セールスコンサルティングを提供するGrand Central、総額8.9億円の資金調達を実施
セールスコンサルティングを提供する株式会社Grand Centralは、三菱UFJキャピタル株式会社やSalesforce Ventures、みずほキャピタル株式会社、愛知キャピタル株式会社、East Venturesを引受先とする第三者割当増資を含む総額8.9億円の資金調達を実施した。また、金融機関4社からの借入も併せて行い、同社の成長を支える資金基盤を一層強化した。
資金調達の背景と目的
Grand Centralは、「“営業革命”を体現するインフラカンパニー」をミッションに掲げ、2021年9月の創業以来、営業領域に特化した高品質なコンサルティングサービスを提供してきた。2024年9月時点で同社が支援しているクライアント数は350社を超え、エンタープライズ企業からベンチャー企業まで幅広い業種と規模に対応している。
これまでの成長を支えてきたのは、顧客からの紹介(リファラル)を主軸としたリードチャネルと高いサービス品質。これにより、業界水準を上回るプロジェクト継続率を実現してきた。一方で、さらなる持続的な高成長を目指すためには、マーケティングや採用への積極的な投資が必要だと判断し、今回の資金調達に至っている。
調達資金は以下の分野に活用される予定だ。
1.技術投資:デジタルツールの強化やサービス内容の拡充
2.IR対応:広告PRの拡充を通じた資金市場での認知度向上
3.サービスデリバリーの充実:コンサルタント採用と育成システム(AI)の強化
4.専門人材の拡充:法務やリスク管理など、経営基盤を支える人材の確保
5.海外市場進出:新たな市場への普及体制の強化
投資家からの期待の声
三菱UFJキャピタルの長谷川修氏は、「DXによるビジネス変革支援の需要が高まる中、Grand Centralは社会的意義のある新たな社会インフラを創出する企業」と評価。また、Salesforce Venturesの浅田賢氏も、「再現性の高い営業マネジメント手法と実践を通じ、顧客の経営改善と生産性向上に寄与している」と述べている。
代表取締役CEO 北口氏のコメント
同社の代表取締役CEOである北口拓実氏は、「営業生産性革命に向けた生成AI業務統合システムの開発や、事業ポートフォリオの拡充に資金を活用する」と語り、さらに、「顧客企業や社会に貢献し、素晴らしいサービスを提供する架け橋となる」と抱負を述べた。
Grand Centralは、営業領域に特化した独自のサービスと高い成長性を武器に、「営業革命」を支えるインフラカンパニーとして、今後さらなる飛躍を目指す。
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(TOMORUBA編集部)