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大企業向けDXプラットフォームの「テックタッチ」|シリーズAラウンドで5億円の資金調達を実施

大企業向けDXプラットフォームの「テックタッチ」|シリーズAラウンドで5億円の資金調達を実施

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ITシステム利用定着・高度活用を通して企業のデジタル・トランスフォーメーションを支援するSaaS「テックタッチ」を開発するテックタッチ株式会社は、DNX Ventures、Archetype Ventures、DBJキャピタルなどを引受先とした、第三者割当増資により5億円の資金調達を実施した。DNX Ventures、Archetype Venturesは、これまでの持分を大幅に引き上げるフォローオン投資、DBJキャピタルは新規投資だ。なお、今後追加でベンチャーデットによる数億円の資金調達を予定しているという。

「テックタッチ」の特徴

テックタッチは、稼働しているwebシステムに対してリアルタイムで画面上に操作ナビゲーションを表示することで、システム運用の現場のストレスを最小化できるソリューションだ。データの正確性改善にも寄与する入力フォームへの入力制限等の諸機能や、将来的に実装を予定している入力プロセス自動化など、今まさに求められている大企業のデジタルトランスフォーメーションを根幹から支えるプラットフォームを構築している。

テックタッチ導入の主な効果は以下の通りだ。

(1)システム定着化によるDX浸透の支援

(2)入力データ品質改善によるデータ利活用の促進

(3)問合せ・差戻し削減による組織の生産性改善

クライアントは主に、「新規にシステムを導入・刷新しようとする企業」「デジタルトランスフォーメーションを推進している企業」「顧客向けのシステムを公開中で、オンボーディング・問合せに悩んでいる企業」とのこと。ローンチから1年強でユーザー数は8万名を突破し、まもなく9万名に到達する見込みで、利用顧客数は数十社におよび、ほとんどすべてが大企業だという。

引受先のコメント

■DNX Ventures マネージングディレクター 倉林 陽氏

前回のシードラウンドに続いて、今回のSeries Aラウンドでテックタッチへの継続投資が実行できたことを嬉しく思っております。テックタッチの提供するプラットフォームは、DXの根幹となる「ヒトがソフトウェアを使いこなす」ことに焦点を当てたアプリケーションとして、正式ローンチ以降、大手企業様を中心に高い評価を受けてきました。労働力問題を解消し、企業競争力を高めるDXが日本企業にとって不可避となった状況の中で、テックタッチが日本のDXを牽引する存在になることを期待しております。

■Archetype Ventures, Managing Partner 福井 俊平氏

クラウド化の促進やAIの導入など様々な手段が出てくる中で、一番重要な要素はそれらを活用する人であるとの認識が強くなってきていると感じます。システムやツールを導入するだけでは業務変革はおろか業務効率にも繋がらず、それらを人が如何に活用するかがDXの共通のPainとなってきている今、またコロナ禍において新しい働き方をしながら効率よくシステム導入・定着をさせなければいけない今、正に企業のDX化をDXするテックタッチへ追加出資させて頂くことで日本企業が抱える社会課題の解決につながると期待しております。

 

■DBJキャピタル 鈴岡 大明氏

Webシステムの利用定着や高度利用を支援するテックタッチは、組織全体のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を加速させるソリューションだと考えています。収益面でのポテンシャルと社会的意義の大きいそのビジネスの更なる発展を目指して、今回ラウンドで新たに投資をさせて頂きました。大手事業会社での導入も進んでおり、エンドユーザーが様々なシステムに触れる機会が今後益々増えていく中で、テックタッチが日本の競争力強化の要となることを期待しています。

※関連リンク:プレスリリース

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