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2023年オフショア開発完全ガイド

2023年オフショア開発完全ガイド

山下秋子

ITの絶え間ない発展が社会を前進させます。日常生活の中でITの普及は否定できないでしょう。ITは個々の暮らしと密接な関係を築くだけでなく、ほとんどの業種・業態の企業にとって有効なソリューションとなっているようです。多くの企業は、コストの最適化や業務の効率化のためにITを活用しています。

人材、時間、や専門知識の不足のため、ITアウトソーシング、特にオフショア開発の導入は目新しいものではありません。Grand View Researchによると、2019年の世界のITサービスアウトソーシング市場規模は5207億4000万米ドルで、2020年から2027年にかけて年平均成長率(CAGR)7.7%で成長すると予測されています。

ITアウトソーシングの種類・メリットに関する詳細はこちら。

日本の企業は時間とコストを抑えながら、リソースや品質を確保できるメリットをもたすオフショア開発は日本企業にとって人気の高いソリューションになるようです。

では、「オフショア開発とは?」、「オフショア開発には日本企業にどんなメリットがあるのか?」及び「オフショア開発の導入を成功させるためのポイントは何か?」、本記事ではこれらの疑問に対する答えを探していきましょう!

オフショア開発とは?

オフショア開発とは、ソフトウェアやシステム、アプリケーションなどの開発・運用・保管などのIT業務を海外ベンダーに発注することです。この方法により、企業は社内のコストと作業量を削減しながら、国際的な才能を活用することができます。

オフショア開発ベンダーは、お客様の要件やニーズに応じて、ソフトウェアエンジニア、QAテスター、UI/UXデザイナー、ビジネスシステムアナリスト(BA)などを含むチームを構築することができます。また、チームのリーダーシップ、顧客とのコミュニケーション、開発プロセスの完了までを担当するデリバリー・マネージャーも配置されます。

オフショア開発のメリット

オフショア開発の活用が進んでいる理由は何でしょうか?オフショア開発の目的のひとつは、日本と海外の経済格差によるコスト削減です。また、IT人材を確保するための解決策として、オフショア開発を選択する企業もあります。

では、なぜオフショア開発がコスト削減やリソース確保に役立つのでしょうか。また、その他のオフショア開発のメリットとは何でしょうか?詳しくは続きをご覧ください。

1. コストを削減

より低い人件費を享受

オフショア開発を導入する時、経済格差によりコストを大幅に削減できます。国によって人件費とインフラストラクチャーコストなどが違います。そのため、日本企業が注目するオフショア開発国は、ベトナム、フィリピン、ミャンマーなどの新興国が中心となっています。

求人ボックスの調査にもよると、最高の年収がある都市の2つは東京(518万円)と大阪(499万円)です。一方で、JETROの調査によると、ベトナムの月間平均給与は660万ドンで、日本円にすると約3万7,400円です。つまり、ベトナムのITエンジニアの年収は約448万円になります。

年収について求人ボックスの調査

月給という視覚的な数字で比較すると、オフショア開発の優位性がよくわかります。しかし、社内でチームを作る場合、実際の従業員一人当たりのコストはもっと高くなります。なぜなら、給料、設備、ソフトウェア、研修、オフィススペースなど、さまざまな費用を支払わなければならないからです。さらに、社員がいつ会社を辞めるかわからないというリスクもあります。

税制優遇措置を享受

また、ベトナムのようにITを促進したい国は、IT企業に対する税制優遇措置を公布しています。したがって、ベトナムを選べば、オフショア開発のコストも低減されることになります。

ワークスペースや設備を準備するコストを削減

海外の技術チームと連携することで、オフィス内のスペースや設備が少なくて済み、新入社員に設備・インフラ及びワークスペースを準備する費用などが不要になるためです。

IT人材の採用やトレーニングにかかる費用が不要 

採用には時間がかかり、コストもかかります。採用した後、新しいメンバーがプロジェクトに携われるようになるまで、トレーニングを行うことも必要です。

また、変化し続ける時代に、どんなスキルもすぐに時代遅れになってしまうため、社内向けの新技術や新システムをトレーニングするための費用を負担しなければなりません。

2. 人材を確保

日本では深刻な高齢化社会が進んでおり、IT業界では人手不足が問題視されています。経済産業省が発表した試算によると、2030年には最大79万人のIT人材が不足すると予測されています。また、ITへの需要が高まり、さらに最先端の技術が登場するにつれて、企業の人材問題への対応はますます難しくなっていくでしょう。そこで、IT人材を確保するための解決策として、オフショア開発を選択する企業もあります。

