No.14/100【第3,628号】《見に行くだけでも楽しいアパレルショップ 〜試着室が必要ないお店〜》
小島の企画“生”ノート*2021年の妄想*
〜1年後の“きょう”を発想する〜
[発行:2020_05_14]
No.14/100【第3,628号】《見に行くだけでも楽しいアパレルショップ 〜試着室が必要ないお店〜》
「アパレルショップに来店した人の中で何%の人が試着室を使うだろうか?」
この問いについてはさておいて、もし接触することを極力避ける世の中になったらアパレルショップで試着する行為は嫌われるだろうか?
そこで、振り幅最大にして「試着室のないアパレルショップ」を考えてみることにしました。
商品のすべては店舗の壁面に格子状に区切った棚の中に入れます。そして、店舗の中央にはマネキンを置きます。
例えば、マネキンは全部で30体。15体がレディース、10体がメンズ、5体がジュニア。ここに並べるマネキンはモデル体型ではなく身長や体型がさまざまで、いわゆる一般的な人をモデルにしたマネキン。
<マネキンのポージング例>
・マネキンは椅子に座ってパソコンを打っている姿
・カバンを持って颯爽と歩いている姿
・自転車に乗っている姿
・複数人で談笑している姿
・車を運転している姿
など、さまざまなシーンをマネキンで表現います。太陽光に近い照明(屋外シーン)でも見栄えが違うかもしれません。
また、カップルであったり、夫婦であったり、子供連れの家族であったり。それぞれのマネキンには参考データ<身長、ウエスト、股下、胸囲、袖など>が表示されており、着ている服も商品名とサイズが表示されています。
<商品の買い方>
(1)お客はマネキンを見て服を選びます
(2)気に入った服があれば壁面の商品棚から自分のサイズを探します。
(3)商品が見つかれば手にとってレジへ
このアパレルショップは、試着室がないというより「試着室を必要としないお店」を目指します。マネキンのポージングや纏う服は、毎日変えることで売り場に動きを作り、見る者を楽しませます。その日のテーマやコンセプトはショップのホームページで公開します。
洋服により立っている姿は素敵だが、座っている姿は映えない場合もあります。仕事で座っている時間が長い人は座った姿が素敵な方がいいですよね。また、正面より横からの姿を見て欲しい人もいます。
マネキンに「ジョージ」「キャサリン」など一体ずつ名前を付けたら、なおユニークかも。「最近、ジョージは食欲旺盛でウエストが5cmアップしました」とコメント付けたら、もう感情移入してしまう?
◆◆◆発想の起点◆◆◆
『見に行くだけでも価値があるが実店舗の魅力』
小島:答え合わせは1年後
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▼執筆者の小島とは?
私は「起業家」として新規事業の立ち上げ・収益化を実業としていますが、「企画参謀」として経営者を対象に新規事業の企画提案も行っています。
しかし、多くの経営者の相談を受けて社員の「提案力向上」の要望が多いため、社員向け「アイデア発想力トレーニング研修」を開発しました。
上場企業やグローバル企業など研修実績があり、手前味噌ですが、満足度も高いのですが、予算が少ない中小企業向けには、「通信教育版」も開発いたしました。
社員が自ら運営できるプログラムで自主性も育ち、発想力だけでなく、社員間のコミュニケーションが活発になるため、会社が活性化すると評判です。
▼あるものを活かして、ないものを創る専門家
『企画が欲しい』が全部叶う有限会社ウィッテム
https://iiidea.jp/
代表取締役