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JRE POINTを使った“新しいこども食堂”が始動 「ビーンズ武蔵中原こどもごちめし」で実証実験スタート

JRE POINTを使った“新しいこども食堂”が始動 「ビーンズ武蔵中原こどもごちめし」で実証実験スタート

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JR東日本スタートアップ株式会社は、JR東日本都市開発、JR東日本、そしてフードテックサービス事業を行うスタートアップ・Gigi株式会社と共創し、JRE POINTを活用した「ビーンズ武蔵中原こどもごちめし」の実証実験を開始する。駅直結の商業施設内の飲食店でデジタルチケットを活用し、子どもたちへ食事支援を届ける“こども食堂の新しいかたち”を検証する取り組みである。

JRE POINTが食事支援に生まれ変わる、グループ初の試み

今回の実証は、JRE POINT会員が寄付したポイントを食事チケット化し、地域の子どもたちが商業施設内の飲食店で利用できる仕組みだ。JR東日本グループとして、JRE POINTを食支援に用いる取り組みは初となる。

子どもが「こどもごちめし」で会員登録し、発行された食事チケットを提示するだけで飲食店のメニューを楽しむことができる。駅直結の商業施設という“日常の動線”を活用できる点が大きな特徴である。

本取り組みは、JR東日本グループが推進する子育て支援施策「HAPPY CHILD PROJECT」の一環として、地域に根付いた子どもの見守りや食育を支える仕組みづくりを目指すものである。

武蔵中原で11月20日より実施 地域の飲食店がこども食堂に

「ビーンズ武蔵中原こどもごちめし」は、2025年11月20日から12月17日まで実施される予定だ。利用対象は川崎市在住の中学生以下の子どもで、1回あたり1,000円分の食事チケットが発行される。通常のこども食堂とは異なり、開催日や混雑に左右されず、好きな時間に利用できる点が保護者からも高い評価を得ている。

また、支援が必要な家庭の子どもには利用回数の上限を柔軟に設定することで、より必要とする家庭へ支援が届きやすい仕組みとなっているのが特徴だ。商業施設内の複数店舗が協力するため、メニューの選択肢が広がる点も新しい。JRE POINTの寄付受付は11月10日より開始された。JRE POINT WEBサイトの商品交換ページから寄付が可能で、寄付されたポイントはすべて子どもたちの食事に充てられる。

寄付されたポイントは、Gigiが提供する「GOCHIプラットフォーム」を通じてデジタル食事チケットに変換される。QRコード提示のみで利用でき、店舗側のオペレーションも簡易だ。本人確認や登録は保護者がオンラインで実施でき、継続利用のハードルを下げている。

地域連携による“食の共創モデル”を目指す

本取り組みは「JR東日本スタートアッププログラム2025春」の実証として位置づけられている。実証結果をもとに、今後は継続開催やフードロス対策、地域企業との協働など、食を通じた“地域共創モデル”の確立を見据える。

駅という公共性の高い場を起点に、食の支援を循環させるこのモデルは、子育て支援と地域活性化を同時に促す仕組みとして、今後の展開にも期待が高まる。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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