IT人材に関する経済産業省が発表した試算

海外に拠点を移すことで、社内のチームが必要とする特定のタイプのソフトウェア専門家を選択することも可能です。

3. 優秀なIT人材にリーチ

発展途上国における IT 人材育成の質が向上するにつれて、優れた技術チームと仕事をする機会も増えています。

例えば、ベトナムは高品質のIT人材プールにより、現在最も人気のある IT アウトソーシング先の 1 つと評価されています。

TopDevの調査によると、ベトナムはITエンジニアがGoogleのTensorFlowやGEのPredixなどの難しい資格を真っ先に取得した数少ない国の1つです。AWSやマイクロソフトの資格を持つエンジニアも急増しています。また、ベトナム開発者の能力は世界第29位にランクインしています。

したがって、オフショア開発を導入することで、ニーズに合った専門知識や技術力を持つチームを迅速に入手することができます。

4. 製品の品質を向上

オフショア開発チームにIT業務を任せると、顧客のインサイトを調査し、製品品質の向上・改善に役立つ方法を深く研究するための時間・リソースがよりあります。同時に、経験豊富な開発者チームと仕事をすることで、お客様の製品が最高水準を満たすことを保証できます。

5. 柔軟にチーム構造を変え

オフショア開発がもたらす最も大きなメリットのひとつが「柔軟性」です

どのような会社でも、発展の過程ではリソースの増減が必要です。多くのITスペシャリストを必要とする段階もあります。しかし、プロジェクトが一定のレベルに達すると、開発チームの規模を縮小する必要が出てくるかもしれません。

しかし、開発チームの規模を拡大したり縮小したりすると、その分コストがかかってしまいます。また、ITチームを管理するのも簡単ではありません。

そして、オフショア開発センターがその強みを発揮できるのは、このときです。

オフショア開発会社と提携すれば、あなたは自分専用の開発チームを得ることになります。また、必要に応じて人員を増やすことも、削減することも可能です。つまり、いつでも必要なときに適切な人材を確保することができます。

6. イノベーションを起こすチャンスを得る

多様な人材が集まるチームは企業に役立つな考え方や アイデアををもたらせます。また、優秀なIT人材にアクセスすることで、最新のIT技術を追いかけ、その技術を製品に活用することも可能です。

7. 時間を有効に管理

まず、人材採用に多くの時間を費やす必要がなくなります。オフショア開発会社と協業することで、人材がプロジェクトの仕様に合う限り、世界中からすぐに採用することができます。

もう一つの特筆すべきメリットは、重なる時間帯による作業時間の延長です。

社内の開発チームとは別に、オフショア開発チームを持つことで、24時間365日体制でタスクを進めることができます。また、オフショア開発チームは様々なプロジェクトを経験しているため、開発プロセスのスピードアップも可能です。このため、市場投入までの時間を大幅に短縮することができます

オフショア開発のデメリット

紛れもないメリットのほかに、直面しなければならない課題もあります。このような障害を回避するために、障害について十分に理解しておくことは重要です。では、どのような問題が発生するのか、引き続きご覧ください。

1. 連携不足

オフショア開発において、文化の違い及び時差から生じる連携不足は、常に大きな課題の1つとなっています。

文化的背景が異なることは、意見や行動も異なることにつながります。このため、協力も円滑に進まない可能性があります。

さらに、タイムゾーンに大きな隔たりがあると、急な依頼に対応するために夜中のミーティングが発生することもあります。

解決策

ベトナムなど、日本から近く、文化も似ているオフショア国を選ぶことが解決策になります。日本とベトナムの時差はわずか2時間なので、オフショア開発ベンダーとの調整に大きな支障をきたすことはないでしょう。

