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AI駆動型Headless SCMプラットフォームを提供するVALANCEが、シードラウンドで2.7億円調達

AI駆動型Headless SCMプラットフォームを提供するVALANCEが、シードラウンドで2.7億円調達

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AI駆動型Headless SCM(サプライチェーンマネジメント)プラットフォーム「VALANCE」を開発・提供するVALANCE株式会社は、シードラウンドにおいて総額2.7億円の資金調達を実施した。リード投資家はデライト・ベンチャーズで、SMBC Edgeおよび三菱UFJキャピタルが参画。これにより累計調達額は3.1億円となった。創業からわずか半年というスピードでの資金調達は、同社が掲げる新しいSCMのアプローチへの期待の大きさを示している。

証憑をアップロードするだけでSCM基盤を自動構築

VALANCEが提供する「VALANCE」は、日本の産業を支える中堅・中小企業を主な対象としたAI駆動型Headless SCMプラットフォームである。請求書や発注書などの証憑書類、既存のSCMデータをアップロードするだけで、AIが企業専用のSCM基盤を自動で構築する点が最大の特徴だ。

この基盤上では、分散していた基幹データが整理・統合され、経営状況や業務状況をリアルタイムに可視化できる。さらに、チャットインターフェースを通じて必要な情報を直感的に呼び出すことが可能で、専門知識を持たない現場担当者でも活用しやすい設計となっている。

段階的改善ではなく“リープフロッグ”を狙う

今回調達した資金は、SCM領域に特化したAI基盤の機能強化およびプロダクト開発体制の拡充に充当される。既存プロダクトの改善に加え、人材採用を加速させることで提供価値の向上を図る。

同社が掲げるのは、業務改善を段階的に進める従来型のDXではなく、AIを前提とした基盤によって中堅・中小企業の生産性を一気に引き上げる“リープフロッグ”型の進化である。その実現に向け、開発投資を本格化させていく構えだ。

投資家が評価する「既存システムを置き換えない」発想

デライト・ベンチャーズの坂田卓也氏は、「ヘッドレスSCMは、複雑なレガシー環境を置き換えるのではなく、AIで価値を“上書き”する革新的なアプローチだ」とコメント。freeeの成長を支えた渡邉氏と、複数事業をスケールさせてきた山口氏だからこそ辿り着いた最適解だと評価する。

SMBC Edgeは、従来は高コストで導入が難しかったSCMを、中小企業が手の届く価格帯で提供する点を高く評価。三菱UFJキャピタルも、AIと独自のデータ構造化技術により導入障壁を大きく下げた点に注目し、MUFGのネットワークを活用した成長支援を表明している。

経験豊富な創業メンバーと、採用強化による次の成長へ

VALANCEの経営陣には、freeeで上場後の黒字化を牽引したCEOの渡邉俊氏、DeNAや海外スタートアップで事業立ち上げを主導してきたCOOの山口公大氏、金融・テクノロジー領域の第一人者であるCSOの小村充広氏らが名を連ねる。さらに、AI・クラウド領域に精通したCTO、CDOが開発を支える。

同社は今回の資金調達を機に、事業開発や顧客開拓を担う人材を中心に採用を本格化させる方針だ。日本の産業構造そのものをアップデートするという大きな挑戦に向け、VALANCEは次の成長フェーズへと踏み出している。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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