【無料セミナー】withコロナだからこそ必要な「感情のコントロール」を、ホルモン変動と脳波から考える/日本の医工連携を担う慶應義塾大学満倉靖恵教授が講演
【セミナー内容】
警察庁と厚生労働省が3月16日に発表した2020年の自殺者数は、11年ぶりに増加となりました。背景には新型コロナウイルス感染拡大に伴い、経済的な困窮や緊急事態宣言による孤立があると考えられています。
もともと日本人は特に本心を隠し、他人に合わせることが美徳とされ、感情を押さえ込みやすいとわれており、コロナ禍による様々な抑制が、より感情への負荷を強めていると考えられます。それがやがてうつ状態を引き起こす可能性もあります。
そのため、今後も続くであろう新型コロナウイルスによる自粛生活の中で自分自身の状態・気持ちをよく知るために、感情のセルフチェックが必要となっていますが、現在、自身の状態を知る方法は主にアンケートとなっております。
自分自身をよく知るためには、主観的なアンケートだけでなく、客観的な方法での測定が必要です。
今回は、20年近く生体信号の研究に携わり、脳波から感性を可視化する研究の第一人者であり各方面のメディアにご出演の満倉靖恵先生に登壇いただき、ヒトの感情に重要な働きを及ぼすホルモン変動と脳波の関係について、そして、その計測方法についてお話をしていただきます。
また、満倉靖恵先生と電通サイエンスジャムとで開発した脳波を活用したリアルタイム感性把握ツールの「感性アナライザ」の最新事例についてもご紹介をさせていただきます。
【こんな方におすすめです!】
-企業の人事労務に関わり、社員の心の健康管理や生産性向上に携わっている方
-消費者のより深いインサイトを知り、商品開発やマーケティングに活用したい方
-感情に寄り添った、新しいサービスを検討している方
-新しい技術を使い、客観的な商品評価基準の構築を検討している方
【登壇者】
満倉 靖恵 氏
慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授
慶應義塾大学医学部 精神神経科学教室 兼担教授
株式会社電通サイエンスジャム CTO
【研究のキーワード】
生体信号処理
医療に使える革新的AI
脳神経科学
認知症発生機序解析
遺伝子解析・ゲノム編集
睡眠解析
音声認識・画像処理
脳波によるリアルタイム感情認識
満倉研究室では医工連携に力を入れており、工学だけでも医学だけでもできない研究を行っています。特に脳波をはじめとした生体信号解析、脳波によるリアルタイム感情認識、脳神経科学、認知症発生メカニズムの解明、遺伝子解析、ゲノム編集、睡眠解析、音声認識・画像処理などをキーワードとして幅広い分野で研究を行っています。
満倉教授の開発した世界初の脳波によるリアルタイム感情認識ツール「感性アナライザ」
脳波は、人の脳細胞の活動により生じる電気信号であり、頭皮上に電極を装着することで計測されます。一般的に使用される脳波計は機器の大きさから実環境での計測が困難とされています。「感性アナライザ」では、コンパクトな単極型の脳波計測を用いることで実環境での脳波計測を可能としています。電極はアクティブ電極方式を採用しており、電極リード線の揺れに伴うアーチファクトの混入を抑止します。
感性アナライザ
(https://www.dentsusciencejam.com/kansei-analyzer/)
【イベント概要】
日程:2021年4月19日(月) 15:00~16:30
場所:オンライン開催
配信サービス:Zoomウェビナー
参加費:無料
イベント参加申し込み後ウェビナー用URLを主催者より送付
【注意事項】
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飯田剛史(株)電通サイエンスジャム
(株)電通サイエンスジャム