域版SOIP)を構築するため、昨年に続きスポーツチームとのアクセラレーションプログラム「INNOVATION LEAGUE SPORTS BUSINESS BUILD」を開催する。今年度は、北海道、甲信越・北陸、東海の3エリアでプログラムを開催する構えだ。

そこでTOMORUBAでは、各エリアの地域パートナーやホストチーム・団体に取材を実施する。今回取り上げるのは、北海道エリアのプログラム「INNOVATION LEAGUE SPORTS BUSINESS BUILD 2022 HOKKAIDO」だ。

北海道エリアでは、昨年度も同プログラムが開催され、アイスホッケーチームであるレッドイーグルス北海道と地元企業であるtazawa.co.ltdとの”スポーツ×健康増進”の共創プロジェクトや、プロバスケットボールチームであるレバンガ北海道とVRooMとの”スポーツ×バーチャルシティ”の共創プロジェクトが誕生。現在も取り組みが進行中だ。

今年度は、ホストチームとして「エスポラーダ北海道(フットサル)」、「北海道コンサドーレ札幌(サッカー)」、「ヴォレアス北海道(バレーボール)」の3チームが参画し、新たな取り組みに挑戦する。地域パートナーは、昨年度に引き続きSPOPLA北海道が担う。本記事では、北海道エリアのスポーツの特徴や、各チームの募集テーマ、共創で実現したいことや想いについて聞いた。

「各チームが長年抱えている課題の解決に、外部からの力添えを期待」―SPOPLA北海道

――まずは地域パートナーであるSPOPLA北海道(株式会社北海道二十一世紀総合研究所)さんの概要と活動内容をお聞かせください。

小川氏 : 弊社は札幌市に拠点を置く民間のシンクタンクで、北海道の地銀、北洋銀行の関連会社です。調査や施策検討を行っており、北海道経済産業局様から道内のスポーツ関連ビジネス振興のお手伝いをさせていただいたご縁から、SPOPLA北海道の事務局を担当させて頂いております。SPOPLA北海道はスポ―ツと異業種の連携で持続的に新たなビジネスを生み出すことを目的とし、昨年度に引き続き「INNOVATION LEAGUE SPORTS BUSINESS BUILD 2022 HOKKAIDO」の運営を手がけます。


▲SPOPLA北海道 株式会社北海道二十一世紀総合研究所 調査研究部 主任研究員 小川貴大氏

――改めてになりますが、北海道のスポーツ産業の現状と、特徴についてお聞かせください。

小川氏 : 北海道は非常にスポーツの盛んな地域です。プロ・アマ共に活発に活動しており、プロスポーツチームは4つあります。どのチームも地域密着型で展開しており、札幌をはじめ、旭川、釧路、帯広など、全道にわたって活動を広げています。地域とのつながりを重視し、地域連携や地域貢献に主眼を置いた取り組みが多く見られるのは大きな特徴と言えるでしょう。

地域の人たちは地元愛が強く、地元のチームを積極的に応援しています。現地観戦ランキングは、男性が全国1位、女性3位という調査結果もあるほどです。こうしたことから、北海道はプロスポーツビジネスのポテンシャルが非常に高い地域と捉えることができます。

――今回のホストスポーツチームをご紹介ください。

小川氏 : 3チームが参画しています。1チームずつご紹介します。まずフットサルのFリーグに所属する「エスポラーダ北海道」。札幌をホームタウンにしており、特徴は選手全員が北海道出身ということが挙げられます。このため、地域からも熱い応援を受けており、歴代2位となる来場者記録を持っています。市のスポーツ協会や教育委員会と連携したスクール事業や、教育事業を活発に行っていることも特徴の一つです。

続いて、サッカーJ1の「北海道コンサドーレ札幌」。1996年に設立、非常に集客力のあるチームで、2019年には観客動員数3.5万人を記録したこともあります。近年はサッカーの枠にとらわれず、北海道とその他の地域、世界をつなげたいという意志を打ち出しています。SDGsのプロジェクト「PASS」を進めるなど、注目度も高くなっています。

最後に、バレーボールVリーグに所属する「ヴォレアス北海道」。現在は2部で活躍していますが、2021~22に連覇してV1昇格を見据えています。試合会場の完全キャッシュレス化をバレーボールチームで初めて行ったほか、プロスポーツチームとして世界初となる化石燃料プロダクトの導入を実施するなど、先進的な取り組みをしています。地域と連携し食品を開発するなど、地域に根付いた活動に力を入れているのも特徴です。

