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リスク計測テクノロジーズ×ジェネクスト×神奈川県 | 発話音声から睡眠不足を検知し、交通事故を軽減する実証実験を実施

リスク計測テクノロジーズ×ジェネクスト×神奈川県 | 発話音声から睡眠不足を検知し、交通事故を軽減する実証実験を実施

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リスク計測テクノロジーズ株式会社(以下「RimTech」)は、神奈川県が主催する「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」の「BAK NEW NORMAL PROJECT 2022」に採択された。本プロジェクトを通じ、ジェネクスト株式会社と連携して、ポストコロナを見据えた新たな事業創出に向け、「発話音声から睡眠不足を検知し交通事故を削減するリスク管理DX」の開発を進めている。

すでに、横須賀市、小田原市、相模原市、厚木市の協力を得てデータの取得を実施してきたが、この度、横浜市の協力も決定した。横浜市消防局にタブレットを設置し、消防職員を対象に、発話音声データの収集を開始する。横浜市の協力により、本プロジェクトにおける音声収集の累計参加者数は240名を超える見込み。

なお、これまでのデータ収集量は2000件を突破。RimTechは、リスク計測技術を活用することで「発話音声を基に、眠くなる可能性を予測する技術」を開発し、睡眠不足を起因とする交通事故の削減を目指すという。

データ収集のイメージ

インターネットに接続したデバイスを使用して発話音声データを収集する。収集するタイミングは、「出勤時」「仮眠前」「退勤時」の3回。発話音声データの収集には、RimTechが開発した専用のWebアプリケーションを使用し、収集の都度、AI音声解析エンジンMotivelで解析。感情やモチベーションの状態を即時に可視化する。


(注)アプリケーション画像はイメージであり、実際のデータ収集に使用されているユーザーインターフェースとは異なる。

音声データ収集技術の開発

RimTechでは、リスク事象を予測するために音声データの収集技術を開発してきた。本プロジェクトでは、こうした技術を活かして、「簡単」「スピーディー」「データ容量負荷の軽減」を実現した音声データの収集を行っている。Webブラウザを使用するため、様々なデバイスでの音声データの収集が可能だ。また、クラウド基盤で運用することで、低コストにも関わらず機動的な音声データの収集を実現。音声解析の技術は、エッジ端末への実装もできるという。

累計参加者数

今回の横浜市の協力により、本プロジェクトにおける音声収集の累計参加者数が240名を突破する見込みだ。

<2022年11月時点で本プロジェクトに協力中の自治体>

・横須賀市(2022年10月〜、収集終了)

・小田原市(2022年11月〜)

・相模原市(2022年11月〜)

・厚木市(2022年11月〜)

・横浜市(2022年11月〜)

音声解析エンジン“Motivel”

RimTechは、組織の「リスク管理、コンプライアンス、ガバナンス」の体制構築や運用を支援する「リスク管理プラットフォーム」を開発・提供している。AI音声解析エンジン“Motivel”は、リスク管理プラットフォームを形成するプロダクトだ。発話音声のほか、様々な音を解析する機能を有している。現在、主に人のセンシングを通じて、人に関するリスクを削減する様々なソリューションとして活用されている。

本プロジェクトの背景

国内の年間交通事故件数は、約30万件(2021年)となっており、ピーク時の約95万件(2001年)から大幅に減少しているものの、まだ減少の余地を大きく残している。昨今では2022年4月に道路交通法が改正され、アルコールチェックの厳格化が進んでいる。また、2018年には、旅客自動車運送事業運輸規則および貨物自動車運送事業輸送安全規則が改正され、睡眠不足の乗務員を勤務させることが禁じられた。

一方で、規制の強化に伴い、乗務員の安全管理に関する業務の負荷が増していることも事実だという。安全性を確保しながら業務負荷を軽減するためにも、DXによる新しいソリューションが求められている。RimTechは、人に関するリスクの削減に向けた発話音声解析エンジン“Motivel”を提供している。“Motivel“の活用事例として、露プーチン大統領のストレスを発話音声データから可視化することなどに成功している。

「リスク計測テクノロジーズ」と「ジェネクスト」について

リスク計測テクノロジーズ株式会社 

「リスク管理ソリューションで安心・安全な社会を作る」をミッションに掲げ、社会が直面する様々なリスクの削減に取り組んでいる。リスク管理プラットフォームの開発・提供を行うほか、自社で開発した音声解析エンジン“Motivel”を始めとする音声解析サービスを提供。

2020年度かながわ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム(KSAP)採択(神奈川県)、2020年度YOXOアクセラレータープログラム採択(横浜市)、2020年度Plug and Play採択、2021年度横浜ビジネスグランプリ一般部門優秀賞(横浜市)、2021年度ICFビジネスアクセラレーションプログラム最優秀賞((株)三菱総合研究所)などの実績も持つ。本社は横浜市中区。

ジェネクスト株式会社(連携企業)

「人々が安全に過ごせる、事故のない社会へ。」をミッションに掲げ、安全運転を促進するクラウド型車両管理システム“AI-Contact”をリリースしている。2018年度かながわ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム(KSAP)採択(神奈川県)、2021年度かながわビジネスオーディション優勝(神奈川県知事賞)などの実績を持つ。本社は横浜市港北区。

ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)とは

神奈川県では、県内に拠点を持つパートナー企業と質の高いベンチャー企業による事業連携プロジェクトの創出と、オープンイノベーションに向けたコミュニティ形成を目的として、パートナー企業・ベンチャー企業・研究機関・支援機関等に参画いただく協議会「BAK」を主催している。BAKでは、企業が抱える課題や実現したいテーマに基づき、パートナー企業等とベンチャー企業のマッチングを行い、事業化に向けた支援を行っている。


関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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