Celgardは、Lithion Batteryと次世代電池セルに関する戦略的提携を締結

ノースカロライナ州シャーロット、2023年6月7日/PRNewswire/ -- Polypore International, LP（以下、「Polypore」）の子会社であるCelgard, LLC（以下、「Celgard」）は、Lithion Battery, Inc.（以下、「Lithion」）と新たに戦略提携し、正極材にリン酸鉄リチウム（LFP）を用いた次世代リチウムイオン電池用セパレータを共同開発することを発表します。両社は、本協業により、マイクログリッドなどのエネルギー貯蔵システム（ESS）を必要とするユーザーたちに、安定した電力を供給するという高まる需要に応えていきます。また、このセルは、Celgardが数十年にわたりセパレータソリューションを提供してきた医療器具、軍事、産業市場にも導入される可能性があります。

Celgard, a Polypore subsidiary, supports its growth in energy storage systems (ESS) by forging alliance with Lithion Battery, advancing next-generation battery cells for use in micro-grid power applications. The cells could also be deployed in medical tools and military and industrial markets, where Celgard has been providing separator solutions for decades.

本契約により、Celgardは、Lithionのネバダ州ヘンダーソン工場および2026年に稼働予定の7GWhギガ工場で使用するリチウムイオン電池用セパレータを、主にESS用途で長期的に100%供給する予定です。Celgardは、Lithionのすべての新しい電池開発に対して、次世代電池セパレータソリューションを供給する最初の機会を得ることになります。

Celgardのリチウムイオン電気駆動車（EDV）およびエネルギー貯蔵システム（ESS）事業担当副社長であるStefan Reinartzは、「当社は、ESSに安全で信頼性の高いソリューションを提供することを最終目標として、Lithionと共にCelgard®乾式電池用セパレータ技術をさらに進化させることを楽しみにしています」と述べています。

Celgardの親会社である旭化成は、Lithionのセル製造の要件をサポートする可能性もあり、その多様な国際的製造基盤を活用して、プラスチックや熱難燃材料のグローバルLFPサプライチェーンのニーズをサポートする機会を模索する予定です。

CelgardとPolyporeについて

Celgardは、リチウムイオン電池の主要部品であるセパレータとして使用される無溶剤、コーティング、非コーティングのドライプロセス用微多孔膜を専門としています。Celgardの電池用セパレータ技術は、電気自動車やエネルギー貯蔵システムなどに使用されるリチウムイオン電池の性能に重要な役割を果たしています。

Celgard, LLCは、旭化成会社のPolypore International, LPの完全子会社です。

Polyporeは、電気自動車や非電気自動車、エネルギー貯蔵システム、特殊用途に使用される微多孔膜を専門とする、9カ国に拠点を持つグローバル企業です。詳細については、www.celgard.comおよびwww.polypore.comにアクセスしてください。

Lithion Batteryについて

Lithionは、一次電池と二次電池セル、充電式/非充電式電池パックおよび電池モジュールの垂直統合メーカーです。

ネバダ州ヘンダーソンに80,000平方フィートの施設を2つ持ち、1つはセルと電池パックの組み立て専用の完全自動化生産ラインとして稼動しています。

LithionはOEMやエンドユーザーと密接に連携し、信頼性が最も重要視される重要なアプリケーション向けのカスタム電源ソリューションを提供しています。社内のエンジニアリング、設計、テストの全範囲を提供し、ワンストップで包括的なエネルギー・電力ソリューションを提供します。詳細については、www.lithionbattery.comにアクセスしてください。