――メンターと地域のサポーター企業もご紹介いただければと思います。

小川氏 : メンターは昨年に引き続き、福田拓哉氏(熊本バスケットボール株式会社 代表取締役社長)と藤間恭平氏(株式会社DRIVE Incubation 代表取締役)にお願いしています。福田氏はプロスポーツ組織との協同プロジェクトに造詣が深く、藤間氏は道内最大級のアクセラレータープログラムの運営経験があるなど、スタートアップの支援について知見を持っています。また、今年は道内で地域特化型シード向けファンドを運営する大久保徳彦氏(株式会社POLAR SHORTCUT 代表取締役CEO)にもメンターとして参画していただきます。

昨年ホストチームだったプロアイスホッケーチーム「レッドイーグルス北海道」とプロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」にはサポーターとしてバックアップいただきます。他のサポーター企業についても今回のプロジェクトに限らず、中長期的に関わってもらう観点で参加していただくよう打診しています。

このほか、SPOPLA北海道、北海道経済産業局、北海道二十一世紀総合研究所のネットワークを活用し、必要に応じて適切なサポーター企業をアサインする予定となっています。

――最後に今年度の目標、意気込みをお願いします。

小川氏 : 参加いただいたホストチームは、長年にわたり自分たちの力だけでは解決が難しかった課題を抱えています。このため、外部の視点には大きな期待を寄せています。ぜひ新しい観点からハッとするような提案をご提供していただければと思います。共に新しい価値の創出につなげていきましょう。

「フットサルの”見る”魅力を広め、エンターテインメントの一分野として確立させたい」―エスポラーダ北海道

日本フットサルリーグ(Fリーグ)に所属する、エスポラーダ北海道。リーグトップクラスの集客力を誇っているが、ファン層はまだまだ限られている。そうした中で、今回の地域版SOIPでは『フットサル・チームの魅力を“引き出し”“広げる”新たなコミュニケーションの創出』という募集テーマを掲げている。テーマを設定した背景・目的や共創パートナーに提供できるリソースなど、担当である水上氏に話を聞いた。

――まずはエスポラーダ北海道における水上さんの役割とチームの特徴について伺いたいと思います。

水上氏 : 私は選手兼GMをしています。選手としてはエスポラーダ北海道がFリーグに参戦した時からずっと所属しています。チームの特徴は、小川さんにご紹介していただいた通り、オール道産子でメンバーを構成していること。この方針は設立以来、変えていません。

また、地元の学校で出前授業を行うなどスクール事業を積極的に行っていることも大きな特徴です。スクールで教えた子どもたちが将来的にはクラブに入り、より強いチームを作り上げるのが理想です。一方で、現在はメンバー全員が自分の仕事をしながらフットサルを行っており、ゆくゆくはプロ選手としてフットサル一本で生活できるような環境を整備したいと思っています。


▲エスポラーダ北海道 選手兼ゼネラルマネージャー 水上玄太 氏

――今回の募集テーマを『フットサル・チームの魅力を“引き出し”“広げる”新たなコミュニケーションの創出』としました。設定した背景・目的や課題感をお聞かせください。

水上氏 : フットサルの認知を上げたいという想いがあります。ここ数年でフットサル人口は増えてきましたが、まだまだみるスポーツだとは思われていません。まずはこの点を改善したいです。

また、エスポラーダ北海道は、観客動員数は多いものの新規のお客様が開拓できていないのが実情です。スポーツチームとして競技でお客様を魅了するのは当然のこととして、それ以外でも会場に足を運んでみたくなるような仕掛けを作りたいです。自分たちだけではどうしてもアイデアが乏しいので、 共創パートナーにお力添えをいただきたく思っています。


――今はどんな方たちがファン層の中心ですか。

水上氏 : 学校で出前授業を行う際に、招待券や割引券を配っていることもあって、ファミリー層が中心です。今後は若い女性にもファン層を広げたいと考えています。

――チームとしてパートナー企業に提供できるリソースや強みをお聞かせください。

水上氏 : オール道産子で北海道に根付いていること、教育委員会や学校との連携が図りやすいことが挙げられます。試合会場も実証の場として提供可能です。

――応募企業に対するメッセージをお願いします。

水上氏 : フットサルの魅力は臨場感とスピード感です。「チャンスがピンチになり、ピンチがチャンスになる」の繰り返しで、選手の足音やぶつかり合う音が間近に聞こえてきます。そうした魅力がどうしたら伝わるか、アイデアを出し合っていきたいです。今はマイナースポーツですが、一つのエンターテインメントとして確立させることが目標です。ぜひご協力ください。