2. コミュニケーション不足

この問題は、オフショア開発アウトソーシングにおいて、言語や距離の壁に起因することが多い。

直接のコミュニケーション不足と言語の壁により、要件に対する混乱が生じます。最終的には、この誤解が最終的な成果やプロジェクトの品質に悪影響を及ぼすことになります。

解決策 

まず、パートナーを選ぶ際に、ベンダーの言語能力を慎重に評価することが非常に重要です。日本語が堪能なコミュニケーターやBrSEはもちろん、ビジネスレベルの要求を満たす外国語能力を持ったテクニカルスタッフがいればなおよい。

コミュニケーションツールの活用とルールの設定により、両者のやり取りをより円滑に、より明確にする。例えば、突然のトラブルが発生した場合、タイムリーに対応することで、損害やリスクを軽減することができます。

3. データセキュリティの問題 

オフショアWeb開発において、次に懸念されるのは、距離と管理不足による保護の低さです。

オフショア開発のアウトソーシングは、遠隔地から外部の人間に仕事を任せることを意味します。そのため、データ漏洩やコードの盗難など、さまざまなセキュリティリスクに直面する可能性があり、これらはいずれにせよ、企業にとって有形無形の損失となります。

解決策

ソフトウェアアウトソーシングプロバイダーと契約を結ぶ前に、貴方のチームと話し合い、データを保護するための明確なガイドラインとマイルストーンのある計画を作成することに時間をかけるべきです。

LTSグループはベトナムのITアウトソーシングベンダーとして、高い評価を受けています。6年以上の多様な領域での経験で、世界中の60以上のクライアントと信頼できる技術パートナーになりました。

熟練したIT人材、効果的な作業プロセス、迅速で柔軟な対応、継続的なイノベーションのおかげで、私たちはオフショアリングの際に顧客の懸念を取り除き、彼らの問題を解決するのに役立ちました。Eコマース、ERP、自動車、保険、医療、教育、飲食、銀行、ゲーミフィケーションなどのさまざまな分野で成功を収めています。

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オフショア開発を成功させるためのポイント

オフショア開発を100%成功させる完璧な方法はありませんが、以下のステップはあなたの赤さんのオフショア開発を助けると思います。

オフショア開発を成功させるためのポイント

発注前の準備を綿密に行う

明確な目標設定 ITプロジェクトのアウトソーシング戦略を成功させる鍵は、具体的に何をアウトソーシングしたいのかを決めることです。どのような問題を解決しようとしているのか」という問いに答えるのです。克服したい課題を明確にすることで、 求める解決策、 つまり達成すべき目標が明確になります。

優先順位をつける面を明確にする 優先順位を明確にすることで、パートナーに期待することが明確になり、サプライヤー探しの期間を短縮することができます。優先順位を決めた要素は、次のステップで適切なサプライヤーを評価し、選択するための基準となります。

オフショア開発国を選定

適切なオフショア開発国の選定は、コスト、コミュニケーション、長期的な安定性などの面で、オフショアプロジェクトに影響を与えます。

上記で説明したように、時間、文化、言語の違いといった問題は、誤解を生む原因となります。これは間違いなく製品の品質やプロジェクトの進捗に影響を与えるはずです。したがって、日本から近いオフショア開発拠点を選ぶことで、それらの問題を最小限に抑えることができます。また、政治的・経済的に安定した国を選ぶのがベターです。

あなたのニーズと目標にマッチしたオフショア開発会社を選択

オフショア開発を行うにあたって、あなたの目標や優先順位が明確であっても、理想的なテクノロジー・パートナーを見つけるには、さらに多くのことが必要です。そのため、オフショア開発会社を選択する際には、推薦を依頼したり、レビュー・プラットフォームを利用したりして、ベンダーをリストアップし、その能力、信頼性、適合性などを調査し、適切なベンダーを選択することができます。

有効な知識の共有・移転のための計画を策定

知識の共有と蓄積は、特に長期的なプロジェクトでは不可欠です。デロイトの「グローバルアウトソーシング調査2022」によると、企業は人材と技術のギャップを埋め、価値を高め、エンドツーエンドのソリューションを提供するためにアウトソーシングに目を向けています。

したがって、オフショア開発ベンダーが包括的な知識移転計画を提供し、その強力な技術スキルにアクセスできることを確認してください。

バックアップ計画を準備

1つのベンダーとしか仕事をしない場合、すべての卵を同じカゴに入れることになる恐れがあります。そのため、世界のITリーダーは、サードパーティとの関係からなるエコシステムにシフトしています。1つのベンダーのみと契約した場合、限られた技術や人材を利用する代わりに、多くのITアウトソーシング・プロバイダーと協力することで、1つのベンダーへの依存度を下げ、より良いリスク軽減を図ることができるのです。

適切なオフショア開発企業を選ぶには?

