起業ストーリー【福祉実験ユニット|ヘラルボニー】
はじめまして、株式会社ヘラルボニー・副代表の松田文登と申します。一卵性の双子である代表の松田崇弥と2018年に株式会社ヘラルボニーを設立しました。
当社ウェブサイト上にも起業ストーリーを掲載していますが、「eiicon」というプラットフォーム上で発信するのは初めてなので株式会社ヘラルボニーの起業ストーリーを書いていきたいと思います。
ヘラルボニーは、
私たち双子に4つ上の兄がいたことから誕生しました。
兄には、自閉症という先天性の障害があります。彼はもちろん、笑います、悲しみます、怒ります、そして、涙を流します。
敢えてカテゴライズするならば、私たち”健常者”と同じ感情を抱きながら、当たり前に毎日を平和に過ごしています。
しかし、兄はよく「可哀想」と表現されることがありました。
同じ感情を抱いているにも関わらず、なぜ「可哀想」なのだろう?
抱く感情に優劣も差別もないのではないか?
幼い頃から強い疑問を胸に、私はいつか知的障害のある方々に関わる仕事がしたいと思い生きてきました。
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“ヘラルボニー”という聞き覚えのないその単語は、自閉症の兄・翔太が7歳の頃に自由帳に記した言葉です。
「はて、何だろうこの言葉は?」早速”ヘラルボニー”という単語をネットで検索してみますが、何ひとつヒットしないのです。
世の中にとっては何の意味も持たない言葉かもしれない、
けれども、7歳の頃の兄にとっては、言葉の耳心地・響きが良かったのかもしれない、言葉の字面が良かったのかもしれない、
きっとなにか心に引っ掛かるものがあったからこそ、ヘラルボニーと記したと思うのです。
福祉実験ユニット|株式会社ヘラルボニー
代表取締役副社長 松田文登
松田文登株式会社ヘラルボニー
代表取締役副社長。チーフ・オペレーティング・オフィサー。大手ゼネコン会社で被災地の再建に従事、その後、双子である代表の松田崇弥と共にへラルボニー設立。自社事業の実行計画及び営業を統括するヘラルボニーのマネジメント担当。岩手在住。双子の兄。日本を変える30歳未満の30人「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN 2019」受賞。
株式会社ヘラルボニー
代表取締役副社長