「北海道を元気にする”突拍子もない”アイデアも歓迎」―北海道コンサドーレ札幌

J1で長く活躍する北海道の代表的なスポーツチームである北海道コンサドーレ札幌。北海道全域をホームとして、地元で長く愛され、熱いファンが多い。同チームが地域版SOIPで掲げる募集テーマは、『チームとファンの新たな繋がりで、次世代の北海道を盛り上げる』だ。テーマ設定の背景・目的や共創パートナーに提供できるリソースについて、担当である熱海氏に話を聞いた。

――まずは熱海さんがチーム内でどのような役割を担っているのかお聞かせください。

熱海氏 : 企画戦略室に所属しています。企画戦略室は昨年に創設され、役割は主に新規事業の創出と社会連携です。新規事業では、従来のチケット、広告、グッズ、ファンクラブ以外で収入の柱の確立を目指しています。社会連携では、自治体などと連携してホームタウン活動を進めています。小川さんから紹介のあった「PASS」(北海道コンサドーレ札幌のSDGsプロジェクト)も当部署で手がけています。


▲北海道コンサドーレ札幌 企画戦略室長 熱海寿氏

――北海道コンサドーレ札幌の特徴をご紹介ください。

熱海氏 : 北海道コンサドーレ札幌という名前の通り、北海道全域をホームタウンとして活動しています。運営側としては、プロサッカーチームを運営しているというよりは、北海道に住む人たちを元気にするのが役割と捉えています。また、サッカー以外にもバドミントンやカーリングのチームも持っています。今後はスポーツに限らず北海道のためになる事業をますます積極的に手がける方針です。

――今回の募集テーマを『チームとファンの新たな繋がりで、次世代の北海道を盛り上げる』としました。設定した背景や狙い、課題感をお聞かせください。

熱海氏 : 北海道コンサドーレ札幌は、ファンの方々に支えられおかげさまで昨年に設立25周年の節目を迎えることができました。一方で、ファン層は40~60代が中心で、若い世代にリーチできていない現状があります。

チームが今後、長く活動する上では若い世代の支持は必要不可欠です。若い方をファンにするために、ぜひ私たちにない発想をいただければと思います。まったく新しい視点を期待しているので、突拍子もなく奇想天外な案も歓迎します。また、新事業に資するアイデアもぜひご提案いただければと思います。


――パートナー企業に提供できるリソースはどのようなものがあるでしょうか。

熱海氏 : 40~60代のロイヤリティの高いサポーターの方たちが挙げられます。北海道全土はもちろんのこと、関東などで活躍する北海道出身のサポーターも一定数いらっしゃいますので、多様な地域のネットワークが活かせます。サポーターの方たちに協力を仰ぎながら、さまざまなトライアルが実現できると思います。また、ユースチームやバドミントン、カーリングのチームとのコラボレーションも可能です。

――「PASS」のプロジェクトで生まれたネットワークの活用もあり得るでしょうか。

熱海氏 : そうですね。「PASS」を通じて札幌市や北海道の複数の部署とつながりができていますので、そうしたネットワークも活用できます。

――最後に、応募企業に対するメッセージをお願いします。

熱海氏 : 北海道コンサドーレ札幌は四半世紀以上の歴史を有します。一方で、その歴史の中で、私たちは常に新しい取り組みやチャレンジを繰り返してきました。これまでにない発想を柔軟に受け入れる土壌はあります。「サッカークラブでこんなことはできないですよね」と思っても、そうしたアイデアこそ私たちは求めています。面白そうなことなら、何でもやる心づもりです。ぜひお力をお貸しください。

「Web3.0の活用を共創パートナーと一緒に発展させていきたい」―ヴォレアス北海道

プロバレーボールリーグである「Vリーグ」に所属するヴォレアス北海道。昨年はV2優勝を果たし、V1昇格まであと一歩と勢いにのるチームだ。競技だけでなく、デジタル技術の導入や環境貢献の取り組みなどをリーグ自体の改革を先導して着手している。そんな同チームが地域版SOIPで掲げる募集テーマは、『地域とチームの魅力を引き出す。ファンによるファン活性のための仕組みづくり。』だ。このテーマを設定した目的や実現したい共創アイデアなどについて、担当である木下氏に話を聞いた。