オフショア開発では、適切なベンダーを選択することで、リスクを上回ることができます。したがって、以下の基準を念頭に置いて、最適なパートナーを選びましょう。

適切なオフショア開発の選び方

強力かつ適切な経験

ベンダーが質の高い経験を積んでいるかどうかも調査することが肝心です。リファレンス、過去の顧客、フィードバック、そして彼らの開発ポートフォリオ、特にあなたの今後のプロジェクトに関連するものをチェックしましょう。これらは、ベンダーの開発サービス、ワークスタイル、能力、信頼性の概要を教えてくれるでしょう。

優れたコミュニケーション能力

コミュニケーションの品質に影響を与える課題の一つは、言葉の壁です。日本人同士の誤解はよくあることのようです。そのため、オフショア開発チームが要求に応えられるような日本語能力を有していることをご確認ください。コミュニケーションが円滑に行われないと、誤解や納期遅れなどの問題が発生する可能性があります。

また、コミュニケーション能力に関しては、語学力だけでなく、「報告」「リスク管理」などのスキルも必要です。現在の作業工程や発生した問題を報告するために、定期的なミーティングのスケジュールも保証しておく必要があります。

費用対効果

アウトソーシングを決定する上で、価格は常に決定要因の一つです。ベンダーの選定に先立ち、アウトソーシングの価格モデルやプロジェクトの概算コストなどを確認することをお勧めします。

技術要求を満たす能力

高品質なITエンジニアのチームがあなたのプロジェクトを担当することを確認するために、そのソフトウェア開発者の履歴書を確認し、面接で応募者を見極める努力も大切だと思います。

また、その会社がIT人材の育成に投資していることは、ベンダー選定の際のボーナスになります。例えば、LTSグループはITアカデミーのLTS Eduを持ち、世界中の企業のために優秀な人材を発掘・育成しています。

明確なセキュリティ基準

セキュリティの基準はプロジェクトによって異なりますが、アウトソーシング会社が適用するセキュリティの種類は以下の3つが一般的です。

  • 物理的なセキュリティ層 物理的なセキュリティ:CCTVシステム、指紋認証、作業スペースの分離など
  • 法的な機密保持 NDA(秘密保持契約)
  • ネットワークセキュリティ VPN(仮想プライベートネットワーク)、データ漏洩防止ソリューションなど

特に、ベンダーの品質、能力、作業工程をより詳細に評価することもパイロットに依頼する必要があります。LTSグループでは、お客様にご満足いただけるよう、2週間の無料パイロットをご提供しています。

オフショア開発企業のおすすめ

1. LTSグループ

LTSグループは、東南アジアの新興シリコンバレーであるベトナムに本社を置く、ITサービス&ソリューションのプロバイダーです。

ソフトウェア開発、ソフトウェアテスト、ITトレーニングからなるエンド・ツー・エンドのITサービス・エコシステムで知られています。特に、子会社のLQAは、ベトナムにおけるソフトウェアテストのパイオニア企業として認知されています。

包括的なサービス・エコシステムと、熱心でよく訓練されたIT人材プールを有する同社は、世界11カ国であらゆる規模の企業にサービスを提供しています。

所在地:ベトナム、 日本、米国

従業員数:300名以上

主要取引先: Infiniq、Qualcomm、LG Electronics、東芝、CJ Entertainment、SK Telecom、Advantage Digital Learning Solutions、Twitch

LTSグループのITサービス:カストマイズソフトウェア開発、ブロックチェーン開発、オフショア開発センター(ODC)、ソフトウェアテスト、自動テスト、ソフトウェア保存、IT人材派遣、ロボティック・プロセス・オートメーション (RPA)、AIデータ処理など

