ジェイテクトと徳島大学、包括連携協定を締結 | SDGsの貢献に向け、新産業創出と振興を目指す
株式会社ジェイテクトと、国立大学法人徳島大学は包括連携協定を締結した。ジェイテクトが持つ既存事業での共同研究を行うことのみならず、新領域分野での研究開発・事業化を加速するため横断的産学共同研究事業の立ち上げを推進。ジェイテクトと徳島大学の包括連携を通じ、研究分野での交流を推進し、SDGsの貢献に向け、既存事業に留まらない新産業創出と進行を目指すという。
■共同研究に至った背景
ジェイテクトの前身企業である光洋精工の創業者、池田善一郎氏は四国出身ということもあり、徳島県には1963年に工場を設立。徳島県内にはグループ会社である光洋シーリングテクノの工場もあり、古くから所縁のある地域。
徳島大学は2016年に生物資源産業学部を、2018年に産業院を新設し、新たな産業の創出に資する人材の育成を目指している。一方、ジェイテクトは既存事業に捉われない新領域分野の開拓を目指すFFR部(Future & Frontier Research 部)を立ち上げ、新領域分野の研究開発および事業化を目指している。
2018年からは徳島大学理工学部、生物資源産業学部および産業院とジェイテクト研究開発本部とで、AI関連、畜産関連などの共同研究を推進。この取り組みを一層強化し、多くの成果実現と新たな研究テーマの創出を目指して、包括連携協定の締結を行った。
■連携内容
―新領域分野での「横断的産学共同研究事業JTRP(JTEKT & Tokushima univ. Research Project)」の創設
―徳島県内の様々な施設などを活用した農工、理工、ライフサイエンスに関する共同研究の推進
―社会(地域)へ貢献する新産業の創出と研究成果の還元
―イノベーションにチャレンジする人材の育成と交流
■今後の展望
ジェイテクトと徳島大学は、以下の項目を段階的に推進し、成果につなげることを目指していく。
―JTRPの創設・運用から、SDGsへの対応など、新領域分野のテーマ創出・共同研究を推進
―学生のプロジェクト参画や起業化の促進など、人材教育・交流
―共同研究の成果から新産業の創出、社会(地域)への貢献
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(eiicon編集部)