――ヴォレアス北海道における木下さんの役割と、チームの特徴についてお聞かせください。

木下氏 : 私は、toC事業の責任者で、チケッティングやマーチャンダイズなどを担っています。チームの特徴についてですが、2021-2022シーズンはV2で優勝をしており、V1へ最も近いチームだと自負しています。

また、ヴォレアス北海道はバレーボール業界初の試合会場の完全キャッシュレス化を実現。さらに、プロスポーツチームとしては世界初となる持続可能な環境と経済を目指す「VOREAS GREEN DEAL 宣言」と、それに伴って発表した化石燃料削減プロダクト「SLOW」など、新たな取り組みを積極的に推進しています。一方で、地元店と組んだ食品開発など、競技以外での活発な地域連携を行っている点も特徴と言えるでしょう。


▲株式会社VOREAS マーケティングマネージャー 木下瑛博 氏

――今回の地域版SOIPでは、『地域とチームの魅力を引き出す。ファンによるファン活性のための仕組みづくり。』という募集テーマを設定されています。このテーマの狙いとは?

木下氏 : ホームエリアでのファンをさらに拡大させていきたいという狙いがあります。また、バレーボール業界としてファンの入り口を広げていくために、新たな仕掛けをしていきたいという想いもあります。

――具体的に実現したい共創アイデアについて教えてください。

木下氏 : もともと、ヴォレアス北海道が積極的に取り組んでいるWeb3.0の活用をさらに発展させていくために、共創パートナーと取り組んでいきたいという思いが前提としてあります。それを踏まえ、チャレンジしてみたいのが「最新技術等を用いたクラブとファンが一緒に考え実行できる仕組み」です。NFTなどWeb3.0の活用によって、チームの動きとは別に、ファンが独自に新たなコンテンツ創出やプロジェクトの企画運営をしていく仕組みを構築していきたいと考えています。

またその他の共創アイデアとして考えているのが、「ファンと地域の交流を生み出す仕掛けづくり」。これは、試合と一緒に、「街を楽しむ」「応援することで地域に還元される」など、ファンと地域が絡み合う仕掛けにより、チームと地域がさらに一体となっていく取り組みを想定しています。

そして最後の共創アイデアとして、「非認知層に向けた新たなコンタクトポイントの創出」を挙げています。バレーボール及びチームにまだ触れたことがない層に向けて、新たな接点を創出し、興味関心を持つ機会を増やしていくことが狙いです。


――共創パートナーに提供できるリソースをご紹介ください。

木下氏 : 私が担当しているtoC事業の領域(ファンビジネス)については比較的自由度高く提供できると考えています。具体的には、グッズやチケット、試合会場・イベントやその場で提供する飲食などです。

――それでは最後に、応募企業に対するメッセージをお願いします。

木下氏 : ヴォレアス北海道は、「未だ見ぬ熱狂と誇りの共創」というミッションを掲げています。私たちと共創パートナーのみなさんが互いに影響し合うことで、誰も想像できなかった未来を創造できると信じています。共創を通じて、地域の課題解決にも取り組んでいきたいですね。

また、先ほどもお話ししたようにヴォレアス北海道は「VOREAS GREEN DEAL 宣言」を発表しています。ぜひこの宣言をご覧いただき、共創を進めていくことができれば嬉しいです。

取材後記

北海道は非常にポテンシャルの大きいエリアである。広大な自然があるのはもちろんのこと、食や観光、近年ではIT産業も栄えている。取材を通じてスポーツ分野も大きなポテンシャルがあることがわかった。サッカー、フットサル、バレーボールをはじめ、カーリング、バドミントンなどが活発に行われ、観客動員数も多い。地元愛が強い土地柄という話もあり、スポーツ×他産業の新たなビジネスが生まれる可能性は高いのではないか。本プログラムを通じて、これまでにない価値の創出に期待したい。

※「INNOVATION LEAGUE SPORTS BUSINESS BUILD 2022 HOKKAIDO」の詳細についてはこちらをご覧ください。

(編集・取材・文:眞田幸剛、文:中谷藤士)

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見る者もする者も支える者も、携わるだけで一丸となることができる、究極のエンターテインメント。地域発の「スポーツ×〇〇」のビジネスで、スポーツを成長産業へ。スポーツ庁が推進する『地域版SOIP』と全国各地域でのオープンイノベーションの軌跡に迫ります。