得意な分野や業界

  • ヘルスケア
  • EdTech
  • eコマース
  • 食品・飲料
  • 自動車
  • 建設
  • ゲーム
  • BFSI (銀行、金融サービス、保険)

実績・受賞歴:

  • 優秀なソフトウェアテストサービスプロバイダー(ベトナムソフトウェア協会、2021年~2022年)
  • ベトナムのウェブ&モバイルアプリ開発会社トップレビュー(The Manifest、2022年)
  • ベトナムのトップITアウトソーシング企業(Clutch、2020年 – 2022年)
  • トップBPO企業(Goodfirms、2021年)

2. 株式会社Sun Asterisk

株式会社Sun Asteriskは、2013年に設立され、大手オフショア開発会社の一つです。スマートフォンアプリ開発、Webサービス、業務基幹システムに強みを持ちします。また、エンジニアリング体制・開発リソース強化に特化したソリューションも提供しています。

所在地: 日本、ベトナム

従業員数:約2000名

主要取引先:  Slack, SoftBank, NTT, KDDI, Rakuten, Mitsubishi, FamilyMart, Nikkei, JAFCO, GrowthCapital

株式会社Sun Asteriskのサービス:新規事業・DXの包括的コンサルティング、製品の開発、IT人材の育成

得意な分野や業界:

  • 情報・通信
  • 商社
  • 小売
  • 運輸・物流・倉庫
  • 不動産業
  • 産業・エネルギー・ICT
  • 金融・保険
  • 医療・福祉
  • 建設・エンジニアリング
  • メーカー/製造業/機械
  • 広告・マスメディア・出版
  • ゲーム/エンタテインメント
  • 人材関連
  • 教育分野
  • サービス業 他

実績・受賞歴:

  • リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー 2021

3. アクセンチュア

フォーチュン500社に選ばれているアクセンチュアは、世界で一流なITサービスプロバイダーの一つです。強力な従業員ベースと業界パートナーの広大なネットワークを所有する同社は、世界中の何千ものクライアントにサービスを提供し、満足させてきました。

所在地: アイルランド、日本、ベトナム、アメリカ、…(アクセンチュアは、アフリカ、アジア太平洋地域、ヨーロッパ、中東、南北アメリカの49カ国、200以上の都市にオフィスを構えています)

従業員数:500,000名以上

主要取引先:  American Express, Visa, BMW Group, Nokia, and Unilever.

アクセンチュアのサービス:新規事業・DXの包括的コンサルティング、製品の開発、IT人材の育成

得意な分野や業界

  • 金融サービス
  • 健康・公共サービス
  • 通信
  • メディア・技術
  • 製品・資源

実績・受賞歴

  • フォーチュン 500企業
  • 企業フィランソロピー大賞
  • Jagu’e’r Award 2022 最優秀賞受賞
  • Google Cloud Partner Top Engineer 2023
  • 2022年エージェンシー・オブ・ザ・イヤー賞
  • 「PRIDE指標2022」において7年連続「ゴールド」
  • 2022年度 ポーター賞
  • イーデザイン損保の「&e(アンディー)」が2022年度グッドデザイン賞
  • Oracle Cloud Applications (SaaS) 認定資格部門で1位

参考になる他のオフショア開発会社の詳細リストはこちら。

2023年のオフショア開発市場の現状・最新動向

オフショア開発の歴史と市場規模

オフショアソフトウェア開発は、1996年に米ゼネラル・エレクトリック社が生産コストの安いインドに最初のITセンターを開設したことに始まります。それから約30年、オフショア開発の市場規模は2021年に1220億ドルにまで急拡大し、デロイトの調査対象者の76%が2022年にIT機能のアウトソーシングを行うと回答しました。

IT機能のアウトソーシングに関する調査

日本はITアプリケーション市場が世界で最も急成長している国の一つです(モルドールインテリジェンスの調査による)。ITエンジニアの不足及び人件費の高騰のため、オフショア開発は、これまで以上に日本企業に注目されています。IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)によると、日本企業の約45.6%はオフショア開発を導入すると言われております。

