オープンAPIが大活躍する 「金融サービス仲介業」
2020年3月に「金融サービスの利用者の利便の向上及び保護を図るための金融商品の販売等に関する法律等の一部を改正する法律案」という名称の法案が提出されました。この法案が施行されれば、新たに「金融サービス仲介業」という制度が創設されることになります。
現在、スマホが広く普及し、オンラインで各種金融サービスの提供が広く行われています。仕事や生活が多様化しており、利用者がさまざまなサービスの中から、自分に最適なものを選べることを目的とした金融サービス仲介業は、大きな注目を集めています。
金融サービス仲介業はこれまで縦割りだった銀行、証券、保険のサービスをまとめるものです。これまで事業者は銀行サービスであれば銀行代理業者、証券サービスであれば金融商品仲介業者、保険サービスであれば保険募集人、保険仲介人など、それぞれに代理、仲介を行うための許可や登録の手続きを行い、それぞれの規制に対応する必要がありました。
この金融サービス仲介業が創設されれば、事業者は「金融サービス仲介業」にだけ登録すれば、銀行、証券、保険の仲介ができるようになります。事業者はスマートフォンなどのアプリなどを使って、それらのサービスを横断的に仲介する金融ワンストップサービスを提供できるようになるのです。
奥間 裕子マネーツリー株式会社
2007年 SBIグループに入社。SBI証券でリテール営業と企画業務を約6 年経験。主に金融商品仲介業事業の立ち上げに携わる。その後、グループ内のSBIマネープラザへ転籍。証券・保険・住宅ローンをワンストップで取り扱う代理店事業のマーケティングに従事する他、マネーセミナーやIRセミナーの企画・運営を5年間担当。2018年8月にマネーツリーへ入社。企業向け金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」のマーケティングを担当。
マネーツリー株式会社
Product Marketing