1. Tomorubaトップ
  2. ブログ
  3. オムディア(Omdia)調べ:LCD TV ディスプレイの加重平均サイズが初めて50インチを突破
オムディア(Omdia)調べ:LCD TV ディスプレイの加重平均サイズが初めて50インチを突破

オムディア(Omdia)調べ:LCD TV ディスプレイの加重平均サイズが初めて50インチを突破

jp.prnasia.com

ロンドン, 2023年8月1日 /PRNewswire/ -- OmdiaのLarge Area Display Market Trackerの新しい調査によると、2023年5月にLCD TVディスプレイの月間出荷加重平均サイズが初めて50インチディスプレイサイズを超えました。Omdia の調査は、TV ディスプレイの購入と販売におけるサイズの大型化という不可逆的な傾向を浮き彫りにし、ディスプレイ製造業界がエリアの観点から自社の生産能力を消化するための前向きなシグナルを示しています。

LCD TV Display shipment weighted average size (inches)

LCD TV Display shipment weighted average size (inches)

2022年はTV ディスプレイとOEMメーカーに対して壊滅的な年度であり、TVディスプレイの需要は台数とサイズともに毎月減少して来ます。しかし、パネル価格が22年第3四半期に底を打ったため、パネルメーカーはTV用パネルの大型特化、特にGen8.5工場で生産される55インチと85インチ、Gen10.5工場で生産される65インチと75インチに特定しています。続いて、大型TVの需要は22年第4四半期から一貫して大幅に回復し、2023年まで徐々に回復していきました。

LCD TVディスプレイ出荷の加重平均サイズは、2022年8月に46.8インチでしたが、2022年12月には49インチに回復し、2023年3月には49.5インチ、2023年5月には初めて50インチを超え50.2インチとなりました(BOE、ChinaStar、CHOT、LG Display、Sharpなどのディスプレイ メーカーで記録されています)。

大型テレビの需要増加は、より優れた画質と視覚性能を求める市場ニーズを反映しています。これら大型テレビは、ミニLEDバックライトとディミングコントラスト比、クォンタムドットによる広色域化、高リフレッシュレート、さらにGOA(Gate on Array)ディスプレイドライバーIC技術によるスーパースリムなベゼルなどの機能を備えています。これらの先進的な機能が、市場で高い人気を博している要因です。

Omdiaのディスプレイ部門の主幹アナリストであるDavid Hsiehによると、「「Omdiaは、テレビディスプレイの交換周期が、ユニットベースの交換からエリアベースの交換に変わり、6〜7年から4〜5年に短縮すると予測しています。消費者は大型テレビが購入すべきものだと納得しており、エンドユーザーは小さいサイズに戻ることはないという不可逆的なトレンドが生じています。」

また、「大型液晶テレビディスプレイの需要が増加することで、TFT液晶ディスプレイの容量消費が増大し、消費者の要望は長期間にわたり大型ディスプレイ内で優れた機能を求め続けるでしょう。」ともコメントしています。

▽OMDIAについて

Omdiaは、テクノロジー業界に特化した大手調査・アドバイザリーグループである。120を超える国々に顧客を持つOmdiaは、重要な市場データ、分析、アドバイス、カスタムコンサルティングを提供している。より詳しい情報はwww.omdia.com を参照のこと。

▽メディア問い合わせ先

Fasiha Khan / T: +44 7503 666806 / E: fasiha.khan@omdia.com

写真 - https://protect-us.mimecast.com/s/dcFUC82o95fOEgn5jT1xLN5?domain=mma.prnewswire.com

jp.prnasia.comCision PR Newswire

1954年に設立された世界初の米国広報通信社です。配信ネットワークで全世界をカバーしています。Cision Ltd.の子会社として、Cisionクラウドベースコミュニケーション製品、世界最大のマルチチャネル、多文化コンテンツ普及ネットワークと包括的なワークフローツールおよびプラットフォームを組み合わせることで、様々な組織のストーリーを支えています。HP: www.prnewswire.com

Cision PR Newswire

新規事業創出・オープンイノベーションを実践するならAUBA(アウバ)

AUBA

eiicon companyの保有する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」では、オープンイノベーション支援のプロフェッショナルが最適なプランをご提案します。

チェックする場合はログインしてください

コメント0件


    おすすめブログ

    • オムディア(Omdia):通信事業者は通常のビジネスからの脱却を目指す

      ロンドン、2023年6月13日 /PRNewswire/ -- チャイナ・モバイル(China Mobile)は、オムディア(Omdia)のサービスプロバイダデジタル戦略ベンチマークの2023年版で1位になりました。これは、確立された通信サービスプロバイダのビジネスモデルが圧力を受け、多くのCSPが業務のデジタル化、接続性を超えたサービスの開発、新たなビジネス分野への多様化によって対応している中で、12の主要なグローバル事業者グループのデジタル戦略を評価するものです。Digital strategy benchmark scores by service provider 2023チャイナ・モバイルのベンチマークにおけるリードは、最大35点満点中27.5点のスコアであり、高速ブロードバンドを展開し、そのインフラを新しいサービスを開発するためのプラットフォームとして利用した規模の結果です。2位のSKテレコムは、AI企業としての変革を進め、メタバースやアーバンエアモビリティなどの新たな分野でサービスを展開しており、4位のNTTドコモは、テクノロジーとデジタルサービスに強みを持つことから、それぞれのベンチマークに選

      jp.prnasia.com

      1年前

    • オープンイノベーション実践企業5000社を突破、東証一部上場企業の8社に1社が活用

      ■登録企業数5,000社突破!オープンイノベーションプラットフォーム「eiicon」は、「価値ある出

      TOMORUBA公式

      6年前

    • 人でつながるワークプレイスプラットフォーム「TeamPlace」の掲載ワークプレイス数が 100 を突破しました

      株式会社AnyWhere ( 本社:東京都武蔵野市、代表取締役CEO:斉藤晴久、以下AnyWhere ) の運営する、人でつながるワークプレイスプラットフォーム「TeamPlace」の掲載ワークプレイス数が、100を突破したことをお知らせします。AnyWhereは2020年10月から、国内初※の「人でつながる」ワークプレイスプラットフォーム『TeamPlace(チームプレイス)』 (https://team-place.com) のサービスを開始いたしました。※当社調べワークプレイスの場所・人・コトの可視化、資産化を通じて、AnyWhereのビジョン「Live & Work well anywhere: 世界中の誰もが、どこでも豊かに働き生きられる社会へ」、ワークプレイスの魅力を引き出し、世界中の人々の繋がりを提供するというミッションの下、事業活動を行っております。この度、TeamPlaceの掲載ワークプレイス数が100を突破し、5月30日現在で海外を含み125となっています。また、コワーキングスペース運営に携わってきたメンバーの経験、日々多くのワークプレイスとのつながりから得られる知見を活かし、An

      斉藤 晴久

      4年前