2023年のオフショア開発の最新動向

サイバーセキュリティに対する高い優先度

2022年デロイト・グローバルアウトソーシング調査の「サードパーティサービスの利用に期待することは何ですか」という質問に対し、調査対象者の81%がサイバーセキュリティをトップと回答しています。

サイバーセキュリティ・ベンチャーズによると、サイバーセキュリティの未充足職の数は、2013年の100万ポジションから2021年には350万ポジションと350%も増加しました。これは、サイバーセキュリティのスキルギャップが前よりも一層注意されていることを意味します。

クラウドサービスに対する需要の高まり

クラウドインテグレーションへの需要が需要が高まるにつれ、2023年にオフショアベンダーがクラウド技術を導入できることもより期待されています。

ヤフーファイナンスによると 「クラウドサービス市場は2033年までに4兆4,000億米ドルを超える」とあり、その中で中小企業グループの需要が最も高いとされています。

量より質

かつては、費用対効果がベンダー選定の主要な鍵であり、コスト削減がオフショア開発の最大の目的であったことは何十年も前の話です。

しかし、2023年及び近い将来には、ベンダー選定で最も影響力のある要素は「透明性」や「ビジネスへの理解」といった定性的な側面にシフトし、オフショア開発の理由のトップは、能力及びテクノロジー・規制の変化への対応に変わっていくと考えられます。

よくある質問|オフショア開発

オフショア開発の目的は何ですか?

オフショア開発は、人材確保、コスト削減、品質・生産性・競争力の向上、ビジネス強化、新規市場開拓のための有効なソリューションとして選択されます。

オフショア開発の手順は?

  • 目標・ビジョンの明確化 
  • オフショア開発国の選定 
  •  オフショア開発企業の選定
  • オフショア開発契約と作業モデルの決定
  • オフショア開発の目標や要件に基づいたオフショア開発チームの構築
  • 円滑なコミュニケーションとコラボレーションのためのガイドラインの設定

日本企業のオフショア開発先として人気のある国は?

2023年現在、オフショア開発先として人気があるのは、ベトナム、フィリピン、インド、中国、バングラデシュ、ミャンマーです。オフショア開発白書2021によると、約半数(52%)がベトナムをオフショア先として選んでいます。

まとめ

LTSグループによるオフショアソフトウェア開発に関する徹底的なガイドをご覧いただきました。それはかなりの知識量であることは承知しています。しかし、オフショア開発の概要を理解し、2023年のアウトソーシングの決定を最大限に生かすための指針になることでしょう。

私たちは、11カ国のお客様と仕事をしてきたベトナムの大手ITソリューションプロバイダーとして、ビジネスの一部を海外ベンダーに委託する際に直面する可能性のあるあらゆる課題を理解しています。私たちは、お客様の抱える問題を解決し、利益を最大化するお手伝いをいたします。

山下秋子LTS Group

LTS Groupはベトナムを拠点とするグローバルなITアウトソーシング企業です。高品質なサービスを維持し、コストを最適化することに寄与するITサービスを提供しています。 

世界中のさまざまな業界の顧客と連携し、顧客満足度96%以上を維持し、国内外でさまざまな業界賞を受賞していることを誇りに思っています。

主なサービス内容は次のとおりです。
・ソフトウェア開発
・ソフトウェアテスト&品質保証サービス
・ビジネスプロセスアウトソーシングサービス(BPO)

次のような大きな利点をもたらすことを保証します。
・ベトナムの魅力的な労働コストによる競争力のある単価
・最高のサービスやソリューションをお届けしようとする意欲にあふれた幅広いIT人材のプール
・教育、医療、eコマース、建設、自動車、金融など様々な業界の深い知識を持つエンジニア
・エンジニアの言語能力と即戦力のITコミュニケーター&BrSEのによる効果的なプロジェクトコミュニケーション
・要件、予算と時間枠に基づく柔軟なソフトウェア開発手法:アジャイルモデル、ウォーターフォールモデル、Vモデル、イテレーションモデルなど

LTS Groupがどのように貴社の目標達成とROIの向上に役立つか、まずは日程調整を作成してください!

ご連絡ください。
Website: https://www.ltsgroup.tech/
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