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津名漁業協同組合佐野支所×稲畑ファインテック×BLUABLE、淡路島で初のJブルークレジット®認証取得 わかめ養殖を軸に持続可能な漁業モデル構築へ

津名漁業協同組合佐野支所×稲畑ファインテック×BLUABLE、淡路島で初のJブルークレジット®認証取得 わかめ養殖を軸に持続可能な漁業モデル構築へ

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淡路島において初となるJブルークレジット®認証が誕生した。津名漁業協同組合佐野支所の漁業者、食品を扱う商社の稲畑ファインテック株式会社、スタートアップのBLUABLEが連携して推進する「淡路島わかめブルーカーボン地域創生プロジェクト」が、わかめ養殖によるCO₂固定を対象に認証を取得。あわせて、ブルーカーボンクレジットの販売も開始されている。

本プロジェクトは、わかめ養殖によって吸収・固定されたCO₂をカーボンクレジットとして可視化し、漁業収益の向上と地域経済の活性化、そして持続可能な漁業モデルの構築を目指す取り組みだ。

わかめ養殖によるCO₂固定を評価

今回取得したのは、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)が認証・発行・管理する「Jブルークレジット®」。ブルーカーボン生態系が吸収するCO₂のうち、長期にわたり海洋に貯留される分を科学的に評価・算定する仕組みだ。

認証の対象は、淡路島・佐野地区におけるわかめ養殖によるCO₂固定。認証期間は2022年5月1日から2025年4月30日までで、認証量は12.4t-CO₂。淡路島では初のJブルークレジット®認証取得となった。

高齢化・気候変動という課題 地域漁業の持続性が問われる現場

佐野地区は紀淡海峡を望む穏やかな海域に位置し、山から流れ込む栄養分と豊富な日照により、肉厚で柔らかな高品質の「淡路島わかめ」を産出してきた。一方で、漁業者の高齢化や担い手不足が進行。加えて、かつて地域の重要な収入源だった「いかなご漁」は、気候変動の影響で漁獲量が大幅に減少している。

こうした状況を打開すべく、津名漁協佐野支所の漁業者が中心となり、企業との連携による新たな収益モデル構築に乗り出したのが本プロジェクトだ。

漁業者が海上での養殖作業を担い、地元水産加工会社が加工を担当。稲畑ファインテックが種苗生産や流通・販売を支え、BLUABLEがわかめ養殖によるCO₂固定量をクレジット化する知見を提供する。これにより、漁業収入の安定化と環境価値の両立が図られている。

環境教育にも展開 「海を学ぶ場」を地域に開く

本取り組みは、経済面にとどまらない。2017年に廃校となった小学校を活用し、淡路の海やブルーカーボンを学べる展示室を2025年1月に開設。地域住民や観光客、小学生を対象とした環境教育にも力を入れている。わかめ養殖によるCO₂固定という取り組みを、次世代に伝える場づくりも進んでいる。

今回の認証取得を契機に、「淡路島わかめ」のブランド価値向上とともに、ブルーカーボンクレジット販売による収益を地域漁業へ還元していく方針だ。環境価値を経済価値へ転換し、漁業を未来へつなぐモデルとして、全国の沿岸地域からも注目を集めそうだ。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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