TOMORUBA

事業を活性化させる情報を共有する
コミュニティに参加しませんか?

AUBA
  1. Tomorubaトップ
  2. ブログ
  3. 第3話「コミュニケーションロボット」- 会話するための人工知能が複数搭載されている
第3話「コミュニケーションロボット」- 会話するための人工知能が複数搭載されている

第3話「コミュニケーションロボット」- 会話するための人工知能が複数搭載されている

趙徳鵬

今日のお天気は?何気ない会話1つをとってもコミュニケーションロボットでは非常に複雑な処理がされています。人がロボットとバーバル(言語)コミュニケーションを実現しようとすると内部では様々な人工知能技術が用いられ処理されています。そこで今回は会話で必要とされる人工知能や必要となる能力について技術的に明らかにしていきたいと思います。

AI受付・案内サービスロボット RakuRobot-MINI

https://www.robotbank.jp/product/67.html

2023年現在サービスロボットは市場拡大があるにせよまだまだ普及の途上にあります。そのためロボットを見ただけでは何ができるロボットなのか判別して頂く事が困難な状況です。コミュニケーションロボットですから会話が発生しないと機能を十分に発揮する事が困難であり、ロボットと人が会話を開始してもらう必要があります。設置されているコミュニケーションロボットが、会話ができるロボットとして社会に認知されていればよいですが、一般的には話しかけてもらうだけでも一苦労です。例えば、ロボットバンク株式会社が開発、販売するMiniという小型のコミュニケーションロボットがあります。そのロボットは人とコミュニケーションや案内、広告を流すなどをすることができるロボットですが、そのことを知る人は少ないでしょう。そこで、会話や広告を流すことができるということを認識してもらう必要があります。即ち、まず、ロボットに必要な技術として、ロボットが人の接近を検知し、自分の能力を説明できる技術が必要といえます。人の検出は、画像認識などの人工知能技術を利用できる可能性があります

そして、無事に人に話しかけてもらうことができれば、次に、会話をするための技術が必要になります。会話をするためには、まず、聞く能力が必要になります。音声認識と呼ばれる人工知能技術です。 先述のMiniには大勢の会話を正確に判別するために6つのマイクが存在しており、声紋などの特徴から会話を理解しています。音声認識を行った後には、人の発話を理解する必要があります。 テキスト解析や意味解析といった人工知能技術が必要とされます。その後、応答を返すめに、知識の検索などが行われ、最終的にロボットが発話するために音声合成が行われるのです。

また、人の発話が日本語ではない可能性もあります。その場合には、翻訳のための人工知能技術が用いられます。コミュニケーションロボットが会話するためにはこのように多くの人工知能技術が用いられています。

趙徳鵬ロボットバンク株式会社

静岡文化芸術大学    生産デザイン学科卒業 カーデザイン
静岡大学大学院 工学研究科  工学 修士 
2015年に北京中関村に起業、APP開発中心、その後会社は大手ECサイトに売却 
2016年36krのグローバルビジネス優秀インキュベータに選出
2017年清華大学のグローバルビジネス優秀インキュベータに選出
2019年 月間5億PVを誇る、中国最大のベンチャー/ITメディア「36kr」36krspace
(米ナスダック上場)と 共同で初の海外インキュベーション拠点を設立 (日中ハイテク企業をつなぐ)
2020年 中国最大イノベーション大学 混沌大学日本支店設立(日中ハイテクイノベーション企業をつなぐ)
2022年  RobotBank当社設立 ロボティクスで実現するモノづくりDX、幸せライフスタイルDXを促進する

ロボットバンク株式会社

CEO

新規事業創出・オープンイノベーションを実践するならAUBA(アウバ)

AUBA

eiicon companyの保有する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」では、オープンイノベーション支援のプロフェッショナルが最適なプランをご提案します。

チェックする場合はログインしてください

コメント0件


    おすすめブログ

    • 人工知能 市場[Size]投資に関する洞察: 市場投資に注目している企業のためのガイド

      "人工知能 市場概要 2024-2030:人工知能市場調査レポートがリリースされたばかりで、人工知能市場の最新の傾向と開発に関する貴重な洞察を提供します。 このレポートは、市場の現状の包括的な分析を提供し、市場規模、成長の可能性、主要なプレーヤー、および成長と投資の機会に関する主要なデータと情報を提供します。この包括的な 人工知能 の市場レポートは、業界の利害関係者や投資家にとって重要な重要なテーマに取り組んでいます。 当社の分析では、現在の市場力学を深く掘り下げ、パンデミックの余波、消費者行動の変化、技術の進歩を注意深く調査しています。 詳細な市場セグメンテーションを通じて、利害関係者は各セグメントの特定の可能性について洞察を得ることができ、十分な情報に基づいた投資決定を行うことができます。 さらに、このレポートは主要な市場プレーヤーの徹底的なプロファイルを提供し、そのビジネス戦略、財務実績、および最近の動向についての微妙な理解を提供します。サンプル レポートを取得する: https://www.marketresearchupdate.com/sample/397125人工知能 の市場調査レポート

      ルトゥジャ・マンデ

      2ヶ月前

    • 第1話「コミュニケーションロボット」ロボットと人の会話が会話できる

      ロボットといえば、真っ先に思い浮かべるのはコミュニケーションロボットではないでしょうか。 特に日本人の場合、ロボットといえばドラえもんのネコ型ロボットやガンダム、鉄腕アトム・・・などといった漫画のキャラクターのように、直立二足歩行で人々の心に寄り添ってくれるものを想像する人も多いと思います。ロボットとの会話や動きを通じて交流を楽しめるコミュニケーションロボットは、子どもの遊び相手やお年寄りの見守り、日々の寂しさを紛らわせるためなど、多様な用途に使えます。最近ではオフィスン会議室や商談コーナーの案内などにもロボットが活用されるようになってきています。人の発する言葉を理解して応答する、いわゆるバーバルコミュニケーションの能力は必須といっても過言ではないでしょう。そこでコミュニケーションロボットの特にバーバルコミュニケーションに必要とされる技術について取り上げます。バーバルコミュニケーションとは、言語で相手に伝達を行うコミュニケーションのことで、言語コミュニケーションとも呼びます。 バーバルコミュニケーションは、メールや手紙などの文章や、会話で発する言葉が対象となっていて、言葉自体の意味や話の内容が相手に伝達される

      趙徳鵬

      1年前

    • 人工知能製品市場|サイズ「2023年のUSD XXX」

      "人工知能製品 市場洞察:人工知能製品 市場に関する調査レポートにより、バイヤーはさまざまなエンド ユーザーに独自のソリューションを提供し、業界内でのビジネス プレゼンスを向上させることができます。 このレポートには、買い手が業務に集中し、さまざまな目標をスムーズに達成できるように、市場シェア、規模、成長率に関する正確な統計が紹介されています。 戦略プランナーが生産量、サービスの提供、つながりの構築、消費者の意識の醸成に関する政策を計画するための調査では、市場の成長に影響を与える多数の推進要因、制約、機会、脅威について説明されています。人工知能製品の市場規模は2023年にUSD XXXと評価され、予測期間(2023年から2030年)中に36.7%のCAGRを記録し、市場は2030年までにUSD XXXの価値があると予測されています。人工知能製品 市場 のサンプル コピーを入手する@ https://marketresearchcommunity.com/sample-request/?rid=3640さらに、この報告書では、主要企業が潜在的な顧客を決定しターゲットを絞るための、経済に関連する政府のさま

      2ヶ月前