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世界のスポーツ系スタートアップを支援するプログラム「SPORTS TECH TOKYO」ーーファイナリストとして12社を選出

世界のスポーツ系スタートアップを支援するプログラム「SPORTS TECH TOKYO」ーーファイナリストとして12社を選出

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スポーツをテーマに全世界のスタートアップを支援するアクセラレーション・プログラム「SPORTS TECH TOKYO」は、同プログラムのファイナリストとして計12社を選出した。ファイナリスト各社は、約3か月間に渡って世界のパートナー企業とともに事業開発に取り組み、8月20日にサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地Oracle Parkで行われるWorld Demo Dayにて、その成果を世界に向けて発信する。

「SPORTS TECH TOKYO」は、スクラムベンチャーズと株式会社電通が共同で、世界中から募集したスポーツ系スタートアップの成長を支援し、企業にオープンイノベーションの場を提供する日本発アクセラレーション・プログラムだ。

昨年10月のアナウンス以来世界33カ国から数百のスタートアップの応募があり、4月に行われたキックオフ・カンファレンスには、一次選考通過スタートアップの中から104社が東京に集結した。カンファレンスには、パートナーやスポーツ・アドバイザリー・ボード、メンターなど合わせて約500名が参加し、スポーツテックのイベントとしては史上最大級のものとなった。この会期中に、日本企業やスポーツ団体などと新たな事業創出にむけて568もの個別商談が活発に行われたという。

このようなプロセスを経て、以下の12のスタートアップが、これから約3か月間事業開発プログラムに取り組むファイナリストに選出された。

<SPORTS TECH TOKYO ファイナリスト>

1. 4DReplay, Inc.

・本社:サンフランシスコ、米国

・代表者:Hongsu Jung

・事業概要:スポーツ中継やイベント中継などで360度ハイライト映像を生成するメディアテクノロジー

・ウェブサイト:http://www.4dreplay.com

2. DataPowa Limited

・本社:ロンドン、英国

・代表者:Michael Flynn

・事業概要:ビッグデータを用いてスポンサー広告の価値を算出・最適化するソリューション

・ウェブサイト:http://datapowa.co.uk/

3. edisn.ai

・本社:バンガロール、インド

・代表者:Ashok Karanth

・事業概要:コンピュータービジョンによって動画内の選手を認識・特定し、スタッツや関連するコンテンツを自動で表示するソーシャルプラットフォーム

・ウェブサイト:https://edisn.ai/

4. Fitbiomics

・本社:ニューヨーク、米国

・代表者:Jonathan Scheiman

・事業概要:独自のDNA技術を用いてプロアスリートの腸内細菌を分析、一般消費者やアスリートの健康増進・身体パフォーマンス向上に役立つ腸内細菌を精製するバイオテクノロジー

・ウェブサイト:https://www.fitbiomics.com/

5. Misapplied Sciences, Inc.

・本社:レドモンド、米国

・代表者:Albert Ng

・事業概要:複数の観客に同時に別の映像を見せられる独自ディスプレイを使って、スタジアム等でパーソナライズされたコンテンツを提供するテクノロジー

・ウェブサイト:http://misappliedsciences.com/

6. Mobile Media Content (3D Digital Venue)

・本社:バルセロナ、スペイン

・代表者:Michael Marino

・事業概要:世界中のスポーツべニューを3Dモデルとして記録したライブラリで、インタラクティブなバーチャル3D体験を提供する

・ウェブサイト:https://3ddigitalvenue.com/

7. Omegawave

・本社:エスポー、フィンランド

・代表者:Gerard Bruen

・事業概要:神経信号などをセンシングするウェアラブル端末を用いて、アスリートにその日最適なトレーニング負荷や運動タイプを提案するソリューション

・ウェブサイト:https://www.omegawave.com/

8. Pixellot LTD

・本社:テルアビブ、イスラエル

・代表者:Alon Werber

・事業概要:独自の無人マルチカメラを用いて、スポーツ中継を自動で撮影・記録するメディアソリューション

・ウェブサイト:https://www.pixellot.tv/

9. Reely

・本社:サンタモニカ、米国

・代表者:Cullen Gallagher

・事業概要:コンピュータービジョンとディープラーニングを用いて、自動で動画を分析・タグ付けし、ハイライト動画を生成するソリューション

・ウェブサイト:http://www.reely.ai/

10. SportsCastr, LLC

・本社:ニューヨーク、米国

・代表者:Kevin April

・事業概要:スマホだけで誰でも試合の実況中継を配信できるソーシャルライブ動画プラットフォーム

・ウェブサイト:https://sportscastr.com/

11. 株式会社ventus

・本社:東京、日本

・代表者:小林 泰

・事業概要:独自に発行されたスポーツチームやアスリートのデジタルトレカを買うことでチーム運営に参加したり、様々な特典をもらうことができるファンエンゲージメントプラットフォーム

