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自然エネルギーの爆発的普及を実現する「パワーエックス」 | シリーズAラウンドの前半として41.5億円の資金調達を発表

自然エネルギーの爆発的普及を実現する「パワーエックス」 | シリーズAラウンドの前半として41.5億円の資金調達を発表

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自然エネルギーの普及ならびに蓄電、送電技術の進化において新規事業を展開する株式会社パワーエックス (PowerX, Inc.) は、Spiral Capital株式会社、日本瓦斯株式会社をリードインベスターとし、今治造船株式会社、日本郵船株式会社、三井物産株式会社、株式会社三菱UFJ銀行等を中心とした投資家を割当先とする第三者割当増資により、シリーズAラウンド前半で41.5億円の資金調達にかかる契約を締結したと発表した。

本ラウンド前半の参加投資家

・Spiral Capital株式会社

・日本瓦斯株式会社

・今治造船株式会社

・日本郵船株式会社

・三井物産株式会社

・株式会社三菱UFJ銀行

・BEMAC株式会社

・Japan Airlines & Translink Innovation Fund, L.P. (JAL Innovation Fund)

・東京センチュリー株式会社

・みずほキャピタル株式会社

・未来創造キャピタル株式会社(みずほリースCVC)

・その他事業会社及び個人投資家

※敬称略

パワーエックスの事業展開

昨年の事業発表以来、今治造船、日本郵船、一般財団法人日本海事協会、DNV等、複数社との事業提携のもと船舶用電池の開発、電気運搬船「Power Ark」の開発を進め、本格導入に向けた取り組みを推進している。また、蓄電池事業では、大型電池製造工場「Power Base」(※)を国内に建築し、様々な蓄電池のラインナップを、バッテリーマネージメントシステムや操作アプリ等のソフトウェアと融合し、顧客のニーズに最適化された製品およびサービスを「トータル・エネルギー・ソリューション」として提供していく予定だという。

※大型蓄電池工場の詳細は6月中に発表予定

大型電池製造工場「Power Base」のイメージ図


調達資金の使途としては、大型電池製造工場「Power Base」の建設、蓄電池商品の研究開発、人材採用等を予定しているという。現在、パワーエックス の従業員数は既に30人近くになっており、経験豊富なベテランエンジニアやバッテリー専門家の採用が順調に進んでいる。今回の資金調達でさらなる人材や組織体制の強化に活用する。

また、本資金調達に参加する投資家とは、既に発表したものを含めて、複数の資本業務提携契約の締結を予定しているそうだ。各社と協同の上、脱炭素社会の実現に向けて、自然エネルギーの普及、ならびに蓄電、送電技術の進化を加速させていくという。

なお、本ラウンドについては、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社にフィナンシャル・アドバイザーとして、またTMI総合法律事務所にリーガルアドバイザーとして支援を受けたとのこと。

投資家のコメント

■Spiral Capital株式会社 代表パートナー 奥野 友和 氏

『この度パワーエックスに出資させて頂いたことを大変嬉しく思います。代表の伊藤さんとはヤッパ時代からのお付き合いになりますが、当時から経営者としてのスケール感は際立っていました。常々、再度起業される際にはぜひご一緒させて頂きたいと思っておりましたが、パワーエックスのお話を頂き、脱炭素化の真芯を捉えた巨大なマーケットポテンシャル、事業計画の圧倒的な解像度の高さ、グローバルなマネジメントチームに深い感銘を受け、今回のシリーズAラウンドをリードさせて頂くことになりました。今回のラウンドにご参加頂いた各業界を代表する大企業の皆様と共に、パワーエックスが日本及びグローバルの脱炭素社会化の推進役となることを期待しております。』

■日本瓦斯株式会社 代表取締役社長執行役員 柏谷 邦彦 氏

『近未来のエネルギー・ソリューションに挑戦するパワーエックスと協業の機会を頂き、大変嬉しく思います。脱炭素をはじめ変革を求められるエネルギー業界において、AI等を活用した革新的なサービスの提供に向け、協議を進められることを楽しみにしております。』

■今治造船株式会社 代表取締役社長 檜垣 幸人 氏

『多くの企業様がシリーズAに参加され、いよいよPower Base建設に着工されること大変喜ばしく思います。パワーエックスとの電気運搬船「Power ARK」開発を含め、志を同じくする企業様と協力して脱炭素社会実現に向けチャレンジできることを大いに楽しみにしています。』

