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 artienceが生成AI活用で新事業創出を加速 ーーストックマークが提供するRAG実用化サービス「SAT」を採用

artienceが生成AI活用で新事業創出を加速 ーーストックマークが提供するRAG実用化サービス「SAT」を採用

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artience株式会社は、ストックマーク株式会社が提供するRAG実用化サービス「Stockmark A Technology(SAT)」を採用したと発表した。この採用により、artienceは自社が保有する膨大な社内データを生成AIを活用して効率的に活用し、部門間での知識共有や新たなアイデア創出を促進、技術伝承の円滑化を目指す。

技術データ活用の重要性

artienceは、色材や機能材、ポリマー、塗加工、パッケージ、印刷・情報関連など多岐にわたる事業を展開しており、業界の激しい競争環境において差別化を図るためには、社内に蓄積された膨大な技術データの有効活用が必要不可欠だった。そこで、同社は2021年からDX推進に力を入れ、デジタル活用基盤の整備とデータ活用施策を進めてきた。

さらに、同社は中期経営計画「artience2027」を策定し、経営基盤の変革を目指して業務プロセスの見直しを進め、生成AIなどの新技術を積極的に活用する方針を打ち出している。その一環として、2024年からは生成AIの概念実証(PoC)を全社プロジェクトとして推進し、データ活用の基盤整備、利用者教育、運用ルールの策定などを行ってきた。

「SAT」の導入により実現する成果

これらの取り組みの一環として、artienceは「SAT」を導入。SATは、企業が保有する膨大なデータをRAG(Retrieval-Augmented Generation)システムで活用できる形式に構造化するサービスであり、特に図表や画像、専門用語を含む複雑なデータの活用に強みを持つ。具体的には、社内で蓄積されている技術文書、研究報告書、特許情報などをAIを用いて整理・構造化し、これらを検索可能な形で活用できるようにする。

artienceは、これにより部門間での知識共有を促進し、新たなアイデア創出を加速させるとともに、技術伝承の円滑化を実現することを目指している。

「SAT」の特徴と利点

「SAT」には、生成AIを活用し、膨大で複雑なビジネスドキュメントのデータを効率的に構造化するための数々の特徴がある。

  1. 複雑なデータの構造化

    図表や画像、専門用語を含む複雑なビジネスドキュメントを、高精度でテキストデータに変換し、検索可能な形式に整えることができる。

  2. ナレッジグラフの自動生成

    構造化されたデータから概念同士の関係性を理解したナレッジグラフを自動生成し、組織固有の専門知識に基づく精度の高い検索と回答生成を実現。

  3. 継続的なシステム改善

    自動生成されたナレッジグラフを基に、AIによる質問・回答の検証が可能で、継続的なシステム改善が行えるため、ドキュメント量の増加にも柔軟に対応できる。

artienceの期待とコメント

artienceの技術・研究・開発、知的財産を担当する町田敏則常務執行役員は、「SATを活用することで、膨大なデータを適切に構造化し、必要な時に迅速にアクセスできるようになれば、研究開発の可能性が広がる」と述べ、今後の研究開発に対する期待を語った。

また、グループ情報システム部長の中野仁貴氏は、「SATを通じて異なる技術領域間の関連性を発見し、新たな技術応用の可能性が広がると期待しています。これにより、革新的な新素材の開発や部門間の垣根を越えた知識共有が進む」との見解を示した。

artienceが採用した「SAT」は、生成AIの技術を活用した新たな知識管理プラットフォームの構築を実現し、技術データの有効活用を進めるための強力なツールとなる。これにより、業務効率の向上や新規事業の創出、技術伝承の円滑化が進み、今後、業界全体でのAI活用の事例として注目を集めることが予想される。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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