ロート製薬 「BÉLAIR LAB」×いわきFC、サッカー公式戦に香りを取り入れた検証をスタート

ロート製薬株式会社（以下、ロート製薬）が運営する「BÉLAIR LAB（ベレアラボ）」は、株式会社いわきスポーツクラブと共同で、東北社会人サッカーリーグ1部「いわきFC」所属の選手に対して、香りを活用した検証を始めると発表した。検証では、香りにより、選手の精神的な疲労の軽減や回復が見られるかを調べる。

■検証の内容

本検証は、2019年6月～10月に開催される公式戦8試合で実施する。試合前・ハーフタイム・試合後に特定の香りを嗅ぐことにより、香りを取り入れた日、取り入れなかった日の疲労度や気分の主観評価を行うほか、ゲーム分析ソフトウェアを使用した評価を行う。今回は科学的にストレス軽減効果が検証されているフレッシュな緑の香りを使用。選手控室にディフューザーを設置、ハーフタイム中には、ソニー株式会社のパーソナルアロマディフューザー「AROMASTIC」を使用して香りを嗅ぐことで検証を行う。

■取り組みの背景

ロート製薬が開設した「BÉLAIR LAB（ベレアラボ）」では、健康的な社会づくりに向けて、これまで単なる感覚として語られてきた「香り」を、人間の感性という視点から科学的に検証し、香りの新しい価値を追求、発信することで、日々の生活を豊かにすることを目指している。

スポーツの世界ではメンタルコンディショニングが重要視されている。今回、香りの活用は精神的な疲労の軽減や回復をサポートするという仮説をもとに検証を行い、スポーツ界に貢献していくことが狙いだ。

検証を行う「いわきFC」は、「日本のフィジカルスタンダードを変える」をかかげ、最新の技術・知見・データ分析を積極的に取り入れながらフィジカル面の強化を行い、世界の第一線で活躍できる選手・チームを育成している。一方で、「試合の前日に眠れない」などのメンタル的な残課題があり、精神的な疲労のサポート手段を見つけることが急務だ。

この度、両者の想いが一致し、「香り」という新しい手段により「精神的な疲労の軽減や回復のサポート」をテーマとした検証を行うことになった。

■今後について

検証結果を通じて、この知見をスポーツの分野に展開を進めるとともに、働く世代などにも応用していく考えだ。健康経営など様々な観点での活用を視野に、今後の検討を進めていくという。

◆ロート製薬「BÉLAIR LAB（ベレアラボ）」　https://www.belairlab.com/

◆東北社会人サッカーリーグ1部「いわきFC」 https://iwakifc.com/

※関連リンク：プレスリリース

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（eiicon編集部）