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電子マネー導入におけるスマホケースの課題

電子マネー導入におけるスマホケースの課題

北村東太

2019年より本格的に導入が始まった電子マネー。実は雑貨分野では、2017年頃から徐々に薄い財布の需要が高まっていました。そして、2019年の電子マネーの本格化にともない、その勢いは加速しています。

できるだけ財布を身軽にしたい→もしかしからスマホだけ持ち歩けば、事足りるのでは?

このような思考が働くひとも多く、年々スマホケースに各種カードを入れたいといった需要は高まっているように感じます。

そのような中、2020年のコロナ禍で「現金を触りたくない!」と言った声も聞くようになりました。非接触での金銭のヤリトリを望むユーザーが、今後徐々に増えていきそうだと感じているこの頃です。

現在販売されているスマホケースは、

●ハードケース(ポリカーボネート製)
●ソフトケース(TPUケース製)
●手帳型ケース(内側に取り付けたケースを合皮や本革で挟み込むタイプ)

に分類されます。

ハードケースには、背面にカードを収納できるように工夫されたケースも出ていますが、やはり収納できる枚数が限られます。一番カードを入れることができるケースは手帳型ケースです。でも、現在の手帳型ケースには問題があります。

今市販されている手帳型のスマートフォンケースは、大きく大別して3 つのパターンがあります。

1. ベルトタイプ
2. マグネットタイプ
3. ベルトなし、マグネットなし(通称=フリップケース、パカパカケース)

1. ベルトタイプ

手帳型ケースの開閉をベルトで止めるタイプ。この中には

a. ボタンで止めるタイプ
b. マグネットで止めるタイプ

の2 つが存在します。

●ボタンで止めるタイプ・・・開閉時にいちいちボタンで止めなければならず、突然の電話などに対応が遅れてしまう。そのため、ごく一部の方のみが使用しているようです。

●マグネットタイプ・・・ベルトの中にマグネットが仕込まれているタイプ。一般的な手帳型ケースがこちらになります。開閉がマグネットのため、ボタンよりはスムーズに開閉できますが、やはりベルトで止めるため、ひと手間増えてしまうことでここ1 年ほどは敬遠され始めました。また、マグネットの影響がゼロではないので、それもベルトタイプが敬遠され始めた理由の一つです。

2. マグネットタイプ

ベルトを使用した開閉の煩わしさをなくすために開発されたタイプ。ベルトがない分、見た目もすっきりとし、開閉も楽です。しかし、なにより強力なマグネットを手帳の内側に仕込んでいるため、スマホ本体への影響や、手帳のカードスロットの中に挟み込んだ磁気カードへの影響が少なからずあります。本当はマグネットタイプがいいのだけれど、マグネットの影響を気にして使えないといった声が多いタイプです。

3. ベルトなし、マグネットなし

とにかく開閉時のストレスはまったくないケースです。ですが、手から滑り落ちた時や、バッグの中にケースを収納した際に、勝手に手帳の蓋が開くので、あまりよろしくありません。傷を付けたくない意味あいでケースを取り付けているだけに、開きたくない時に開かないケースが欲しいけど、他に代替品がないため、仕方なくパカパカケースを使っているという方も多いようです。

この中から見えてくる課題は、

1. 思った時に開閉できるもの(意図していないのに開くケースはダメ)
2. 開閉時にストレスなく使えるもの
3. スマホ本体や磁気カードに悪影響を与えないもの

以上の3 点に絞られます。

ここ数年、これを解決する方法を探していました。

北村東太アングラーズケース

昭和58年より発行してきた魚釣りの情報誌「週刊つり太郎」をベースに、釣り愛好家をターゲットとしたデザイン型スマホケースをECサイトで販売スタート。徐々に一般の方へと顧客層を拡げていき、現在ではスマホケースのみならず、関連グッズやオリジナル商品なども販売している。

アングラーズケース

取締役

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