エンジンからのCO2を90%回収
気候変動が身近に感じられるようになり、世界中の様々な業界で温室効果ガス排出の削減に向けた活動や技術革新が進められています。
その主たる分野ともいえるのは、やはり自動車をはじめとする輸送業界。
従来の化石燃料から電気や水素をエネルギーとすることで、輸送時に車両や船舶から排出される二酸化炭素を削減する動きが高まる一方で、そのインフラ整備には車両・船舶側もエネルギー供給側も大々的な変革が求められます。
では、「二酸化炭素を排出しない」ではなく、「排出した二酸化炭素を貯蔵する」ことが可能だったら…?
スイスのスタートアップQaptis社が開発した「Kit」を従来型のトラックに搭載することで、エンジンから排出される二酸化炭素の90%が回収でき、回収された液体状の二酸化炭素は様々な方法でリサイクルが可能です。
新たなインフラ整備を進めつつ、従来型の輸送手段にはこの「Kit」搭載が、地球規模での温室効果ガス削減に最も効果的かもしれません。
詳細はこちら: QAPTIS社、燃焼エンジンからCO2回収
松田 俊宏在日スイス大使館
スイス国内で6ヶ所のテクノロジーパークを運営。世界各国からの企業とスイスの研究機関が集まる研究開発拠点として、日本企業のスイスでのオープンイノベーションプラットフォームを提供しています。
在日スイス大使館
スイス・ビジネス・ハブ 投資促進部