JR東日本スタートアップとAIチャットボットサービスのtriplaが資本業務提携、旅をサポートするサービスを拡大
JR東日本の子会社でベンチャーへの出資や協業を推進するCVCのJR東日本スタートアップ株式会社と、AIチャットボット(自動会話プログラム)とオペレーターが5言語で問合せ対応するサービス「triplaチャットボットサービス」を展開するtripla株式会社は、快適でスマートな旅行サービスの実現とインバウンド観光の促進に向け、資本業務提携することを合意した。
■AIチャットボットによる旅をサポートするサービスを拡大
JR東日本グループでは、利用者の多様なニーズに応え、駅や駅周辺の魅力価値向上に取り組んでいる。こうした中、triplaのサービスは、WEBサイト内にAIチャットボットを設置することで、ホテルやレンタカー、レストランなどの問い合わせや予約を多言語でスムーズに行うことができる。
JR東日本グループは、ホテルなどの問い合わせや予約対応を必要とする施設を多く保有しており、旅行者の利便性を高め、急増する訪日外国人旅行者のニーズにも対応できるサービスに親和性を感じるとともに、実際にホテルやレンタカー予約に導入し、利用者から好評を得たことで、さらなる協業に向けて資本業務提携に至った。
今後は、この提携を通じて、JR東日本グループ内のサービス導入の増加など、利用者の快適でスマートな旅をサポートする鉄道会社ならではのサービスを生み出していくという。
■triplaとは
triplaは、旅行会社・ホテル・旅館・駅・レンタカー・航空会社・レストラン・ゴルフ場・観光施設など、旅行レジャー産業に特化したITサービスを提供するベンチャー企業。宿泊施設のホームページより利用者が問合せをした際に、AIチャットボットと有人多言語オペレーターが宿泊施設に代わって回答を行う「tripla チャットボットサービス」は、インバウンド顧客増・ホテルの高稼働を背景に、急速に導入施設数が増加している。
なお、triplaは2018年度のJR東日本スタートアッププログラムにおける「アクセラレーションコース」の採択企業。2018年には、同チャットボットサービスを一部のホテルメトロポリタンやホテルメッツの問い合わせ対応や宿泊予約に導入し、JR東日本レンタリースでレンタカーの問い合わせ対応や予約サービスとして導入するなど、利用者の快適な旅をサポートするため、協業を進めている。
【triplaチャットボットイメージ】
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(eiicon編集部)