広告収入の最適化でパブリッシャーが注目すべき点とは?
今回のブログでは広告業界で働いている人にとってマネタイズする為にはとても重要である、広告収入の最適化とeCPMの重要性について取り上げたいと思います。また収益化に頭を抱えるアプリパブリッシャーにおすすめなユニークな広告タイプ「BuzzAd Pop」についても紹介します。
本ブログは以下の構成でまとめておりますが指標について既にご存知の方は是非④へとお進み下さい。
① CPMとeCPMとは?
② eCPMの重要性とは?
③ eCPMとCTRの密接な関係とは?
④ パブリッシャーが行うべきおすすめ施策のご紹介
オンライン広告を運営・管理していると、いくつも目にする指標があります。CPA、CPE、CPI、CTR、CPC、CPMなど、状況や広告の目的に応じて無数に分けられる指標があります。オンライン広告の中でも分野にかかわらず一般的に目にする指標としてCPC(Cost Per Click)、CTR(Click Through Rate)、CPM(Cost Per Mille)の3つがあげられます。
またCPMとは別にeCPMというとても類似する指標がありますが意味がとても異なります。オンライン広告でマネタイズする際にはなぜこのeCPMを管理し高めるべきなのか、その重要性を見ていきましょう。
① CPM vs. eCPM
CPMは、広告表示回数1,000回当たりのコストを意味し、広告の表示回数に基づいて広告費用を支払う方式です。例えば、広告主が¥500 / CPMでモバイルアプリにバナー広告の枠
を購入した場合、広告10,000回の表示に対しキャンペーン費用として¥5,000を支払うことになります。(¥500 /表示数1,000回、10,000回の表示= ¥5,000)
eCPMは有効広告表示数1,000回あたりのコストを意味し、パブリッシャーがどの課金方式(CPA、CPE、CPIなど)を使用するかに関係なく、どの程度大きな効果を得たかを計算する為に使用されます。このeCPMを扱う際に注意深く確認する点は「効果」であり、広告の成果を1,000インプレッションベースだけで計算するCPMと、実績を比較するのはやや困難で、大きく異なります。
パブリッシャーのeCPMが高い程、アプリに掲載された広告が効果的で、ユーザーの流入がスムーズに行われていることを意味します。また広告を見るユーザーが多い程、パブリッシャーが得る収益も増加します。
② eCPMとは?なぜ重要?
前述のように、eCPMは広告インプレッション数1,000回当たりで、パブリッシャーが得る収益の推定であり、「総収益/インプレッション数 * 1,000」として計算します。
なぜパブリッシャーにとってこのeCPMが重要なのでしょうか?eCPMはアプリの収益化の効率を確認する為に使用され、パブリッシャーにとっては重要な指標です。広告ネットワークの種類、地域、OS、クリエーティブを考慮し、広告収益を比較することにより、キャンペーン効果と広告の最適化するのに役立ちます。
例えば、広告キャンペーンAとBを走らせていて、キャンペーンAは500回のインプレッションから$12の収益が生まれ、キャンペーンBでは900回のインプレッションから$10の収益が生まれたとします。2つのキャンペーンの広告効果は単純なキャンペーン数と収益の金額だけでは、効果的に比較することは困難です。
これをeCPMで計算する場合、キャンペーンAは$24、キャンペーンBは$11となり、AキャンペーンAがより効果的であることが分かります。
③ CTRを支配する広告プラットフォームは、収益を支配する!
広告のeCPMを優先した指標に設定した場合、他の何よりもCTRを優先順位に置いて考える必要があります。これはeCPMを計算する以下の公式からご理解頂けます。
CPCは「広告費用/クリック数」として計算されますが、「クリック数」は「インプレッション数*CTR」の代わりに使用し、最終的な計算は「広告費用/(インプレッション数*CTR)」で計算します。結果的に、CTRがeCPMを大きく左右する鍵であるといえます。
CPC
= 広告予算 / Click
= 広告予算 / (Imp * CTR)
eCPM
= 広告収益 / Imp * 1,000
= Imp * CTR * CPC * 1,000 / Imp
= CTR * CPC * 1,000
CTRを高める方法として、「コンテンツ、広告文を工夫する」、「焦点を絞ったキーワードを作成する」、「広告との関連性が高いユーザーに配信する」などの施策を聞いたことがあると思います。しかし、広告のデザインやコンテンツは広告主側で作成される為、パブリッシャー側でCTRをより高めるのは容易ではありません。
現在Buzzvilは、CTRを高める為の方法としてアプリ事業者向けパブリッシャーへ以下のサービスを提供しています。
④ パブリッシャーが注目すべきBuzzAd Popとは?
広告収入の最適化とeCPM、CTRに関する関係がお分かりいただけましたでしょうか?本ブログに関するご質問、アプリの新たなマネタイズにご相談が必要な場合は、お気軽にお問い合わせ下さい。
諸 俊赫株式会社バズヴィル
まだ日本では新しい、Androidのホーム画面上にチャットヘッド型アイコンを表示してユーザーにアプローチするアプリマーケティングソリューション「BuzzAd Pop」を提供しております。 既に日本では「JR東日本」「ロイヤリティ・マーケティング(PONTA)」「LINEショッピング」と協力し「ロック画面ソリューション」としてそれぞれのアプリを提供しております。
株式会社バズヴィル
事業責任者