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幻冬舎とTORICOが業務提携 Web3領域での新規事業創出を目指す

幻冬舎とTORICOが業務提携 Web3領域での新規事業創出を目指す

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株式会社幻冬舎と株式会社TORICOは、2025年8月20日、暗号資産やブロックチェーンといったWeb3領域での新規事業創出を目的に業務提携を発表した。両社は出版・エンタメというコンテンツ産業に共通の基盤を持ちつつ、成長市場であるデジタルアセット領域への挑戦を加速させる狙いだ。

幻冬舎のWeb3メディア「あたらしい経済」

幻冬舎は1993年の設立以来、既成概念にとらわれない出版事業を展開してきた。書籍・雑誌に加え、2018年にはWeb3に特化した専門メディア「あたらしい経済」を創刊。

同メディアは、ブロックチェーンや暗号資産に関するニュース、インタビュー、コラムの発信に加え、ポッドキャストやYouTube、イベントや書籍出版など多面的に情報を届けている。さらに、法人向けのコンサルティングや研修、コンテンツ制作支援、企業コミュニティ「Web3 Business Hub」の運営なども手がけており、Web3事業に挑む企業を多角的に支援してきた実績を持つ。

TORICOの新たな挑戦

一方のTORICOは、ネット書店「漫画全巻ドットコム」や「まんが王」などを展開するほか、国内外でのエンタメIPイベント事業「マンガ展」も手がける。マンガやアニメといったIPビジネスを中心に成長を続け、2022年には東証グロース市場に上場した。

同社は2025年7月、新規事業として「暗号資産投資事業」を開始。暗号資産市場を中長期的な成長領域と位置づけ、段階的に取り組みを強化する方針を掲げている。

両社のシナジーと今後の展望

今回の提携では、幻冬舎が「あたらしい経済」を通じて培った専門知識と編集ノウハウを活用し、TORICOの暗号資産・ブロックチェーン事業の拡大を支援する。具体的には、既存事業への技術活用の検討から新規事業の立ち上げ、Web3を軸とした共同プロジェクトの推進まで、多岐にわたる取り組みが想定されている。

特に両社とも出版・コンテンツ領域に強みを持つため、IPを活用したデジタルアセット事業や、読者・ファンとつながる新しい体験設計など、従来にない価値創造の可能性が広がる。

出版・エンタメ業界に広がるWeb3の波

出版やエンタメ業界においても、NFTやブロックチェーンを活用した新しい収益モデルやファンエンゲージメント手法が注目を集めている。今回の業務提携は、既存ビジネスの枠組みを超えてWeb3時代のコンテンツビジネスを模索する試金石となるだろう。

幻冬舎とTORICOの協業が、コンテンツ産業におけるWeb3活用のロールモデルとなるか、今後の展開に期待が集まる。

関連リンク:プレスリリース 

(TOMORUBA編集部) 

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