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ウェルネス/運動施設向けオールインワン・マネジメントシステムを提供するhacomono、シリーズDで46億円を調達し累計120億円に到達

ウェルネス/運動施設向けオールインワン・マネジメントシステムを提供するhacomono、シリーズDで46億円を調達し累計120億円に到達

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ウェルネス/運動施設向けオールインワン・マネジメントシステム「hacomono」を提供する株式会社hacomonoは、ウェルネスおよび運動施設向けのオールインワン・マネジメントシステム「hacomono」を提供するスタートアップとして、シリーズDラウンドで46億円の資金調達を実施した。この調達により、同社の累計資金調達額は120億円に達した。

本ラウンドでは、JPインベストメントや三井不動産が運営する31VENTURESをリード投資家とし、Prominent East Coast Ivy League Endowment(米東海岸の名門大学の基金)を運用する海外投資家、ゆうちょ Spiral Regional Innovation Fundなど新たな出資者が加わった。また、既存投資家であるALL STAR SAAS FUNDやGMO VenturePartnersも引き続き参加し、hacomonoへの期待が伺える。

驚異的な成長を続けるhacomonoの実績

2023年4月のシリーズCからわずか1年8ヶ月の間に、同社は以下の成果を達成した。

  • ARR:T2D3以上の成長を継続

  • 導入店舗数:約2.6倍

  • チャーンレート:0.4%未満の低水準を維持

  • 決済流通額:約7倍以上

  • 利用ユーザー数:610万人増

これに加え、主戦場であるフィットネスクラブのみならず、日本全国の運動スクールや公共施設への導入も急速に進展。2024年に開始したFinTech事業が成長を牽引し、月謝制店舗における業務効率化を実現している。また、IoTハードウェアの導入も進み、デジタルと現実世界をつなぐ新しい顧客体験を提供している。

6つの戦略的投資領域を発表

hacomonoは、新たに調達した資金を以下の6つの分野に投資する計画だ。

  1. Layer Cake戦略の加速:カテゴリーリーダーとしての地位をさらに強化。

  2. FinTech新サービスの拡充:キャッシュレス決済など、革新的な金融ソリューションを提供。

  3. IoT × AIの新サービス展開:IoTとAIを活用した次世代サービスで競争力を強化。

  4. 近接ドメインへの進出:新たな市場への参入を模索。

  5. 新プラットフォームの投入:業界の枠を超えた価値創造を目指す。

  6. M&Aおよびグローバル展開:国際的な市場拡大を視野に入れた戦略的提携。

本ラウンドに参加した投資家からも、hacomonoの成長性や社会的意義への期待が寄せられている。JPインベストメントの大島氏は「hacomonoがウェルネス産業の標準を創造するインフラ企業へと進化すると確信している」とコメント。三井不動産の髙波氏も「施設や街全体の魅力向上に貢献する可能性を感じている」と述べている。

少子高齢化や労働力不足といった社会課題が深刻化する中、hacomonoはウェルネス産業の新たな未来を切り拓いている。同社の進化は、単なるSaaSを超え、社会インフラとしての役割を担う存在へと成長することが今後期待されるだろう。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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