■日本郵船株式会社 専務執行役員 小山 智之 氏

『パワーエックスの大型蓄電池は、再生可能エネルギーの分野において幅広い活用可能性を秘め、更なる加速を期待しております。海運業で培った洋上における知見と技術を活かして、パワーエックスと共に船舶用蓄電池の開発や電気運搬船の実現を推進し、再生可能エネルギーの普及及び拡大に貢献して参ります。』

■三井物産株式会社 モビリティ第二本部 輸送機械第一部 部長 濱田 昭仁 氏

『此度はシリーズA調達完了おめでとうございます。弊社は次世代脱炭素化技術としてバッテリーを用いた船舶推進システムおよび船内エネルギーの最適化に着目をしており、電気運搬船の開発を含め、出資パートナーの皆様と協力して、脱炭素社会実現に向け貢献をさせて頂ければと存じます。 』

■株式会社三菱 UFJ 銀行 常務執行役員 ソリューション本部長 大嶋 幸一郎 氏

『三菱 UFJ 銀行(以下 当行)は、パワーエックスの目指す姿・社会に共感するとともに、蓄電池や電気運搬船などの革新的な事業の推進や製造開発を行うパワーエックスが、カーボンニュートラルの実現に向けて重要な役割を果たしていくと考えています。また、当行は、パワーエックスの自然エネルギーおよび蓄電池の普及に向けた新しい選択肢が世界を革新する可能性を秘めていると認識しております。日本発の「トータル・エネルギー・ソリューション」の提供に当行も貢献してまいります。』

■BEMAC 株式会社 代表取締役社長 小田 雅人 氏

『欧米諸国が先行していると言われる脱炭素への取組みに、オールジャパンの一員として加われることに大きな意義と責任を感じます。船舶のシステムインテグレーションで培ったバッテリマネジメント、電気推進、自動船位置保持技術等を活かして日本のエネルギー変革へ貢献してゆきます。』

■Translink Capital Managing Director 大谷 俊哉 氏

『Translinkおよび本ファンドのLPである日本航空株式会社は、地球温暖化が加速する昨今においてESGが極めて重要な分野であると考えております。パワーエックスのビジネスは脱炭素化を加速し、持続可能な世界を創り出す一助になると期待しております。パワーエックスとこれを機にご一緒できることを楽しみにすると共に、同社の成功に向けたサポートを行って参ります。』

■東京センチュリー株式会社 代表取締役社長 馬場 高一 氏

『パワーエックス独自のアイディアである電気運搬船事業をはじめとした大型蓄電池を活用した日本発の革新的なサービスは、世界が目指す脱炭素社会の構築に大きく貢献できるものと確信しております。パワーエックスと共に弊社が目指す循環型経済社会の実現に邁進してまいります。』

■みずほキャピタル株式会社 代表取締役社長 大町 祐輔 氏

『脱炭素社会に向けた世界的な潮流の中、パワーエックスは蓄電池ビジネスにおいて電気運搬船という、ディスラプティブにイノベーションを目指す、魅力的な企業です。我々は伊藤社長や鍵本会長を中心とした素晴らしい経営チームと共に、「電気の燃料を運ぶ時代から、電気そのものを運ぶ未来へ。」というビジョンの実現に向けて、みずほグループ総力をあげてサポートして参ります。』

■未来創造キャピタル株式会社(みずほリース CVC) 代表取締役 竹内 信房 氏

『「次世代型のエネルギー・カンパニー」を目指すパワーエックスへ、みずほリースとしてCVCファンドを通じて出資参画できることを大変嬉しく思っております。脱炭素社会の実現と循環型社会の構築を目指して、今後、パワーエックスと共創していけることを楽しみにしております。』

パワーエックス CEO 伊藤 正裕 氏のコメント

■株式会社パワーエックス 取締役兼代表執行役社長 CEO 伊藤 正裕 氏

『現在の経済・国際情勢の中これほど多くの企業様にご賛同いただきご出資賜われること深く感謝しております。 これから自動車のEVシフトや再エネ発電の更なる普及などにおいて蓄電池を利用したエネルギー・ソリューションの需要は拡大する一方であり、日本国内で商品を製造し国内に限らず世界へ出荷したいと考えております。現在開発中の商品及び工場の発表も近日に行ってまいります。より多くの方のお役に立ち、再エネの圧倒的普及に貢献できるようこれからも頑張ってまいります。』

※関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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