日本のVPN認知度・利用率は世界最下位:NordVPNによるVPN利用実態調査で明らかに
LONDON, 2023年7月7日 /PRNewswire/ -- VPNとは何かを知っている日本人はわずか23%、サイバーセキュリティツールを利用しているのは10人に1人
10年前、VPN(仮想プライベートネットワーク)はテクノロジーに詳しいインターネットユーザーやマニア向けの製品とされていました。現在では、世界中で2人に1人がVPNとは何かを知っており、4人に1人がこのサイバーセキュリティツールを利用していることが、NordVPNによるVPN利用実態調査で明らかになりました。
残念ながら、日本はこの統計の中で低い位置にあり、日本人のVPN認知度は23%で、利用率はわずか8%です。
さらに、日本におけるVPN利用者の半数は信頼性の低い無料VPNを使用しており、これにより日本はVPN利用習慣が最も悪い国となっています。
NordVPNのサイバーセキュリティアドバイザーであるアドリアヌス・ワーメンホーフェン氏は、「日本におけるVPNの認知度のレベルは、国民がオンライン上でのデータの安全性に関心を持っていないことを示しています。インターネットの世界は現在ほど危険な状態になったことがないので、これは憂慮すべき事態です。VPNは、公衆Wi-Fiを使用している際のハッキングから身を守るだけでなく、インターネットトラフィックの傍受や活動の監視を防ぐことができます」と述べています。
日本のVPNユーザーは依然として無料VPNを選んでいる
日本のVPN利用者は、セキュリティ上のさまざまなリスクが存在するにもかかわらず、無料のVPNに強く依存しているようです。日本のVPN利用者の約半数(46.3%)が無料のVPNプロバイダーを使用しています。
アドリアヌス・ワーメンホーフェン氏は、「無料のVPNは月額や年額の料金がかからないので、魅力的な選択肢と思われるかもしれません。しかし、これらのサービスも収益を上げる必要があるため、しばしばユーザーデータを追跡し第三者に販売したり、ユーザーに広告を送りつけたり、無料ユーザーを有料版にアップグレードさせるために攻撃的な戦略を用いたりすることがあります」と述べています。
一般的に信頼性が高いと言われている有料のVPNプロバイダーを利用しているのは、わずか3割弱(31.3%)でした。
日本人に向けたサイバーセキュリティに関する注意喚起
ワーメンホーフェン氏は、「無料で使う代わりにデータが犠牲になることを避けるためには、信頼性が高い有料VPNサービスを選ぶことが重要です。また、VPNにはオンラインでのプライベートなブラウジングや、公衆Wi-Fiの安全な使用、さらには海外旅行予約時の節約など、多くのメリットがあります」と述べています。
彼は、VPNを使用していない人々に対して、オンラインで安全に感じるための3つの簡単なサイバーセキュリティのヒントを提供しています:
- 解読不能なパスワードを使用する。
- マルウェア対策ソフトを使用する。
- SNSで情報を共有しすぎない。
NordVPNについて: https://www.nordvpn.com/ja/
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