・ウェブサイト:https://ventus-inc.com/

12. WILD Technologies AI Ltd

・本社:サンフランシスコ、米国

・代表者:Helene Guillaume

事業概要:女性のコンディショニングやトレーニングをサポートしてくれるAIコーチングアプリ

・ウェブサイト:https://wild.ai/

<選考について>

SPORTS TECH TOKYOには世界33ヶ国から数百社の応募があり、2月に行われた一次選考で23ヶ国159社のパーティシパントを選出した。上記のファイナリストは、パーティシパント159社の中から、パートナーやスポーツ・アドバイザリー・ボード、電通、Scrum Venturesのそれぞれの意見を踏まえながら総合的な視点で選ばれた12社である。

■中嶋 文彦氏(SPORTS TECH TOKYO プログラム・オーナー)のコメント

「世界から個性と可能性を併せ持つ全12社が、ファイナリストに選出されました。昨年10月のプログラムローンチ以降、パートナーやスポーツ・アドバイザリー・ボードをはじめ、メンター、スポンサーの参画が続き、SPORTS TECH TOKYOの拡大が続いていることをうれしく思っています。ファイナリストの皆さまには、この強力な事業成長のプラットフォームをフルに活用いただき、ビジネスを進化させていっていただきたいと思います。スポーツ、そしてその先の可能性、多様なビジネス創造をSPORTS TECH TOKYOは推進していきます。このプログラムを通じて、多様なプレーヤーとともに、刺激的な化学反応が生まれるよう、全力で支援を行っていきます。8月のデモ・デイに向け、加速していきましょう」

■Michael Proman氏 (SPORTS TECH TOKYO マネージング・ディレクター) のコメント

「パーティシパント159社と同様に、今回の12社のファイナリストもまた、非常に多様性に富んでいます。調達フェーズ別にみればシードからシリーズBまで、地域別に見れば7ヶ国から、スポーツテックに関わる多様なプロダクトを持つ企業が集まりました。まさにSPORTS TECH TOKYOの目指すグローバルプログラムの姿を体現したものと言えるでしょう。これから数か月間にわたって、パートナーやスポーツ・アドバイザリー・ボード、メンターの皆様とともに、ファイナリスト各社との新たな挑戦に取り組めることをとても楽しみにしています」

ファイナリスト各社は、5月下旬にサンフランシスコで行われるキックオフイベントに参加し、それ以降約3か月間に渡って事業開発プログラムに取り組む。プログラムでは、スポーツビジネスのエキスパート約100名によるメンタリングサポートに加え、日米でアドバイザーリーボード、パートナー、スポンサーとのセッションや実際の現場を見ながら具体的な協業機会を探る場が提供される。プログラムの最後には、成果を世界に向けて発信する場としてWorld Demo Dayが設けられている。

このWorld Demo Dayは、サンフランシスコ・ジャイアンツのホームスタジアムであるOracle Park(旧 AT&T Park)にて行われ、ファイナリストの12社 が世界中から集まったパートナー企業や投資家に向けてプログラムの成果を発表する機会になるという。

<World Demo Dayの概要>

・8/20(火) 終日 ※太平洋時間

・場所:Oracle Park(旧 AT&T Park)(サンフランシスコ市、米国)

<SPORTS TECH TOKYOの概要>

スポーツ分野で優れた技術や事業アイデアを持つスタートアップを世界から募り、メンタリングをはじめとする独自のプログラムで約1年間の支援を行う。日米の競技団体、プロリーグ、チームなどの関係者や選手を「スポーツアドバイザリーボード」に迎え、参加スタートアップに対し、ネットワーキングやプレゼンテーションの機会も提供していく。

・概要:スポーツをテーマとした日本発のワールド・アクセラレーション・プログラム

・特徴:

①世界中からスタートアップを募集

②プログラムは日本と米国で開催

③国内外のスポーツ関係者とのネットワーキング&プレゼンテーション機会の提供

④プロダクト・サービスに合わせて実証実験の環境など活性化機会を提供、

⑤投資を含むさまざまなビジネス機会の提供

・主催:株式会社電通

・プログラムパートナー:スクラムベンチャーズ社

・開催期間:2019年1月から約1年間

・開催場所:日本(東京)、米国(サンフランシスコ市ほか)

・公式ウェブサイト:http://www.sportstech.tokyo

・スケジュール:

【スクラムベンチャーズについて】

スクラムベンチャーズは、2013年創業のサンフランシスコと東京を拠点とするアーリーステージのベンチャーキャピタル。Mobility、Fintech、IoT、VR、コマース、ヘルスケアなど幅広いカテゴリーの50社を超える革新的なスタートアップに投資を実行している。

また、大企業のオープンイノベーションを支援する「Scrum Studio」事業を通じて、各業界を代表する大企業パートナーのもつアセットを最大限引き出し、世界中のスタートアップと共に新たな価値創造をドライブしていくという。

※関連リンク:プレスリリース 

(eiicon編集部)

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