【名古屋発、宇宙ベンチャーのPDエアロスペース】 シリーズAの資金調達が総額7.4億円に到達
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愛知県名古屋市に本社を置くPDエアロスペース株式会社は、シリーズ A 資金調達ラウンドでの累計総額が7.4 億円となったことを発表した。新たに、双日株式会社、および株式会社OKBキャピタルの計2社を引受先とする総額1.0億円の第三者割当増資を実施した。 なお、この資金調達により同社は、一層の開発体制の強化を行い、高度 100km 到達および帰還が可能な「完全再使用型無人サブオービタル機」の開発を続けていくという。
PD エアロスペースについて
PDエアロスペース株式会社は、2007年に代表取締役＆チーフエンジニアの緒川修治氏によって設立された宇宙ベンチャーだ。民間主導で「宇宙飛行機(スペースプレーン)」の開発を行い、宇宙旅行や宇宙 太陽光発電所建設など、民需としての宇宙利用の拡大を目指している。ジェットとロケット、二つの機能を持つ “燃焼モード切替エンジン”が最大の技術特徴で、2012年には特許も取得している。
当面の目標は、高度 100km 到達および帰還が可能な「完全再使用型無人サブオービタル機」の開発だが、将来的には宇宙旅行を可能にする、有人宇宙飛行機を完成させることも目指している。なお、代表の緒川氏は、三菱重工やアイシン精機にて航空機や自動車関連部品の開発経験を持つ。また、JAXA有人閉鎖環境実験にも参加するなど、宇宙や輸送領域への造詣が深い。
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（eiicon編集部）
