
AIキャラクターインターフェース事業を展開するGatebox、2.3億円の資金調達で生成AIキャラクター開発を加速
AIキャラクターのパイオニアであるGatebox株式会社が、シードラウンドにて総額2.3億円の資金調達を実施した。リード投資家はPKSHA Technology傘下のPKSHA Algorithm Fundで、インキュベイトファンドおよび三井住友海上キャピタルもこれに続いた。今回の調達は、2024年8月のLINEヤフーグループからの独立後、初の大型資金調達となる。
投資家からの期待と展望
PKSHA Algorithm Fundの海老原秀幸氏は、「Gateboxの技術とコンセプトは国内のみならずグローバルにも展開可能」と語り、同社が新たなデジタルエンターテインメント市場をリードする存在であることに期待を寄せた。
また、インキュベイトファンドの和田圭祐氏は「著名IPとのコラボや法人導入が進むなか、次世代AIキャラクター開発が加速している」とコメント。Gateboxの独自技術がIP活用の可能性を広げるとし、全面的な支援を表明した。
さらに、三井住友海上キャピタルの髙木俊吾氏は、「GateboxのAIキャラクターは、既存キャラクターの個性を損なうことなく再現可能で、海外IP市場への拡大にも適している」と評価。日本のコンテンツ産業の成長に貢献する存在としての可能性を指摘した。
「次の10年」はキャラクターと共にある
AIキャラクターという新たなパートナーシップの形を提案するGatebox。その歩みは、単なる技術開発ではなく、「人とキャラクターが共に暮らす」という新しい文化の創造そのものである。今回の資金調達により、Gateboxは生成AIを活用した開発体制の強化に本格的に乗り出す。2.3億円という資金を追い風に、Gateboxは次なるステージへと向かう。生成AIの進化を味方につけ、世界中の“キャラクターと暮らしたい”という夢を現実に変えていく同社の今後に注目が集まっている。
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(TOMORUBA編集部)