1. Tomorubaトップ
  2. ニュース
  3. クラダシ×あいおいニッセイ同和損保 | 業務提携し食品ロスの削減に向け「食eco」を共同で開発
クラダシ×あいおいニッセイ同和損保 | 業務提携し食品ロスの削減に向け「食eco」を共同で開発

クラダシ×あいおいニッセイ同和損保 | 業務提携し食品ロスの削減に向け「食eco」を共同で開発

  • 8097
  • 2056
  • 2027
4人がチェック!

社会貢献型フードシェアリングプラットフォーム「KURADASHI」を運営する株式会社クラダシは、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下「あいおいニッセイ同和損保」)と業務提携し、食品ロス削減の一助となる「食eco(食品事業者向け生産物回収費用保険))を共同で開発した。

2020年10月26日の所信表明演説で菅首相が「2050年カーボンニュートラル[※1]」を宣言し、環境投資のために2兆円の基金を創設すると表明した。食品ロスによって排出される温室効果ガスは全体の8%といわれており、食品ロスを削減することは温室効果ガスの排出量を減らすことに繋がる。SDGsの「2030年までに世界の食料廃棄を半減する」目標を達成するためにも、各企業がより具体的に行動する必要があるという。

クラダシは、食品の賞味期限の切迫や季節商品、パッケージの汚れやキズ、自然災害による被害などの要因で、消費可能でありながら通常の流通ルートでの販売が困難な商品を買い取り、社会貢献型フードシェアリングプラットフォーム KURADASHI で販売することで食品ロスの削減に取り組んでいる。これまで累計4万品以上を取扱い、約8,500tのフードロス削減、21t-CO2のCO2削減につながっている。

このような背景を踏まえ、クラダシはあいおいニッセイ同和損保と「食eco」を共同開発した。食品の自主回収は商品そのものに問題がなくても、例えば賞味期限の誤表示などでも起こり得る。食ecoは、こうした「まだ食べられるのに通常のルートでの販売ができない食品」をクラダシが買い取ることによって、食品ロスを削減すると同時に、食品事業者(被保険者)の廃棄コスト(保険金)[※2] の軽減効果を保険料に反映(10%割引)するもの。


※1カーボンニュートラル:温室効果ガス排出量を実質ゼロとする目標

※2 回収の対象となる食品の廃棄費用および同じ回収が発生するおそれがある在庫品の廃棄費用・製造(仕入)原価をいう。

まだ食べられるのに通常のルートでの販売ができない食品を「KURADASHI」で販売することで、自主回収の対象となる食品に新たな価値が生まれ、再流通させることが可能。クラダシは当該仕組みを「1.5次流通革命」と名付けている。

通常の1次流通はサプライチェーンが構築されており、効率的かつ迅速な流通網が形成されている。食品以外の2次流通は、多くのリユースサービスが席巻し始めているが、安全性の担保が困難なことから、食品の2次流通は存在しない。クラダシは、1次流通でも2次流通でもない、これまで流通されてこなかった本来捨てられてしまっていた商品を1.5次流通として再流通させることで、食品ロスを削減している。


今後もクラダシは、「1.5次流通革命」を通じ、様々な企業・サービスと協力しながら、日本で最もフードロスを削減する会社を目指して努めていくという。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

新規事業創出・オープンイノベーションを実践するならAUBA(アウバ)

AUBA

eiicon companyの保有する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」では、オープンイノベーション支援のプロフェッショナルが最適なプランをご提案します。

チェックする場合はログインしてください

コメント4件