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IHI、オープンイノベーション推進と実験機能の一体化した「IHIグループ横浜ラボ」を開所

IHI、オープンイノベーション推進と実験機能の一体化した「IHIグループ横浜ラボ」を開所

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株式会社IHIは、5月14日、同社の主要生産拠点ならびに技術開発拠点である横浜事業所(神奈川県横浜市磯子区)において「IHIグループ横浜ラボ」を開所した。開所式には同社代表取締役社長 満岡次郎氏をはじめとして、関係者約130名が参列した。

複雑に変化する社会や利用者のニーズに迅速に対応し、環境、エネルギー、産業・社会基盤における諸問題を解決するため、IHIではグループ経営方針に基づくグループ技術戦略を定め、様々な技術開発を進めている。

同社グループの技術開発の中核組織である技術開発本部は、社会や利用者のニーズに即した問題解決力のさらなる向上のため、研究者同士あるいは利用者との相互のつながりや、それぞれの自由な創造力を発揮する環境を整備することで技術開発力を強化し、利用者の課題解決や新たな事業の創出を迅速かつ効率的に行う横浜ラボを建設した。 

5階建てとなる横浜ラボの2階には、利用者が抱える課題解決のためのフロアとして、課題やソリューションについて議論する「共創エリア」、着想をその場で設計・試作し、検証する「ガレージ」、さらに事業部門や利用者と共同で執務し、事業化の検証や開発を行う「プロジェクトブース」などを設置する。

さまざまなノウハウを持つ利用者が自由に交流を深めて新しい発想を生み出し、アイデアを具現化することで、オープンイノベーションを推進するという。

また他の階では、これまで複数の実験棟に点在していた様々な実験室を、化学・バイオ系、材料・物理系などの分野ごとに各フロアに集約することで、研究テーマが異なる専門家同士の交流と新しいアイデアや技術の創出を目指す。

さらに,実験に共通する分析機器や薬品などを一括して管理することにより、設備管理の効率化を図り、研究者が研究に専念できる環境を実現する。

IHIは「技術をもって社会の発展に貢献する」という経営理念のもと、利用者のニーズに寄り添った技術開発力の強化を図り、社会の発展につながる新たな種を蒔き、芽を育て続けていく。そしてものづくり技術を中心としたエンジニアリング力を一層発展させ、利用者の問題解決に貢献していくという。

<「横浜ラボ」概要>

建築面積:3,500m2

延床面積:16,000m2

着工     :2017年8月

竣工     :2018年11月

稼働開始:2019年5月

所在地   :神奈川県横浜市磯子区新中原町1(IHI横浜事業所 技術開発本部内)

【関連画像】

▼新実験棟外観

▼新実験棟内観

※関連リンク:プレスリリース 

(eiicon編集部)

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