
UPSIDER BLUE DREAM Fund、家具・家電のサブスクリプション事業を展開するクラスに5億円の融資を実行
法人向けクレジットカード事業を運営する株式会社UPSIDERと株式会社みずほフィナンシャルグループの合弁事業として誕生したUPSIDER Capitalが運営する「UPSIDER BLUE DREAM Fund」は、家具・家電のサブスクリプション事業を展開する株式会社クラスに対して、5億円の融資を実行した。これは、日本初のグロースステージ特化型デットファンドとして最大規模・最速の融資の一例であり、スタートアップ支援の新たなモデルとして注目を集めている。
家具・家電の新たな循環モデルを支援
融資を受けたクラスは、個人・法人向けに家具や家電をサブスクリプション形式で提供する「CLAS」や「CLAS BUSINESS」を運営。使用済み製品の再利用を前提とした循環型エコシステムを構築し、脱炭素社会と持続可能な消費モデルの実現を目指している。同社のビジョン「“暮らす”を自由に、軽やかに」に共鳴したUPSIDER Capitalは、資源循環型ビジネスの将来性を評価し、スピーディかつ大規模な資金供給に踏み切った。
与信審査の革新が実現した「最短1週間・最大10億円」のスピードファイナンス
「UPSIDER BLUE DREAM Fund」は、UPSIDERが開発したAIを活用した独自の与信モデルと、みずほグループが持つ金融ノウハウを融合させた新しいデットファンドだ。ミドル〜レイターステージのスタートアップを対象に、「ともに、速く、遠くに」を掲げ、スピード感と柔軟性を両立した資金提供を行っている。今回の5億円の融資は、UPSIDERの法人カード事業で培った技術力と信用審査の進化によって実現したものであり、すでに2024年末までに累計100億円の融資実績を上げている。
今回の資金調達についてのコメント
クラス代表の久保裕丈氏は、今回の資金調達に対して「スピードと規模の両面で驚きと感銘を受けた」と語り、循環型エコシステムの構築をさらに推進していく意欲を示した。「資金は持続可能な社会を実現するための重要な推進力。UPSIDER Capitalとの連携は、私たちにとって未来を共に切り拓く心強い支え」とコメントしている。
一方で、UPSIDER Capitalの代表取締役・石神直樹氏は、「クラスが目指す『モノと付き合う』という新しい暮らし方に強く共感した」と語り、今回の融資がクラスのさらなる事業拡大と、サーキュラーエコノミーの浸透に寄与することを期待している。単なる資金供給にとどまらず、共に挑戦する「伴走者」としてスタートアップの成長を支える姿勢を明確にした。
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(TOMORUBA編集部)