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タレントコラボレーション・プラットフォームを提供するビートラスト、シリーズAの資金調達を8億円で完了

タレントコラボレーション・プラットフォームを提供するビートラスト、シリーズAの資金調達を8億円で完了

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Beatrust株式会社は、シリーズAラウンドとして大手国内投資家及び著名海外エンジェル投資家による8億円の資金調達を実施した。同シリーズのリード投資家はJAFCOが務め、今回の調達では新規投資家としてJAFCO、グローバル・ブレイン、三菱 UFJ キャピタル、SMBC ベンチャーキャピタルの4社が、またSocial Starts、The Science of Health and Happiness、Joyance、Delightful MomentsといったVCファンドの創設者であるWilliam Lohse氏がエンジェル投資家として参画。

既存投資家からは伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、One Capital、サイバーエージェント・キャピタル、デライト・ベンチャーズ、PKSHA SPARX アルゴリズム1号、みずほキャピタルの6社から追加出資を受けた。

▲上写真:Beatrust株式会社のメンバー

Beatrustの概要

Beatrustは2020年にGoogle出身者である原氏と久米氏によって創業された。「人々の経験や強みを可視化して、自由に繋がり、協業・共創できる環境を作る」というミッションのもと、従業員同士が自律的に協業し、持続的にイノベーションが起こせるような文化、環境作りを支援するタレントコラボレーション・プラットフォーム「Beatrust People」「Beatrust Ask」を開発している。

Beatrustのサービスについて

Beatrustは、社員個々人のスキルや経験のほか、過去の経歴なども公開・共有し、誰でも簡単に検索してコミュニケーションが取れるようにする「Beatrust People」、それらの情報を元にして企業内の人と人をマッチングするコラボレーション機能である「Beatrust Ask」といったプロダクトを展開している。「社内限定のクローズドなプラットフォーム」として活用することで、社員同士のコミュニケーションやコラボレーションが活発化するという。

企業内の社員数が増えれば増えるほど、それぞれの社員が知っていること、できること、教えられることがわからなくなり、組織のタコツボ化やコミュニケーション不全を引き起こし、社内のエンゲージメント低下、コミュニケーションにかかる人探しのコストの増加、イノベーションを創発する機会の低下が生じる。また、昨今のコロナ禍の状況では新卒・中途入社の社員は特に同僚を深く理解したり、自分を知ってもらう機会が少なくなっている。

Beatrustはこうした課題を従業員のスキルや経験の可視化、またそれらのマッチングを通じて、社内のエンゲージメントの向上やコミュニケーションコストの低下、事業推進の課題解決に繋げていくという。

特に社員数の多いエンタープライズ企業からの期待をされており、プロダクトリリース1年目の2022年3月時点で利用ユーザー数が15,000人を超えるなど、幅広い業界で活躍している。

Beatrust Peopleの特長


(1)従業員の業務内容やスキル・経験の可視化

(2)チーム構成・組織体制の把握

(3)横断的かつスピーディで強力な検索機能

(4)コラボレーションを生み出すためのコンタクト情報などの表示

Beatrust Askの特長


(1)質問や相談・共有の投稿(匿名投稿も可能)。投稿内容の検索。

(2)投稿内容の解析による、自動的なキーワード生成。タグとして投稿に付与。

(3)投稿のタグを保持している人だけに通知を飛ばすマッチング機能。

(4)知りたいことが、詳しい社員の元に届き、自分の詳しい情報を、必要とする社員に提供可能。

Beatrust導入企業一部抜粋

AGC 株式会社

ライオン株式会社

住友商事株式会社

コニカミノルタ株式会社

KDDI 株式会社

株式会社 TB ネクストコミュニケーションズ

その他、日本を代表する大手企業が利用している。

Beatrust利用ユーザー数の推移


資金調達の目的

Beatrustは新規株主からの支援を受けて、タレントコラボレーション・プラットフォーム「Beatrust」の開発・販売体制をより強化し、ミッションの実現に向けたサービスの機能開発を促進。また、特にエンタープライズ企業に対応したインフラ・セキュリティの整備や人員採用を加速し、海外市場の調査や研究開発、組織基盤強化に取り組んでいくという。

投資家からのコメント

■ジャフコ グループ株式会社  パートナー  藤井 淳史氏

組織内の「コミュニケーション危機」は深刻です。中途採用の増加、働き方改革や価値観の変化、コロナ禍等の中で「目的のある時にだけ話す」状態に陥りがちです。Beatrust のサービスは、役職員間のコミュニケーション/コラボレーションを活性化する機能が作り込まれており、「個」に帰属している知識/経験をスムーズに共有してくれます。Beatrust の成長が、顧客先の組織内で生まれる価値創造を促進してくれるものと期待しています。

■グローバル・ブレイン株式会社 代表取締役社長 百合本安彦氏  Director 松尾侑紀氏

アフターコロナにおいて企業がハイブリッドワークを推進する中、組織内での新しいコミュニケーションやナレッジシェアを含めた協業は、これまで以上に課題として取り組まれていくと思います。Beatrustはこの新しい働き方の中心になり得る存在と考え、今回出資を決定いたしました。今後日本だけではなく、グローバルに企業のコミュニケーションをアップデートしていくプラットフォームへと成長していくことを期待しています。

■三菱 UFJ キャピタル株式会社 投資第二部 次長 今村亮氏

従業員ひとりひとりのスキルやキャリア、個性を可視化し、自律的協業を促すことで、よりイノベーティブな組織を作っていくというコンセプトに強く共感し、投資させていただきました。Beatrustのプラットフォームが大企業の新たなスタンダードとなっていくことを期待するとともに、MUFGのネットワークを活用し、全力で支援して参ります。

■サイバーエージェント・キャピタル 代表取締役社長  近藤 裕文氏

2020年夏の初回の調達ラウンドに続き、追加出資をさせて頂きました。この間第一弾に"Beatrust People"を、 次に企業内の人と人をマッチングする"Beatrust Ask"を着実に開発、ローンチされ、 既に大企業を中心に数十社の導入が進んでいます。これは代表原さん、共同ファウンダー久米さん率いる マネジメント力とユーザー目線に寄り添って構築された"Team Beatrust"の開発力の結果であり、 今後も日本に留まらずグローバル市場においてDXの中心的存在となることを期待しています。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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コメント1件

  • 上床肇

    上床肇

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