Web3とリアル施設を活用したエンターテイメント事業を行うRED MAKER、リユース事業のベクトルと業務提携 “買い取りのエンタメ化”で循環型エコシステム創出へ
2025年11月11日、アニメ・漫画・ゲーム・スポーツなど日本発の多様なIPとファンをつなぐマッチング事業を展開するRED MAKER株式会社は、全国でリユース事業を手掛ける株式会社ベクトルと、買い取り領域における業務提携を締結した。
今回の提携は、ベクトルの主力事業であるブランド品・ファッションアイテム・スニーカーなどの買い取り事業を、RED MAKERが持つクリエイティブ力およびWeb3エンターテインメントプロジェクト「REDX」のネットワークと掛け合わせ、新しい循環文化を創り出すことを目的にしている。
“モノを売る”を超えた体験設計 コレクション文化×Web3が生む新価値
RED MAKERは、コレクション文化やファンダムが持つ「語り合う・見せる・つながる」という行動体験に着目。従来の買い取りを「査定→買取→販売」の取引構造としてではなく、“楽しめる参加型コンテンツ”として再設計する構想を掲げる。
その背景には、Z世代を中心に広がる「選んで買う消費」から「循環コミュニティに参加する消費」への価値観シフトがある。遊びながら査定に参加できる仕組みや、NFTを活用した証明・体験付与、リアル空間×デジタル空間の融合イベントなど、REDXのテクノロジーとエンタメ設計を活用し、買い取り市場に新たな文化体験をもたらす。
RED MAKERの原氏は、「買い取りを“処分”ではなく、“誇れる行動”に変える文化を生み出したい」とコメントしている。
カルチャーの象徴 “ジョーダン村川” が起点に
本提携における象徴的存在が、ベクトル代表であり日本屈指のスニーカーコレクターとして知られる ジョーダン村川氏 だ。
村川氏は、文化放送『ジョーダン村川と有村昆のレアもんチャンネル』やYouTube「レアもん投資チャンネル」(登録者数 約2万人)を通じ、“レアもんカルチャー”を発信。影響力あるキーパーソンの存在が、本提携における文化コミュニティ形成の核となる。
循環型社会へ——リユース需要の次フェーズへ
ベクトルは「ゴミバコのないセカイへ」を掲げ、20年以上リユース市場を牽引。宅配買取サービス「フクウロ」や自社EC「ベクトルパーク」などを全国展開し、企業リユース支援も行う。
今回の連携により、ベクトルが築いてきたリサイクル社会インフラと、RED MAKERが目指すWeb3型エンターテインメント経済圏が融合。循環型社会・カルチャー経済圏・Web3の三領域を横断する新モデルの創出が期待される。
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(TOMORUBA編集部)